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2022年8月5日(日本時間6日・朝10時~ABEMA配信)に米国オクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催される「LFA 138: Farias vs. Tanaka」の前日計量が4日(日本時間5日)に同地にて行われた。
メインイベントのバンタム級戦に出場する田中路教(Team Alpha Male)は135.4ポンド(61.41kg)で計量をパス。対するアリ・ファリアス(ブラジル)も135.8ポンド(61.59kg)で計量をパスした。
フェイスオフでは、0.6ポンドアンダーでパスした田中に対し、0.2ポンドアンダーのファリアスは同階級とは思えないほどのマッスルボディを披露。互いに向き合って視線を合わせた。
フェザー級戦に出場する河名マスト(ロータス世田谷)は、王座戦以外に許容されるプラス1ポンドルールを使わず、リミットちょうどの145ポンド(65.77kg)でパス。対するイラジャ・ジョンズ(米国)は145.6ポンド(66.04kg)でパスしている。
また、メインカードの2試合目に出場する二宮城太(円心空手)は145.6ポンド(66.04kg)、対するニック・タラヴェラ(米国)は143ポンド(64.86kg)と3ポンドアンダーでパスした。
二宮城太は、国際空手道円心会館・二宮城光館長の三男。
城光氏は、極真会館芦原道場時代に第10回全日本選手権優勝、芦原会館米国本部長職を経て、1988年(昭和63年)に、国際空手道円心会館を設立。サバキ空手の普及に努めている。
その実の息子である城太は、3歳から円心空手を始め、世界大会「サバキチャレンジ」で優勝。2018年からLFA等のアマチュアMMAに参戦し、2連敗後に4連勝。2022年6月にLFAでプロデビューし、1R わずか34秒でTKO勝ちを収めている。
その試合で城太は、サウスポー構えから左の下段蹴り(インロー)を効かせ、相手が前足を変えてサウスポー構えになると、二宮も歩いて足を入れ変えオーソドックス構えから右インローを当ててダウンを奪うと、相手の突進をさばいて、右アッパーを効かせてダウンを奪い、最後は空手の残心のように中腰からのパウンドで試合を決めている。
米国籍を持つ二宮のプロ2戦目の相手タラヴェラは、プロ戦績は2勝1敗。さらにアマチュアでも6勝5敗とキャリアを積んでおり、長身を活かした四つ組みからの小外がけテイクダウン、さらに寝技でもリアネイキドチョーク、ギロチンチョークなどのフィニッシュもマークするグラップラーだ。
サバキ理論をMMAで実践する二宮は、組んでくる相手もさばいて自身の空手をケージで見せるか。