13歳の時から格闘技をやっている。アマの試合も合わせれば彼よりずっと経験があると思っている
──なるほど。そんな群雄割拠の世界のバンタム級のなかで、今回、マゴメドフ選手はBellatorのワールドGP1回戦で、エンリケ・バルゾラ選手と対戦します。4月23日のバンタム級ワールドGPワイルドカードで、ロシアのニキータ・ミハイロフを判定3-0で降して、本戦出場を決めたバルゾラについて、どうとらえていますか。
「俺の仲間のミハイロフとの戦いだったから、バルゾラがどういう選手かは分かっているつもりだ。コーチも試合を見ているので対策の指導もしてくれると思う。ケージで向かい合えばどういう選手か分かるよ。
もちろん、バルゾラがUFCでタフな戦をしてきていることは知っている。MMA戦績も18勝5敗2分と10年間のキャリアのなかで積み上げてきた。でも、僕も13歳の時から格闘技をやっているんだ。事情があって試合数は少ないけど、アマチュアの試合も合わせれば彼よりずっと経験があると思っている」"
──2021年8月の前戦から約10カ月間、試合が空きました。その間の準備のなかで、バルゾラ選手とAKAで一緒に練習した事もあったのですか。
「いや、僕はAKAではトレーニングした事ないよ。まあ、今回の試合に向けて、前回の試合から準備する時間があったのは間違いない。それは僕にとって良いことだったよ」
──レスリング出身のバルゾラ選手はスロースターター気味ではありますが、フルラウンドにわたり、レスリングと打撃を融合させ、粘り強いファイトを見せます。勝利のポイントをどのようにとらえていますか。
「フィニッシュに向けて様々な戦略を考えている。たしかに彼はスロースターター気味だけど、それは僕にもそういう部分はある。互いに尻上がりに調子が上がっていくなかで、僕はいくつかトリックを仕掛けようと思っている。それを試合で見せられればと思うよ」
──今回のGPは1回戦から5R制です。それはマゴメドフ選手にとって有利になりますか。
「5Rあるのは凄くいいことだと思っているよ。タイトルマッチの経験は十分にあるから。前回の試合(ラフェオン・ストッツ戦)は3Rしか無かったから物足りなかったんだ」