決勝でストッツと再戦するのが、僕のファイナルミッション
──バルゾラ選手を降したら、その次は、堀口恭司選手に判定勝ちしたパトリック・ミックス選手と対戦します。あの試合はご覧になられましたか。
「まず、パッチーは本当にいいやつなんだ。俺は知っているんだ。なぜなら米国で同じジムで練習していたからね。でもスパーとかを一緒にすることはなかったんだ。“いつかパッチーと戦う日が来るかもしれない”って常に思っていたし、マネージャーも同じ考えだったからね。もちろん堀口とミックスの試合も見たよ。ミックスはいいグラップラーだし、自分もいいレスラーだから、ケージに入ったら“ウォー”になると思うよ」
──ミックス選手のあのバックコントロールから逃げる自信はありますか。
「ミックスがバックコントロールが上手いのは知っている。映像も見たからね。それでも僕には自信がある。何なら、1Rでバックをくれてやってから試合を始めてもいい(笑)。それくらい、極められない自信があるよ。ただ……もう一度言うけど、パッチーはほんとうに良いやつなんだよ。それに、今回、バルゾラは真剣に自分にかかってくる危険でタフな相手だから、バルゾラを飛び越えて次のことはあまり考えたくはないんだ。それでももし、自分がミックスと対戦する事になったら……それは戦うしかないってことさ」
──バルゾラ戦が互いにタフな試合になることは、想像できます。そんななか、その先のことばかりを聞いてしまってすみません。今回のGPでマゴメドフ選手とともにGPの優勝候補に挙げられているストッツ選手と決勝で再戦となった場合、どうなると考えますか。
「決勝でもし再び対戦する事になるのであれば──もちろんそうなる事を望んでいるけど──これまでないほどの練習をするだろう。やり返したいし、ベルトも獲りたい。決勝でヤツと対戦するのが、僕のファイナルミッションでもある」
──前回の試合では、マゴメドフ選手のテイクダウンがストッツに封じられました。それについてどう改善すべきと考えましたか。
「テイクダウンしたかったけど、ホールドできなかったのが敗因だ。再戦の時は打撃で攻勢に立って、レスリングに持ち込んでしっかりドミネートしてやるよ。次、戦うことになれば、5Rになる。それは滅茶苦茶いいよ。5R通して戦争になるだろうな。その試合に向けて本当に念入りに準備をするよ。“25分の完全戦争”だからな」
──そのスタッツ選手がフアン・アーチュレッタ選手を左ハイで倒したことについて、驚きはありましたか。
「全く驚きはしなかったよ。よくできた試合だった。ストッツの打撃のタイミングも良かったし、それでアーチュレッタを沈めることが出来た。これは“ファイト”だから、何が起きても驚かないし、パンチが綺麗に入ろうが、ヘッドキックが入ろうが、それが試合だろ?」
──たしかにそうですね。その確率を少しでも高めるために練習があると。
「今回のGPはたくさんのいい選手がいる。個人的な感情は何もないけど、最終的に勝つのは“一番練習を積み重ねた選手”だと思う。なので、ゲームプランは特になく、ただハードに練習をして準備をするだけ。そうすれば目の前が開けていくのが見えてくると思う。GPのチャンピオンになる為なら何でもするよ。勝つ為ならどんなトレーニングもする。ただ、GPの結果は、自分でもなんとも言えない。結局のところ神だけが知っているのだと思う」
──では、最後に今回のBellatorバンタム級ワールドGPに向けた、意気込みをファンにお聞かせください。
「日本のファンの皆さん、次の試合を是非見てください。日本の選手のことは、PRIDEの時から見てるから知っています。僕も日本で、いつの日か試合をしたいと夢見ています。その夢が叶うのを楽しみにしています。応援ありがとう!」
#bantamweightWGP
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) June 23, 2022
アンダーカードを勝ち上ったエンリケ・バルゾラと対戦するマゴメド🐯マゴメドフから日本のファイトファンへメッセージ!
「いつか日本で試合がしたい🐯」
спасибо🤗 @magomedovtiger1#Bellator282 @BellatorMMA
👀 #UNEXT