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レポート

【UFC】前進エメットが有効打で優るケイターにスプリット判定勝ち、セラーニvs.ローゾンは3度目の中止に、ホランドがミーンズをダース葬、バックリーがデュラエフ降す

2022/06/19 10:06

【中止】

▼ライト級 5分3R
ドナルド・セラーニ(米国)36勝16敗(UFC23勝13敗)155lbs/70.31kg
ジョー・ローゾン(米国)28勝15敗(UFC15勝12敗)154.75lbs/70.19kg


※配布された公式写真は前回の公開計量時のものだった。(C)Zuffa LLC

 両者の試合はもともと4月30日に組まれていたが、非公開の理由により、5月7日の『UFC 274』に延期。『UFC 274』でも試合当日にセラーニの計量クリア後のタコスによる食中毒(※ダナ・ホワイト談)で中止になっていた。

 そして、3度目の正直となったテキサスで同じカードが組まれたが、今回はセラーニがトラブルとなった。

 水抜きが影響したか、本計量をクリアしたローゾンの左ヒザが動かなかったという。

 両膝の半月板損傷に悩まされてきたローゾンは、自身のSNSで「またヒザをやってしまった。公式計量後に座って靴下を履いた、そうしたらヒザがロックアウトした。左ヒザに体重をかけられないからだ。立っていられない。何も出来なくなって、どうにかしようと思ったけど、どうにも出来なかった。6カ月間のキャンプをしたし、心が折れそうだ。前回はカウボーイ(セラーニ)が戦えなくなり、今回は僕が戦えなくなった。カウボーイにもみんなにも申し訳ない。ほんとうに最悪だ」

 ローゾンは試合当日にもインスタグラムを更新。ホテルの部屋のなかで軽く歩き、小さくジャンプする姿を公開している。

 ともにベテラン同士、計量をクリアした後のキャンセルに“呪われた”カードの4度目のマッチアップはあるか。

 セラーニはMMA36勝16敗(UFC23勝13敗)と、ジム・ミラーとアンドレイ・アルロフスキーと並んでUFC史上最多23勝をマーク。直近で5敗1NCと白星から遠ざかっているが、単独1位のUFC24勝目を挙げることができるか注目されていた。セラーニ自身は、WEC&UFC50戦(次戦で48戦目)での引退も視野に入れていた。

 対するローゾンも、MMA28勝15敗(UFC15勝12敗)のベテラン。2017年1月にマーチン・ヘルドにスプリット判定勝ち後、オクタゴン3連敗。2019年10月にジョナサンン・ピアレスに1R TKO勝ちで再起して以降、試合から遠ざかっていた。

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