▼第7試合 GRACHAN無差別級 5分2R
〇荒東 怪獣キラー 英貴(パラエストラ大阪)
[判定3-0]
×瓜田幸造(掣圏会 瓜田道場)
荒東は身長173cm 、体重135kgの身体を持つタイMMA逆輸入ファイター。昨年4月にはメガトン級を代表する選手で“Mrメガトン”と呼ばれた誠悟に判定勝利を収めている。戦績は5戦無敗。対する瓜田は2016年10月の『GRACHAN25×BFC vol.2』で川口雄介に判定負けを喫して以来、約6年ぶりの参戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。荒東は左ローをかわして右ローを当てる瓜田。さらに左インロー。荒東がプレッシャーをかけると、瓜田は左回り。荒東の右フックをかわし、左に回りながら右ストレート! 荒東は右アッパーで追う。瓜田は再び右の打ち下ろし。
さらに左フェイントから右フック、右ロー。荒東の詰めにサークリング。出入りで右を突く。左ハイを打つ荒東は左ミドルをヒット! 詰める荒東のジャブに瓜田も素早い右から左を入れる。
荒東の左の蹴りに右ストレートをヒットさせる瓜田。荒東は左目尻から少し出血。瓜田は荒東の右フックの内側を左ジャブで突く。しかし追い足を止めない荒東も右から左フックをテンプルに当てると、瓜田は後退。左で差しての組みに勝ち上げて首投げを狙うが、ここは瓜田が残す。
左ミドルハイを右腕に当てる荒東。その詰めに左フックを返す瓜田。ヒット数は瓜田も、1発が重い荒東は、瓜田の右ローにパンチを合わせて前に出ると、さらに瓜田の左ローに右フック!
これでダウンした瓜田はガードポジションに。残り10秒をガードで凌ぐもゴングにすぐには立ち上がれず。
2R、先に詰める荒東が右フック、さらに右ストレートでダウンを奪う。瓜田はすぐに足を手繰って立ち上がり。マウスピースを吐き出した瓜田に試合が止まり、レフェリが戻す。互いにローが交錯。
詰める荒東に右フックを当てる瓜田だが、構わず詰める荒東。右回りで右ローを当てる瓜田を追う。左ジャブ、左ローを突くが、詰める荒東は、左ミドル。しかし瓜田も左ジャブを当て、バックヒジ狙い。右から左に繋ぐ荒東だが、瓜田はサークリング。
荒東の右に、ワンツースリーと突く瓜田。はじく荒東だが、インローをもらう。右ローの打ち合いから右から左の逆ワンツーを当てる瓜田。
しかし体格差で優る荒東は下がらず。笑顔を見せながら左から右フックを強振。金網に詰めると、瓜田のバックヒジの打ち終わりに右フック!
ダウンした瓜田に中腰からパウンド。さらにサイドを奪い、左腕を足で押さえてパウンド連打。右で差して鉄槌を連打するが、背中をつける瓜田も両手を伸ばして決定打を防いで残り1分を凌ぎ、荒東のラッシュに蹴り上げも。ゴング。
判定は3-0で荒東が勝利し、MMA6勝無敗に。GRACHAN初の無差別級王座を懸けたトーナメントの本命となるか。