キックボクシング
レポート

【RISE】中野椋太が稲井良弥を寄せ付けずKO勝ちで新王座に、華麗なるテクニックで宮崎小雪が圧勝の初防衛、憂也がJを圧倒KO、木村“ケルベロス”颯太はダウンを奪って2連勝

2022/05/29 20:05

▼第8試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
〇憂也(魁塾/同級3位、第2代DEEP☆KICK-65kg王者)
KO 2R 0分52秒 ※3ノックダウン
×J(TSK Japan/WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、第2代BOMミドル級王者)


 憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。しかし、2021年2月のRISEでは“ブラックパンサー”ベイノアに延長戦の末に判定で惜敗。7月の『NO KICK NO LIFE』では緑川と再戦してドロー、11月のねぎ魔神には判定勝ちを収めた。戦績は26勝(12KO)13敗3分。


 JはBOMの常連ファイターで、WMC日本スーパーウェルター級王座、ルンピニージャパン同級王座、WMCインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得。パンチ、ヒジを得意とし、4月にはBOMミドル級王座決定トーナメントで松島勲也を延長戦の末に判定で振り切ったが、決勝戦で喜多村誠に判定負け。しかし12月の喜多村との再戦では判定3-0で勝利しタイトル奪取&リベンジに成功した。


 1R、憂也は強い右ローを蹴ってジャブを突く。そしてボディから顔面へのコンビネーション。さらに左三日月も突き刺す。Jは右前蹴りで応戦するが、憂也のボディ、左ミドルをもらう。終盤、ジャブから左ボディを強打した憂也はもう一度左ボディ。憂也のパワフルな攻撃が目立った。


 2Rが始まってすぐ、右フックをヒットさせた憂也は左右の連打でガードを固めるJをめった打ちにし、ダウンを奪う。続いtえ飛びヒザ蹴りで2度目のダウンを追加。最後は右フックでグラついたところでレフェリーがストップ。憂也が攻撃力の高さを見せつける快勝を収めた。


 憂也はマイクを持つと「ちょっと実力の差を見せつけられたんじゃないでしょうか。RISEの70kgを僕が引っ張っていくので注目しておいてください。コロナで王者のイ・ソンヒョン選手が来れませんでしたが、来れるようになったら挑戦者決定戦でもして挑戦させてください」とアピール。さらに「THE MATCH、RISEチーム全勝で頑張ってください」とエールを送った。

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