ムエタイ
レポート

【スックワンキントーン】石井一成がIBFムエタイ世界王座を獲得、バックスピンキックで鮮やかKO勝ち

2019/06/12 22:06

▼第6試合 スックワンキントーン スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
〇44ユウ・リバイバル(リバイバルジム/元ムエタイオープンバンタム級王者)
判定3-0 ※49-48、49-47、49-47
×高橋茂章(KIX)
※44ユウが初代王座に就く。


 1Rは様子見。2Rになると高橋がパンチで前へ出て、ユウがヒジで迎え撃つ展開。3Rも同様だが、ユウは蹴りで距離を取り、高橋が入ってくるとヒジ、組んでのヒザ。


 4Rも前に出てパンチを放っていく高橋の右フックがクリーンヒット。その後もどんどん前へ出てパンチを当てに行く。ユウは首相撲で防ぐが手数が出ない。5Rはユウが蹴って組んでのヒザ蹴りに持っていく。これで高橋のパンチを封じ、ユウが初代王座に就いた。

▼第5試合 スックワンキントーン女子ミニフライ級タイトルマッチ 3分3R
×狂猫YOKKO(Bring it on パラエストラAKK/チェンマイスタジアム女子ライトフライ級王者)
判定0-3 ※三者とも29-28
〇KOKOZ(トライハードジム)
※KOKOZが初代王座に就く。


 1R、KOKOZはパンチで前に出てくるYOKKOを首相撲で捕まえてのヒザ蹴り、ヒジ打ち。離れるとミドルを蹴っていく。YOKKOはパンチを当てたいが距離がとれない様子。


 2R、YOKKOは距離を詰めてパンチを打ちに行くがKOKOZはヒジとミドルで応戦。YOKKOは首相撲で押し込んでいこうとするが、攻撃につながらない。


 3R、前に出るYOKKOをミドルとパンチで迎え撃つKOKOZ。途中、YOKKOの右をもらうがそれ以外は攻撃をもらうことなく相手の前進に攻撃を合わせ、KOKOZが判定勝ちで初代王座に就いた。

▼第4試合 60kg契約 3分3R
〇シンダムOZジム(OZジム/元スーパーバンタム級ラジャダムナンスタジアム王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
×リク・シッソー(トースームエタイシンジム/WMC日本スーパーフェザー級王者)


 1Rは様子を見たシンダムは、2Rになるとギアを上げて左右の強烈なミドルをヒットさせる。さらにヒジも繰り出す。蹴り足をキャッチしての投げも見せた。3R、シンダムは前蹴りを多用してリクのパンチを防ぎ、ミドルは必ずキャッチしてのパンチか崩しに行き、リクの攻撃を防いで判定勝ちした。

▼第3試合 53.6kg契約 3分3R
〇壱 センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニージャパンバンタム級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
×宮坂桂介(ポンムエタイジム/天下一バンタム級王者)


 1R、サウスポーの壱は左のローとミドルで序盤は攻め、中盤を過ぎると左ストレートから右フックにつなぐ。宮坂も壱の蹴りに右を合わせにいった。


 2Rは両者ヒジを繰り出し、組んでもヒジとヒザの応酬。壱の左ヒジが頭部に、左右ボディブローとヒザが宮坂のボディに決まる。


 3R、ヒジを狙う宮坂は組むと首相撲からのヒザ蹴り。これが鋭角的に壱のボディに突き刺さり、かなり壱は消耗した様子だったがヒジとパンチで対抗し続け、壱が判定勝ちを収めた。

▼第2試合 63.5kg契約 3分3R
―バイパイ ヨータラックムエタイ(タイ/ヨータラックムエタイ)
試合中止 ※白木が怪我で欠場のため
―白木 幹(ウィラサクレック札幌)

▼第1試合 58kg契約 3分3R
〇レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
判定2-1 ※29-28、29-30、29-28
×睦雅(ビクトリージム)


 1Rから強いローを蹴り合い、レンタは右ロー、睦雅は右ストレートを放っていく。レンタは強い右ロー連打。2Rはレンタがボディを中心に攻める。3Rは最初から激しい打ち合いとなり、両者のパンチとヒジが交錯。右をしっかり当てていった睦雅だが、レンタが2-1で判定勝ちとなった。

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