▼スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
―ルンキット・ウォーサンプラパイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者)
勝敗なし
―梅野源治(PHENIX/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)
スペシャルエキシビションマッチでは、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者ルンキットと元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野が拳を交える。ルンキットはRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES』の-58kgトーナメント、梅野は-61kgトーナメントに参戦中。
2分2R、激しい蹴り合いを見せた両者。梅野は「ルンキットと僕はRISEで世界トーナメントに参戦しています。お互いに準決勝を控えている中でこのような素晴らしい機会を与えてくれてありがとうございます。僕はRISEの世界チャンピオンになってまたムエタイにも戻って、2つのルールを両立させて2つのルールで結果を出したいと思います」とあいさつ。
ルンキットは「日本のムエタイファンの皆さんと会えてとても嬉しいです。梅野選手とのエキシビションはとても楽しかったです。必ずトーナメントで優勝しますので応援お願いします」とアピールした。
▼第8試合 スックワンキントーン スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
〇石川直樹(治政館/元新日本キックフライ級王者、現ジャパンキックフライ級王者)
判定3-0 ※三者とも49-47
×蓮沼拓矢(ノーナクシン東京)
※石川が初代王座に就く。
1R、石川が右ハイを浅くヒットさせれば、蓮沼は左ボディブローをお返し。石川の蹴りvs蓮沼のパンチという戦前の予想通りの図式となりそうなことを予感させる始まりに。
2R、蓮沼は左右フックからのロー、石川はハイキックを見せつつのロー。蓮沼は石川が入ってくるところに左右のパンチを合わせる待ちの戦いを見せる。
3R、石川は前へ出てのヒザ蹴りと組んでのヒザ蹴りに持ち込む蓮沼はパンチで迎え撃つ。蓮沼のパンチが石川を捉える場面もあるが、石川のヒジ・ヒザが目立った。
4Rも組みに行く石川だが、蓮沼も右の強打で反撃。石川のヒジとヒザ、蓮沼の右フックが交互にヒットする。石川の首相撲からの崩しも見せた。
5Rは蓮沼がパンチで前へ出る。離れて蓮沼の右のパンチ、組んで石川のヒザという展開。前に出て攻めまくる蓮沼が勢いで押したが、ヒザ蹴りで試合をリードした石川が判定勝ちで初代王座に就いた。
▼第7試合 スックワンキントーン ライト級タイトルマッチ 3分5R
〇雅 俊介(PHOENIX/ムエタイオープンライト級王者)
判定3-0 ※49-48、49-47、49-47
×永澤サムエル聖光(ビクトリージム/元新日本キック ライト級1位)
※雅が初代王座に就く。
1Rはローの蹴り合い。永澤は徹底して左ローを狙い撃ちし、雅は右ローを返す。両者ともワンツーにつなげていく。
2R、雅が右のパンチを連続ヒットさせ、組み付くと右ヒジで右目上をカットに成功。ドクターチェックとなる。再開後、顔面とボディにパンチを打つ永澤だが、雅が右をヒットさせて連打に持ち込むなど優勢に。
3R、雅が前蹴りとミドルで距離を取り、パンチを当てていく展開に。永澤もパンチを打ちに行くが雅の手数に押される。
4R、永澤はパンチを打ちに行くが、雅は右ローをしつこく蹴り、ジャブと前蹴り、ミドルで距離を取る。
5R、右へ回り込みながら右ローを蹴っていく雅が、右ストレート、左フックもヒットさせる。打ち合いにもっていきたい永澤だが、ステップを使って動き回る雅を捉えることができない。前に出る永澤のパンチをかわしながらローとパンチを当てていき、最後は永澤が突進したが時すでに遅し。雅が判定勝ちで初代王座に就いた。
雅はマイクを持つと「今はK-1とかRISEとか、武尊選手とか天心選手が目立っていますが、僕は逆行してムエタイで頑張っていきます」と、ムエタイに懸けるとアピールした。