「正直なところチャンピオンより俺の方が強いと思う」(朝倉)
そんななか、2021年6月にクレベル・コイケに一本負け後、萩原京平、斎藤裕を相手に連勝中の朝倉未来が、牛久との対戦をSNSでアピールした。
「牛久、男が簡単に泣くなよ」「正直なところチャンピオンより俺の方が強いと思うね。でもってチャンピオンより強いのがチラホラいるな」「格闘技はいいねやっぱり。熱がある」「牛くんとタイトル無しでケージでやりたい」(朝倉)
牛くんとタイトル無しでケージでやりたい
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) April 18, 2022
さらに、5月5日の『RIZIN LANDMARK vol.3』では、クレベル・コイケvs.萩原京平の試合が決定。RIZINで、カイル・アグォン、摩嶋一整、朝倉未来、佐々木憂流迦を全員、一本に極めているクレベルは、「タイトル挑戦の前に1試合挟みたい」として、3月に弥益ドミネーター聡志に敗れた萩原との試合を、王座戦前のチューンナップファイトにするつもりだ。
牛久は、朝倉未来の言葉について「僕もこみ上げるものがあって……最近泣いてばっかりですね。涙腺が緩いのかもしれないですね。前回も泣いていたような気もするので。次は泣かないんじゃないかな」と笑顔を見せると、「とりあえず今回の試合終わって、本当に次のこと考えていなかったので。……面白くなりそうですね」と回答するにとどまったが、「そういうことを言われるってことは、みんな(自分に)勝てると思っているから言うのだと思うので。まあ、皆さんの僕の評価が低いとは感じますね」と、苦笑した。しかし、フェザー級ファイターたちに名指しで対戦を要求される王者は、今回の斎藤戦で、想像以上の器用さ、強い心と身体を見せている。
「1試合、1試合に集中して全てを賭けているので、先のことを逆に考えないようにしていて、とりあえず今日勝ったので、今後のことはこれから考えます」という牛久は、榊原CEOに「僕は“敵じゃない”です」と訴えた思いをあらためて口にした。
「RIZINは僕にとってすごく特別で、RIZINで戦う時はすごく楽しくて。試合前からわくわくしていて。ほんとうに特別な場所だと身体で感じています。リングで言った通り、僕が勇気とか感動を、試合を通して見ている方に体現できたら、と思います。そしたら、何かそれを感じ取って、普段の私生活の中でみなさんの力になったら、僕はすごく嬉しいです。勇気と感動を与えられる、そんなファイターになりたいです」。