リヴェンジしたい。勝てばベルトはついてくる
同日の公開練習では、浅倉カンナが浜崎と伊澤の試合に「ショックでしたね。自分が一番に(浜崎を)倒したかったという気持ちを無しにしても、浜崎さんが負けたのがショックでした。(自分も)新しい選手に飲まれちゃいそうで、そこが怖かったです」と危機感を語っているが、その状況について、浜崎も「そういう選手は多いのかなというのは感じます。負けてしまった私がしっかり受け止めないといけないですが、いい選手がすごく増えているし、これからもっと増えてくるなとは感じています」と、超新星たちの台頭が目覚ましいことを感じている。
そんななかで、3月26日の『ONE X』では、ライバルのハム・ソヒが、新鋭のデニス・ザンボアンガとの再戦で判定勝ち。ベテランの壁を越えさせなかったことについて「やっぱりハムちゃんとは3回も戦って思い入れのある相手なので、そういう選手がほかの団体でも勝ったことは嬉しいです」と語る。
今回、再戦のタイトルマッチのポスターにつけられたコピーは、「美しき復讐か、残酷な返り討ちか」。そこには3試合ともにベルトが賭けられている。
浜崎は「ベルトを意識していないというと何ですが、負けた相手とのリヴェンジマッチなので勝ちたいという気持ちが一番で、勝てばベルトはついてくるのかなと、ただそれだけです。勝てばベルトは戻ってくる。そこまでベルトを意識していないです」と、やり返すことが最大の目的であるという。
そのために、今回の試合のテーマは、「激しさの中にも冷静さを保ち続ける」こと。冷静と情熱の間で戦う浜崎は、リヴェンジを成し遂げることが出来るか。