▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R
〇橋本優大(CAVE)61.65kg
[1R 2分24秒 腕十字]
×宮島夢都希(KRAZY BEE)61.35kg
MMA5勝1敗の橋本ユウタ(優大)は、第1回東海アマチュア修斗フェザー級で準優勝後、大学卒業で就職し格闘技からいったん離れるも、プロへの夢を諦めきれずCAVEの門を叩き、2015年のPANCRASEプロ昇格トーナメントバンタム級で優勝。
フューチャーキングトーナメントでの活躍後、プロデビューから小川隼也、柳澪、小野隆史、ヒロヤを破り4連勝。しかし、2021年9月に実力者・COROに三角絞めを極められ一本負け。プロ初黒星を喫した。前戦は2021年12月に高野優樹にスプリット判定勝ちで再び白星を掴んでいる。
対する宮島もMMA4勝1敗で黒星は、2020年PANCRASEでのネオブラッド・トーナメントバンタム級準決勝での修我戦でのスプリット判定負けのみ。PANCRASEでは高杉遼介、大谷啓元、サイバー遼をいずれもTKOに降している。2021年10月にDEEP初参戦。山本有人をテイクダウン、立ち際ヒザ蹴りを効かせて判定勝利している。
1R、サウスポー構えの宮島は上半身を立てて前足を上げたムエタイの構え、オーソドックス構えの橋本はクラウチングで組みも狙う。左インロー、右前蹴りで牽制の宮島。ワンツーで下がらせて右ミドルを当てると左右連打で金網に詰め、その圧力で崩して上に。
ハーフガードの橋本は上体を立てて立ち上がり。大きな右の飛び込みをクリーンヒットさせると、宮島がダウン! すぐに詰めてボディロック&小外がけテイクダウンは橋本! 背中を見せて立つ宮島は正対。
しかし、四つを絞って小外でテイクダウンの橋本はハーフから右のパウンド。亀になって立とうとする宮島に背後からアームロック狙いから腕十字へ!
左腕を掴まれながら、橋本をまたごうとした宮島を仰向けにさせて右足を宮島の頭下にひっかけて腕十字の橋本に立ち上がりヒジを抜こうとする宮島だが、橋本は手首を掴んで前転させると、同じように脇下の右足は顔にかけずに左足でヒジを支点にさせて挟んで、腕十字を極めた。
試合後、橋本は「ふだん会社員です。こう言ってはなんですけど格闘技は趣味です。でも本気の趣味です。本気で突き詰めればトップにいけるところを見せたいです」と語った。