▼第7試合 DEEPフェザー級 5分2R
〇高野優樹(フリー)66.05kg
[判定3-0] ※20-18, 19-19マスト高野
×高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ)66.25kg
MMA9勝8敗の高野は、レスリング出身。2016年6月に釜谷真のギロチンで一本負けも、2016年11月に沼倉雄太に判定勝ち。2017年3月には若菜千明に腕十字で一本勝ちで連勝も、7月に窪田泰斗に判定負け。10月に城田和秀に1R TKO勝ちを収めて以来、2年間試合から遠ざかっていたが、和術慧舟會HEARTSからハワイのグレイシー・テクニッスク・ホノルルで武者修行を積み帰国。
2019年12月、2年ぶりの試合でいきなり元王者・大塚隆史と対戦するも判定0-3で敗れた。2020年8月には、修斗からDEEPに参戦した笹晋久にギロチンチョークで一本負けで連敗。2020年11月の「DEEP&PANCRASE」大阪大会で赤尾セイジに1R、左右ラッシュから右ハイ、パウンドでTKO勝ち。2021年12月の前戦では橋本ユウタにスプリット判定で敗れている。
対する高塩は、MMA7勝8敗2分も現在2連勝中。2020年12月に「朝倉未来1年チャレンジ」の西谷大成に判定勝ち後、2021年は2月に山本歩夢に腕十字で一本負け。しかし、6月に鬼山斑猫にスプリット判定勝ちすると、2021年12月の前戦では、RIZIN TRIGGERに出場を決めたハリー・スタローンに判定勝ちを収めている。戦績では上の高野に挑むチャレンジマッチで、高野にとっては上位戦線に残るサバイバルマッチとなる。
1R、ともにオーソドックス構え。高塩はボディストレートから前手の左フックもかわした高野。右ハイを掴んでテイクダウンもすぐに立つ高塩。
右フックを掻い潜り組む高野を突き放す高塩。高野も右を強振する。互いに組みが強いゆえに打撃戦に。右回りの高野。
来い、という高塩にダブルレッグテイクダウンは高野も、高塩は強いブリッジから立ち上がる。終了間際、互いに右が交錯。高野がテイクダウンでゴング。
2R、右ボディストレート、さらに顔面に右を当てる高野。追う高塩は左ミドルハイ。さらに右オーバーハンド! ブロッキングする高塩も下がらず。右カーフを当てる。
高野のフェイントからのダブルレッグを切る高塩。右カーフは高塩。さらに右ハイと散らす。右ストレートで前に出ると、高野は右回りで飛び込んでの右。さらに、ノーモーションの右でダウンを奪うと押し込んできた高塩をがぶり。
スイッチから立つ高塩。高塩のダブルレッグには今度は高野が切り、前に出てゴング。判定は3-0(20-18, 19-19マスト高野)で、2Rにダウンを奪った高野が勝利した。