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【RIZIN】王者・牛久絢太郎「前回の勝利がたまたまでないことを証明する」、斎藤裕は「自分のベルトを返してもらう」と奪還宣言

2022/03/10 17:03
 RIZINが、2022年4月16日(土)に東京府中市・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd』、翌17日(日)に同所で『SPASHAN HPS presents RIZIN.35』を、連続開催することを10日、会見で発表した。 『RIZIN.35』では、3つのタイトルマッチを発表。3王座戦ともに再戦となる。  RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者・牛久絢太郎(K-Clann)に前王者である斎藤裕(パラエストラ小岩)が挑戦する。  両者は2021年10月にタイトルマッチで初対戦、2Rに牛久の跳びヒザ蹴りで斎藤がカットされ、ドクターストップによるTKO負け。牛久が王座を奪取した。  斎藤は「とにかく自分のベルトを返してもらうという気持ちが強いのと、あと試合が続いて負傷個所がたくさんあったんですけれど、だいぶコンディションもよくなってきて別人のような気持ちと身体を取り戻して戦いに挑みたいと思います」と、連戦での負傷が癒えてベストコンディションで王座を奪還したいと挨拶。  迎え撃つ牛久は「まずナンバーシリーズに呼んでいただきとても光栄に思います。試合当日は思い切り楽しんで会場を盛り上げます。そして前回は『たまたま』っていう声が凄く多かったんですけれど、ちゃんと実力を次の試合で見せます」と、返り討ちにして前回の飛びヒザ蹴りによるTKO勝利が“たまたま”ではなかったことを証明するとした。  改めて、前回の勝利は偶然ではないことを証明したいのかと聞かれた牛久は「はい、そうです」ときっぱり。「自分の実力を皆さんにしっかり見せます」と胸を張った。  一方、斎藤は牛久戦、大晦日の朝倉未来戦と連敗中でのタイトル奪還戦となった。勝利して勢いをつけてからの方がよかったのでは、と問われると「今がタイミングだな、と思ったので。いつ試合をするというのを選べる立場ではないのを重々承知しているので、このタイミングでやるってことで自分では納得しています。選手を長くやっているとタイトル戦というのはなかなかやりたくても出来ないということをよく分かっていて、それこそいろいろないい選手が試合をして勝ちが続いたりすると、流れが変わってしまったりとかいろいろあると思う。先送りにするよりも組まれた時にやるって気持ちですね」と、オファーが来た“今”こそがタイトル挑戦のチャンスだと捉えているようだ。  これが正念場となることについては「どの試合もリスクがあると思います。対戦相手にもよりますけれど、特に今回は王座戦ということなので、これで負けると選手としての潮目はまた変わるのかなって想いはあります。当日まで自分が勝つことを信じて、強い気持ちを持って臨みたいと思いますね」と、リスクは承知のうえで強い気持ちを持って戦いたいとした。  前回の対戦と互いの最近の試合での印象を聞かれると、牛久は「寝技も打撃も全部が出来るオールラウンダーで、総合が完成されている凄く強い選手ですね。(前回の朝倉戦は)コンディションのこともあると思いますが、凄く強い印象がありました」と評する。  斎藤は「接戦だったとは思いますけれど、しっかり自分の勝つための作戦を遂行している印象がありますね。まだ隠しているものがあるんじゃないかと見ているので、何かまだ持っているような気がしますね」と、牛久の作戦を遂行する冷静さと気持ちの強さ、そしてまだ出していないポテンシャルがあるのでは、と警戒した。
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