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インタビュー

【K-1】K-Jee「1回戦のなかでみんなが一番楽しみにしているカードじゃないか」、サッタリ「たとえ相手が象であっても、百獣の王はライオンだ」

2022/03/09 23:03

サッタリ「このトーナメントは自分がベストだということを証明する舞台」


――無差別級トーナメントの出場が決定して、どんな心境でしょうか?

「今回は“挑戦”という意味ですごくいい機会だと思っている。トーナメントに参加する選手はみなさんすごく強い選手なので、本当にいい機会を与えて頂いて感謝している」

――サッタリ選手はクルーザー級(90kg以下)の試合でも85kg前後で計量をクリアしているので、今回のトーナメントにおいて最軽量の選手です。体重差は気にならないですか?

「対戦相手の体重は重要視していないよ。ファイターが試合でやるべきことは、自分の全てを出して、自分のベストを尽くすこと。それに、たとえ相手が象であっても、百獣の王はライオンなんだよ(ニヤリ)」

――これまで今回のように体格で上回る相手と戦った経験はあるのでしょうか?

「イラン時代に無差別級のトーナメントを戦ったことがあって、その時も1日3試合戦った。ただ今回のトーナメントはそれとは全くの別物・別ステージなので、厳しい練習を積んで臨みたいと思う。今回は賢く戦い、必ず勝つ」

――サッタリ選手はK-1 JAPAN GROUPに参戦して5試合全てをKO勝利ですが、何がそれを可能にしているのでしょうか?

「毎試合終わるたび自分の課題や反省点を分析して、それをその次に活かすということをやっている。そうやって一つずつ一つずつ上達していく。そういう意味では自分は常に学んでいて、まだ成長している最中だと思っている。今回の試合は今までの試合よりもっと厳しいものになると思っているので、今までよりハードに、そしてより考えて準備をしていくつもりだ」

――普段より身体が大きな相手でもKOする自信はありますか?

「全ての試合が難しいもので、試合の中でいかに自分自身、パワー、テクニックをコントロールしていくかが大事なんだ。その中で自分が持っているパンチやパワーが自然に出てくると信じているし、大事なのは“打たせずに打つ”こと。それができれば勝てると思っている」

――“打たせずに打つ”がテーマなのですね。

「今回のトーナメントは自分自身にとっての挑戦だと捉えている。Krushのチャンピオンになることは自分の中で最初のステップだったが、今回のトーナメントはその次の大きなステップという認識で捉えている。このトーナメントが自分にとって大きなステップになることは間違いないし、このトーナメントは自分が一番だ・ベストだということを証明する舞台だとも思っているよ」


――1回戦で対戦するK-Jee選手にはどんな印象を持っていますか?

「元K-1チャンピオンで、とても強くてすばらしい選手だと思う。この試合に限らず、すべてをつぎ込んでこのトーナメントに勝つつもりでいきたい」

――準決勝・決勝の勝ち上がりについてはいかがですか?

「誰が勝ち上がってくるかわからないが、トーナメントの選手すべてが強いのは間違いない。自分にできることは、自分の最高のパフォーマンスを見せて、みなさんに楽しんでもらえる試合をして、この試合に勝つことだと思う」

――このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたい?

「試合によって自分のファイトスタイルは変わるもので、こういうものを見せたいというのは一概には難しい。そのうえで、やはりファンのみなさんが求めているようなエキサイティングな試合をお見せしたい。そのためにこれから厳しいトレーニングを積んでいこうと思う」

――今大会は1993年にK-1が旗揚げした代々木競技場第一体育館で行われ、K-1の原点とも言える無差別級トーナメントが行われます。サッタリ選手はかつてのK-1で好きだった選手はいますか?

「アンディ・フグとバダ・ハリが自分のヒーローだね」

――カード発表会見では中村拓己K-1プロデューサーから「令和のアンディ・フグになってほしい」という言葉もありました。それについてはどう思いますか?

「アンディのように偉大なファイターに自分のことを重ねてもらえたことはうれしい。アンディもそうだし、バダもそうだし、過去のK-1には日本のファンに愛されたファイターたちが数多く存在した。自分もイランから日本に来て、K-1 JAPAN GROUPで試合を続けていて、日本のファンに愛される選手でい続けたいと思う」

――このトーナメントを通して、どんな戦いをファンに見せたいですか?

「試合によって自分のファイトスタイルは変わるので、こういうものを見せたいというのは一概には難しいが、やはりファンのみなさんが求めているようなエキサイティングな試合をお見せしたい。そのためにこれから厳しいトレーニングを積んでいきたい」

――それでは最後にファンの方たちへメッセージをお願いします。

「いつも応援してくださるチーム、友人・家族、ファンのみなさん本当にありがとうございます。みなさんの応援が自分の力になるし、今回のトーナメントにおいて自分のベストの力を出すためにも応援が本当に必要になります。これからも応援よろしくお願いします」

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