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2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナで開催された『RIZIN TRIGGER 2nd』のメインイベントで、佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)に2R 3分22秒、リアネイキドチョークで一本勝ちしたクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が、試合後会見でインタビューに応じた。
試合は、1Rにサウスポー構えから前手の右ストレートでダウンを奪った佐々木だがクレベルを詰め切れず。2Rにクレベルがテイクダウンをトライし組んでスタンドバックを奪うと引き込み、最後はリアネイキドチョークを極めた。
試合後、クレベルは自身を追い込んだ佐々木を讃えながらも、「1回でもミスをしたら自分が勝つ時」と、今回もチャンスを逃さなかったと言い、今後について、「ベルトを持っている牛久(絢太郎)とタイトルマッチをやりたい」と王座挑戦をアピール。再戦を望まれている朝倉未来には「順番を待っていて」と語り、「牛久や斎藤や萩原はランカーだと思うけどまだ対戦していないから戦いたい」と、タイトルマッチを優先し、未対以外の選手と戦いたいとした。
なお、クレベルの要望を受けた、榊原CEOは「クレベルは『タイトルマッチ』と言っていましたが、当然のここまでの4連勝だと思いますし、近いタイミングで、ダイレクトでタイトルマッチになるかは“?(クエスチョン)”ですが、近いタイミングのタイトルマッチのナンバーワンの候補にこれで、なったんじゃないかなと思っています」と語っている。
相手はいつでもKO勝ちのチャンスがある。1回でもミスをしたら、それは自分が勝つ時
──試合後の率直な感想をお聞かせください。
「良かったです。今日、メッチャ嬉しいです」
──対戦後の佐々木憂流迦選手のイメージは変わりましたか。
「ああ、すごい変わったね。最初に私びっくりしたね、彼が最初すごいパワーが強くて私、『ヤバいなー』って(笑)。いまは憂流迦とは問題なくて、彼のことはメッチャ、リスペクトしていて、長い間、すごい仲良くて、前、負けてるけど特別すごく仲がいい。自分たちはいつもメッセージを送り合ってて、彼がUFCに出たときも、前に(彼が)RIZINに出た時も、私はいつも『憂流迦、頑張って』ってずっと(彼が)戦う時に応援していて。でも(そういう相手とも)試合をやるのは、しょうがないかな」
──1Rに佐々木選手のパンチがヒットして、クレベル選手は一回ダウンしました。あの時は……。
「違う。あっちのケージが、ちょっと滑るから。滑っただけ(笑)。ほんとう危なかったね。でもそれはしょうがないな。試合で当たったらそれはしょうがない。ただ、自分の頭がフヤヤフヤで、身体もフヤフヤになっていても、心はまだ(折れてない)、つまり、たしかに時々パンチを受けて身体が崩れてしまうんですけど、自分の魂は相手に向いていて、頭のなかではしっかり準備ができている。それをやるために、全然いつ倒れても問題ない。立ち上がって戦い続ける。そして、いつも自分が言っていることなんですが、相手はいつでもKOで僕に勝つチャンスがあります。でも相手が1回でもミスをしたら、それは自分が勝つ時です。それは、自分が試合を終わらせる時なのです」
──佐々木選手はリアネイキドチョークを一度、回避しました。もう一度行ったのは、そこで仕留められる自信があったからですか。
「それは私が信じているから、ポジションを取れると。1回逃げれられても“いいよ、大丈夫。もう1回出来る、出来るよ”って。最初ちょっとだけ間違えて、その時は彼はちょうどいいディフェンスが出来ていて、彼は良かった。彼は馬鹿じゃないですから。彼は寝技が上手です。みんなには信じていない、見えていないかもしれないけど、彼はオフェンスだけ上手なんじゃない。ディフェンスも上手い。グローブ掴まれて逃られたりするのは、まあ、しょうがないかな。それでも自分にはまだ自信がある。1回やって、2回目また試合をするチャンスがあるとしたら、また自分の一本勝ちです」
──試合が終わったばかりですが、今後の展望を教えて下さい。
「まあ、私、誰でも。次の試合がまだ誰とやるのか分からないですね。牛久(絢太郎)か、もしかしたら朝倉(未来)選手とやるかもしれない。でも、私は牛久と試合をやりたいです。朝倉はもう戦っているから違う人とやりたいですし、(王者の)牛久選手はベルトを持っているから。彼とタイトルマッチやりたいですね。
ただ、それは私では決められないことです。決めるのは榊原(信行CEO)さんです。自分ははずっと待っています。チャンスさえあれば私は、RIZINのチャンピオンになるよ。それは、間違いないです」