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【RIZIN】クレベルがダウン喫するも佐々木憂流迦に一本勝ち、倉本一真が衝撃1R TKO勝ち! アキラが鈴木を完封勝利、山本空良が35秒TKO勝ち! 渡慶次が死闘制す=TRIGGER 2nd

2022/02/23 14:02
SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd 2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナ ▼第13試合 メインイベント フェザー級(66.0kg)5分3R〇クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)[2R 3分22秒 リアネイキドチョーク]×佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)  静岡・浜松・磐田を本拠地とするボンサイ柔術のクレベル・コイケは、MMA28勝5敗1分。2017年5月にマルチン・ロゼクに判定勝ちで第3代KSWフェザー級王者に輝くと、2020年大晦日にRIZIN初参戦。カイル・アグォンにダースチョークを極めてRIZINデビューを飾る。2021年3月に摩嶋一整に三角絞めで一本勝ちすると、6月にも朝倉未来を三角絞めで失神させるなど、3試合連続の一本勝ちも、契約更改で次戦が決まっていなかった。今回が8カ月ぶりの試合となる。鈴木博昭との打撃練習で磨いたヒジ打ち、得意の極めを見せるか。  対する静岡・沼津出身の佐々木は、MMA23勝9敗2分。2014年8月にUFC初戦後、バンタムからフライ級に転向し、オクタゴンで4勝4敗。2018年大晦日にRIZIN初参戦でマネル・ケイプに判定勝ち後、石渡伸太郎に一本負け、続く朝倉海戦でも敗れ顎を骨折も、2020年大晦日に復帰。瀧澤謙太に判定勝ちした。前戦となる2021年9月の「RIZIN.30」では、フェザー級に戻して、堀江圭功に判定負け。今回は約5カ月ぶりの再起戦となる。バックボーンのレスリングを活かし、スタンドで優位に立ち、クレベルの寝技を防いで逆に得意のチョークを極めるか。  1R、グローブタッチした両者。サウスポー構えの佐々木、オーソドックス構えのクレベルは右の前蹴り。さらに右ハイで牽制。中央を取る佐々木。右ロー。クレベルは右を振って突っ込むが佐々木はいなす。さばかれ尻餅をついたクレベルは立つ。右インローを当て右を突いて前に出るクレベル。  クレベルの左フックからの右の蹴りに、佐々木は右ストレートでダウンを奪う!フットスタンプで飛び込む佐々木。立ち上がるが金網背にするクレベル。左ストレートで詰める佐々木。左右ローを突き右ハイも。  しかし左右を突くクレベルは左を差していったん引き込み。着地すると前に出て左右を振るのはクレベル。互いに右が当たるなか、クレベルの左の蹴りを突き放して尻餅をつかせる佐々木。寝技には行かず。佐々木も鼻血。「お腹を狙え」という声に左ミドルを打つ佐々木。  2R、右の前蹴りから詰めてギロチンチョークに行くクレベル。頭を下げない佐々木は突き放すと、クレベルはシングルレッグに。そのままボディロックからディープハーフガードに。さらに立ち上がる佐々木にボディロックからバックに崩してついに引き込みに成功するクレベルは、足を4の字ロックからパームトゥパームでリアネイキドチョークへ。ここで腰をずらした佐々木は極めさせず正対しようとするが、胸を合わさせないクレベルは、バックマウント。再度、リアネイキドチョークへ。  アゴ下にかけられた腕を上に押す佐々木に、自らの手の甲を掴んで引いたクレベル。いったんは後ろ手をはがそうとした佐々木だがタップ。ケージの上でガッツポーズしたクレベルは降りて、佐々木とハグ。そして、手を合わせて感謝する盟友サトシとハグをかわした。  試合後、クレベルは「みなさんこんにちは、コイケ・クレベルです。今日、私、めっちゃ嬉しいです。自分はここの出身で。憂流迦、戦ってありがとう。忘れないで、私、フェザーのナンバーワン。榊原さん、ひとつお願いがあります。すぐにタイトルマッチお願いします。あと、トーナメント入れてください」と、王座挑戦後のトーナメント出場をアピール。  周囲に感謝の言葉を述べると、「1、2、3、ボペガー!(vou pegar=極めるぞ)」と観客とコールした。 [nextpage] ▼第12試合 バンタム級(61kg)5分3R×加藤ケンジ(3POUND/K.O.SHOOTO GYM)[1R 4分16秒 TKO] ※グラウンドでのヒザ〇倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)  バンタム級(61.0kg)で、浜松の加藤ケンジ(3POUND K.O.SHOOTO GYM)が2020年2月の金太郎戦以来となる静岡県内での大会に参戦。“投神”倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)と対戦する。  加藤は、2020年2月の浜松大会でRIZIN初参戦。金太郎に1R リアネイキドチョークで敗れるも、2020年8月に山本アーセンを1R 右フックでKO。2021年は1月の修斗で藤井伸樹に判定負けも、5月に坂巻魁斗にTKO勝ち。前戦11月の「RIZIN TRIGGER 1st」ではRIZIN初ケージのなかで、藤原克也を2R TKOに下し、2連勝を飾っている。  修斗で環太平洋ランカーである倉本との対戦に向け、加藤は「2年ぶりの地元・静岡での開催、2年前の悔しさ(浜松大会で金太郎に一本負け)は忘れていないので、必ず勝って次のステップに進みます」と意気込みを語っている。  対する倉本は、元グレコローマン60kg級全日本選手権3連覇。ジャーマンスープレックスの使い手で、2018年の修斗にて投げを武器にプロMMAデビュー。2019年11月の修斗では、実力者・根津優太に計8度のジャーマン・スープレックスを成功させ、3RTKO勝ちを収めた。2020年5月、「修斗世界バンタム級暫定王座決定戦」で岡田遼と対戦、2RKO負けにより王座獲得ならず。プロ初黒星を喫した。  2020年12月31日、RIZIN初参戦で中原太陽を1R、サッカーボールキックでTKO。2021年6月のRIZIN2戦目では、バンタム級JAPANグランプリに出場。1回戦でアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けを喫している。  2022年1月11日には グラウンド打撃ありの変則グラップリング大会「IRE」に参戦。スタンドから片ヒザを着けた「グラウンド状態」から、掌底アッパーを効かせるなど、衝撃のKO劇で周囲の度肝を抜いた。RIZIN3戦目で、果たしてOFGでも掌底を使った攻撃を見せるか。  1R、右を振る加藤に、シングルレッグを肩口まで持ち上げ、スタンドバックに回りボディロックに切り替えテイクダウンした倉本。クローズドガードに入れる加藤を持ち上げ、スラム! マットにバウンドする加藤だが、足を効かし、亀ら立とうとするが、ここにがぶりを得意とする倉本は、RIZINならではのヒザ蹴り連打! 正対しガードに戻す加藤を金網に押し込み、強烈なパウンド、さらに掌底を打ち落とす。下の加藤も蹴り上げでスペースを作るが、ついてくる加藤を倉本持ち上げてスラムし、顔面にヒザ! 連打を受け動けない加藤を見て、レフェリーが試合を止めた。  恐るべき強さを見せた倉本は、試合後、「この試合が出来て嬉しいです。修斗ジム東京でMMAを始め、いまは新しくリバーサルジム新宿Me, Weでの1発目の試合でした。満足できたかというと、やりたかったこができなくて満足できないんですけど、勝てて嬉しいです。これから一個一個勝って、チャンピオンを目指しますのでよろしくお願いします」と、フィニッシュ勝利にも「満足できない」と語った。 [nextpage] ▼第11試合 ライト級(71.0kg)5分3R〇アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)[判定3-0]×鈴木琢仁(ボンサイ柔術)  石渡伸太郎塾長のもとで練習を積むアキラはバナナを愛するマッチョなゴリラキャラでMMA16勝8敗4分。五味隆典の一番弟子として、久我山ラスカルジムで総合格闘技を始めると、修斗でプロデビュー。2013年からはPANCRASEに参戦し、ライト級で活躍後フェザー級転向初戦で現王者のISAOに判定負け。  しかし、2020年10月には元フェザー級王者の田村一聖に2R KO勝ち。21年5月に、元・修斗世界ライト級王者の松本光史に3R TKO勝利。2021年10月の「RIZIN.31」で元UFC・ONEの阿部大治に2Rノースサウスチョークで一本勝ちで、3連勝中だ。  対するボンサイ柔術の鈴木は地元・浜松から参戦。柔術を軸に民族格闘技も採り入れた独自の動きで頭角を現すと、2016年ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝。DEEPでは2019年に2連勝後、2020年8月に大原樹里に1R TKO負け。10月にエゼキエル・レバナに判定勝ち後、後にライト級暫定王者決定戦に進んだ大木良太にスプリット判定負け。2021年6月に石塚雄馬に判定勝ち。2021年10月の前戦では北岡悟に3R、ヒザ蹴りからのパウンド でTKO勝ちしている。  三沢光晴の入場曲で入場したグリーンヘアーの鈴木。ゴング前にケージを使いガードウォークを見せる  1R、サウスポー構えのアキラ、オーソドックス構えの鈴木。左の蹴りから左を振る鈴木。さらに歩いてスイッチ。バックフィストも見せる。右ジャブのアキラにバックフィストも。  詰めて右を振るアキラに低いダブルレッグも切るアキラ。右で差す鈴木は右足を跳ね上げスイープ! フックガードのアキラに左で差す鈴木は上から細かいパウンドを腹に。左足を越えハーフになるが、ケージを蹴って立ち上がったアキラ!  すぐに両脇を差し、ボディブローからスタンドで横につき後方にボディロックテイクダウンはアキラ。そのままサイドを奪うとヒザ蹴り! さらに上四方からノースサウスチョーク狙いもゴング。  2R、左ジャブを伸ばす鈴木。その打ち終わりを左右で詰めて、金網に押し込み、ボディロック、小外がけテイクダウンはアキラ! 背中をつかされた鈴木は、ハーフガードを上に上げて支点を崩す。  下から掌底でテンプルを打つ鈴木。トップキープするアキラに下から踵を腰に突く鈴木。両脇を差して右にパスしたアキラはサイドを奪うが、一瞬、背中を見せてからフルガードに戻すが、その際でアキラはパウンドで削る。両脇を差して上体を立てる鈴木だが、頭をつけて細かく殴るアキラ。ハーフガードの鈴木は右瞼をカット。下のままゴングを聞く。  3R、右フックを振り、同側の右のヒザを突く鈴木だが、その蹴り足を取ってシングルレッグテイクダウンを奪うアキラ。サイドに回るが、ここも背中を見せてガードに戻す鈴木だが、右で差して左手でパウンドするアキラ。  右脇に頭を突っ込んできた鈴木にアキラはギロチンチョーク。しかしそこでリバーサルした鈴木が上に。クローズドガードに入れたアキラは下からギロチンを絞るが、首を抜いた鈴木。残り1分。インサイドガードから細かいパウンドは鈴木だが、腰を抱いて残り10秒で上体を立ててパウンドもゴング。  判定は3-0でアキラが勝利。「試合前あれだけ失神見せる、と言いながら、仕上がった腹筋しか見せられなくてすみません。ちゃんと失神させられるような練習して頑張りますので、これからもよろしくお願いします」と、神妙な表情で語り、「恥ずかしくて」走って退場した。 [nextpage] ▼第10試合 フェザー級(66kg)5分3R×新居すぐる(Potential)[1R 0分35秒 TKO] ※パウンド〇山本空良(パワーオブドリーム)  メインのクレベルvs.佐々木と同じフェザー級で、新居すぐる(Potential)と山本空良(パワーオブドリームジム)の北海道出身ファイター2人が対戦。 “コンバ王子”こと新居すぐるは、高校柔道北海道大会優勝。THE OUTSIDER、GLADIATOR等を経て、PANCRASEで4勝5敗。2019年11月の田中半蔵戦のスプリット判定負けから、約2年のブランクが空いたが、2021年10月にRIZINに初参戦し、中村大介に1R 腕十字で一本負け。2連敗から再起を目指す。  対する山本は、元UWFインターナショナル、元キングダム、元リングスで元UFC-Jミドル級王者・山本喧一の次男。2018年5月の『ZST/SWAT165』で須貝秋彦相手にプロデビュー戦、1Rに三角絞めで一本勝ち。2戦目となった8月のZSTでは松本大輔に1Rフロントチョークを極め、2試合連続1R一本勝ちを決めた。  その後は勝ち負けを繰り返したが、2019年7月から3連勝を飾ると2021年4月のFighting NEXUS初代フェザー級王者決定トーナメント決勝で須貝秋彦と再戦し、右ハイキックをヒットさせ1R40秒TKO勝利、そして初代フェザー級王者に輝いた。2021年10月の『Road to ONE』では野尻定由に判定勝ち、5連勝と勢いに乗っていたが、2021年11月の「RIZIN TRIGGER」でKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕に判定負け。TRIGGER2戦目で勝利を掴むことが出来るか。  1R、ともにオーソドックス構え。左ミドルハイから入る山本。遠間から新居はワンツーで中に入るが、そこに下がりながら冷静に右フックを当てた山本に、新居はダウン! 立ち上がってきた新居にアッパーを連打し、再び倒れた新居をパウンドアウトした。  試合後、山本は、勝利にも顔色を変えない父・山本喧一のセコンドを背に、「試合見に来てくれた皆さんありがとうございます。緊張しますが、生意気なことを言わせてください。いつか、今日、メインでやるクレベル選手、佐々木選手を絶対越えてみせるので、もっとチャンスをください。誰よりも努力して、絶対、強くなります」と継続参戦をアピールした。 [nextpage] [休憩] ▼第9試合 ライト級(71.0kg)5分3R〇渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)[2R 3分31秒 KO] ※右フック×ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)  渡慶次は2012年5月にプロデビューし、当初はPANCRASEを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで8勝4敗6分と本場ミャンマーの選手が相手の試合でも勝ち越している。『LETHWEI IN JAPAN』の活動休止後はキックボクシングの試合に出場していたが、7月の『LETHWEI×UNBEATABLE』第1回大会でラウェイに復帰してジョナタン・バイエスを3R KO。2021年10月にもレバナ・デオグラシャスを2R TKOに降している。11月には地元沖縄でのRIZINに初参戦し、約4年ぶりにMMAに復帰したが大原樹里に初回TKOで敗れた。MMA戦績は7勝7敗。  スタローンは喧嘩に負けた悔しさから15歳の頃にキックボクシングを始めたが、17歳に柔術に出会うと、ヒクソン・グレイシーカップ、柔術グランドスラム、Copa Dumau De Jiu Jitsuなどで好成績を残す。以降はアマチュア修斗、アマチュアパンクラスなどの大会にも参戦し、地下格闘技では20戦以上経験。2011年にDEEP浜松大会でプロデビューしたが、怪我もあり長期戦線離脱。2019年9月にDEEP浜松大会で約8年ぶりに戦線復帰すると田中壱季からアームバーで一本勝ち。2019年12月にはDEEPで現RIZIN&DEEPフェザー級王者の牛久絢太郎とも対戦している(初回TKO負け)。2021年12月のDEEPでは高塩竜司に判定負け。  1R、北岡悟がセコンドにつく渡慶次。サウスポー構えから左ミドルを打つ。オーソドックス構えのスタローンは左に回り、ジャブ、ストレート狙い。さらに右ローをヒット。  渡慶次は左ローを当てる。さらに左ミドル。左ハイはつかんだスタローンがテイクダウン! そこにアームロックを合わせる渡慶次はクラッチを解いて背中を見せて立ち上がり。  すぐについていって背中に飛び乗ったスタローンはバックテイク。さらに正対してパウンド、サイドバックからパンチ、詰めての殴り合いではダーティーボクシングで右を突く。金網背にヒザを突く渡慶次。テイクダウンにくるスタローンを潰してパウンド。ゴング。  2R、左ハイをヒットさせた渡慶次! しかし、ここでスタローンはダブルレッグテイクダウン! ここは金網背に立つ渡慶次。左アッパーを突き、またも左ハイを当てるが、粘るスタローン。下になったスタローンにパウンド、踏みつけの渡慶次に立ち上がるスタローン。  三日月蹴りを当てて首相撲ヒザ。さらに左ボディを効かせる渡慶次に、倒れないスタローンはシングルレッグへ。ここは足を抜いた渡慶次が中腰からパウンド! サッカーキック! 離れた渡慶次に、スタローンも最後の死力を振り絞って前に出ると左右ラッシュ! しかし、下がりながら右を返す渡慶次は、体を入れ替えると右フックをあごに打ち抜き、粘るスタローンをマットに沈めた。  試合後、渡慶次はマイクを持ち、「(セコンドの)北岡さん、川村(亮)さん、すみません、30秒ください。3月のLANDMARKに後輩の鈴木千裕がメインに出ます。ぜひPPV買ってください。僕もミャンマーのために頑張ります!」と挨拶した。 [nextpage] ▼第8試合 RIZINキックボクシングルール (100.0kg)3分3R×笹田勝俊(笹田ジム)[1R 2分38秒 TKO]〇マウンテンRYUGO(TenCloverGym)  笹田は現在46歳ながら積極的に試合をこなしており、過去には旧K-1の愛媛大会に出場した経験を持つ。これまでのプロ戦績は16勝13敗、現在はRKSヘビー級王座を保持。2002年に全日本スーパー空手重量級優勝を飾るなどバックボーンは空手で、ヘビー級ならでは豪快なパンチ・キックとタフネスを武器に戦う、気持ちの強いファイターだ。  RYUGOは野球に熱中し、18歳の頃に「テレビに出て目立ちたい」という理由で、キックボクサーを目指すようになった。アマチュアで15戦を経験し8勝をあげるとプロの道へ。現在までに地元の静岡KICKを主戦場に、9勝7敗1分の戦績を残している。2018年にはRIZINに出場、現在K-1で活躍中のBigbang王者・実方宏介に剛腕パンチとハイキックで攻め込み、判定勝利を収めた。2020年10月のDEEP浜松大会では100kg以下キックルールに参戦し、JKJO全日本空手道大会2位でSバトルヘビー級王者の加藤秀学にも判定勝利している。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブから前に出る笹田。しかしマウンテンは右を返して左ボディを突いてからの対角の右ハイでダウンを奪取!  立ち上がった笹田に左右ラッシュのマウンテンは、左の蹴り、さらに左ボディを突いて右で笹田を下がらせると、金網に押し込んでヒザ。下段蹴りを入れてからボディを突いたマウンテンは左右のフックでなぎ倒し、KO勝ちを決めた。 [nextpage] ▼第7試合 RIZIN MMAルール(62.0kg契約)5分3R×遠藤大翼(IGGY HANDS)[判定0-3]〇吉野 光(ALMA FIGHT GYM LIFE)  遠藤は23歳で格闘技を始め、2007年5月のDEMOLITIONでプロデビュー。2連勝を飾ったが2008年9月のCAGE FORCEで水垣偉弥に一本負けを喫し初黒星をつけられた。2009年10月にはPANCRASEで佐藤将光に判定勝ちしている。2010年にはKrushでキックボクシングデビューも果たし、再びMMAルールの試合に臨むと2014年には金太郎、加藤ケンジに勝利、2015年6月には手塚基伸を破るなど実力を証明した。暫くジムの指導に専念していたが、今回、地元静岡で開催されるRIZINで約2年半ぶりに復帰を果たす。  吉野はバックボーンの柔道で高校の時に愛知県高校総体ベスト4という実績を残しており、高校3年生でMMAを始めると2016年にアマチュア修斗東海大会で優勝。プロデビュー後はHEAT、GLADIATOR、Fighting Nexus、DXFC、PFCなど地方大会でキャリアを積んできた。2019年10月にはONE Warriorシリーズに参戦。チャン・サマートと対戦し判定勝ちで7連勝を記録したが、12月のアリ・モタメッド戦ではスプリットで判定負けを喫し連勝ストップ。2021年2月のRoad to ONEでは同じ柔道ベースの野瀬翔平に勝利し、2試合連続でベストファイト、MVPを獲得した。7月には初参戦となったDEEPで原虎徹に判定勝ちを収め、現在までに10勝2敗の好成績を残している。  1R、先に組んで左で差して内股で投げた吉野。すぐにサイドを奪うとアメリカーナへ! ここは腕を戻した遠藤にクルスフィックスで固めて左の鉄槌を連打する吉野! ここで鉄槌フィニッシュかと思いきや、再びアメリカーナにとらえる吉野に腕を抜いて腰を切り立る遠藤だが、すぐに着いていく吉野は、ボディロックから小内刈、大内刈でテイクダウン狙い。ここは凌ぐ遠藤に、すぐに間合いを詰めて左右を突いた吉野は、ダブルレッグ&小内テイクダウン! 上のままゴング。  2R、吉野がすぐに距離を詰めてダブルレッグテイクダウン。蹴り上げて距離を作り立つ遠藤。サウスポー構えから後ろ蹴りも見せた吉野。左を突いて詰めると尻下でクラッチして持ち上げてテイクダウン! サイドを奪うと左で脇差しながらヒザ蹴り! シングルレッグから上を取り返した遠藤に、ハーフネルソンで固める吉野。立ちあがると、遠藤がダブルレッグに入るもゴング。  3R、左を強振する吉野、さらに右の圧力に下になる遠藤。そこに右の鉄槌を連打する吉野。クローズドガードの遠藤は足を解くと、金網背に立ち上がり。そこにバックテイクする吉野は正対際でボディロック&大内刈でテイクダウン! 左で脇を差し、ヒザを突き、サイドを奪うと腕十字へ! ここは脇を上げて足をかけさせず上になる遠藤がパウンドへ。そこに吉野は下からオモプラッタをかけてゴング。判定は3-0でトップゲームを制した吉野が勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 RIZIN MMAルール (66.0kg契約)5分3R×小島勝志(STYLE PLUS GYM)[判定0-3]〇中川皓貴(総合格闘技道場 reliable) 小島はGRACHANを主戦場にキャリアを積み、現在3連勝中。対して中川はPANCRASEで遠藤来生に、GLADIATORで冨田翔市に敗れている。  1R、ともにオーソドックス構え。右を振り、左右を振ってダブルレッグから四つに持ち込む中川。小島は右を差し返して体を入れえると、中川は内股狙い。離れる小島。  圧力をかける小島。左ミドルを当てた中川が前に出るがさばく小島。しかし右フックを振る中川。小島は左ジャブ&ロー。さらに右カーフ。中川も蹴り返し、さらに左ミドル! 小島の左に合わせて右から左フック! 後退した小島を崩し、中川が立ち上がり際に細かくヒザを突く。  2R、先に左ミドルは小島。しかし、右を振ってシングルレッグからダブルレッグ、クラッチしてテイクダウンは中川! 両足を束ねて前に引き出して上に。しかしここで上を取り返す小島だが両足は4の字で束ねられたままですぐに上を取り返す中川は、小島の右手を後ろ手に掴んで対角の右手で背中越しに縛る。左手でパウンドする中川。片足を抜こうとする小島。  しかしマウントに変える中川は、背中を見せて立とうとする小島のバックに、中腰で落とそうとする小島に、バックからリアネイキドチョークへ! 後ろ手を掴む小島は4の字ロックに組まれながらも凌ぐ。  3R、先に詰める小島。右ミドルを当てるが、そこにカウンターの右を振ってニータップでテイクダウンは中川! ケージ中央でクローズドガードの小島に背中を着かせる中川。右足を越えようとすると頭をアゴにつけてパウンド。さらに上半身を立てる小島に右ヒザ! シングルレッグから立ち上がる小島だが、すぐにバックにつく中川。そこにキムラクラッチで引き込む小島が下に。上の中川は足を越えてパスガード。マウントからパウンドをまとめたところでゴング。 “GRACHANの殴り屋”が、スタンドで左ミドル、テイクダウンからコントロールしパウンドで勝利。再生の場、TRIGGERで連敗を止めた。 [nextpage] ▼第5試合 RIZIN MMAルール (61.0kg契約)5分3R〇内山拓真(ボンサイ柔術)[判定2-1]×原 虎徹(CAVE)  原はMMA2勝1敗。4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEP フューチャーキングトーナメントを制し、2020年9月にプロデビュー。  初戦は“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ち。2戦目では「朝倉未来1年チャレンジ」出身のヒロヤも完封して2連勝。しかし、2021年7月の前戦では、柔道出身の強豪・吉野光にスプリット判定で敗れている。  対する内山はMMA2勝3敗。ハワイユナイテッドMMAでの練習なども経て、ボンサイ柔術所属。2021年は6月にPANCRASEで川北晏生に判定負けも、9月のDEEPで秋田良隆に1R、キムラからの腕十字で一本勝ちしている。  2020年10月に三好真大の右のダブルで敗れている内山にとって、原の打撃をいかにさばいてボンサイ柔術の寝技を見せるか。組みの耐性も強い原は、リザーバーとして再起を飾ることが出来るか。  1R、サウスポー構えの原には石渡伸太郎と斎藤裕。内山のセコンドにはサトシ。内山はオーソドックス構え。左インローを当てる原。内山も右インローを返す。原は左ミドルハイをヒット。互いに慎重。原の左の蹴りに内山の右の蹴りが交錯。原の金的に当たるも再開。半身気味で懐の深い原。内山の打ち返しの右は遠い。原は鋭い左ハイ! ブロックした内山だが軸を崩される。内山も右ミドルを返す。最後に原が左ミドルを打ってゴング。  2R、左の蹴りを上下に突く原。内山のダブルレッグをがぶり四つに持ち込む原は、右で差してからボディロックから持ち上げテイクダウンは原! しかし蹴り上げから立ち上がる内山。  右を振る内山。原の左ハイをガードし、ヒザつきの低いダブルレッグ。金網背に立つ原。左で差している内山はボディロックテイクダウン! 立ち上がり際に右足をかけてバックテイク!  立つ原にオタツロックで背中に乗る内山。下に引き込み、背後からパウンドは内山! 正対しようとする原のヒザ裏に左足をかけて胸を簡単にはあわさせず。原が正対するとその際でヒジを突く。  3R、内山は早々にダブルレッグへ。そこにアイエルボーのギロチンチョークを合わせる原だが、セコンドのサトシの「相手の手を押して」の声に外して上に。立ち上がろうとする原の手を引き寄せ、インサイドから細かいパンド。  上体を金網に立てた原。左足を引き寄せる内山。立ち上がり正対した原に、なんと引き込んだ内山が下に。原は上から細かいパウンドで金網に押し込む。頭が金網に詰まる内山が下のままゴング。  判定は2-1で内山が勝利。ラウンドマストではないものの、1Rと3Rで攻勢に立った原としては3Rに上になるもダメージを与えられなかったか、厳しい結果となった。 [nextpage] ▼第4試合 RIZINキックボクシングルール 65.0kg契約 3分3R×北川裕紀(ZERO ONE GYM)[判定0-3] ※28-29×2, 29-30〇竹内皇貴(チームドラゴン)  北川はSB中部地区を盛り上げるシュートボクサー。RIZIN初参戦となった2020年9月の「RIZIN.24」では今回対戦する竹内の同門・平塚大士にカウンターの左フックを浴びて2R 27秒 KO負けを喫している。現在、シュートボクシングスーパーフェザー級4位にランクし、ここまで11勝(5KO)7敗の戦績を残している。  竹内は、RISEを主戦場に活躍するファイター。絶対に後ろに下がらないそのファイトスタイルは「足元に根が生えたよう」と評され、「不退王」の異名を持つ。名門チームドラゴン所属だ。  1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかける北川。左インロー、右ローを竹内の前足に突く。竹内も左ジャブ、右ボディ、左ロー。ガード固めて詰める北川は左ロー。しかし竹内も右の跳びヒザ! 顔面にもらった北川は左の奥足ロー! しかし体を入れ替えた竹内がラッシュで北川を詰める。  2R、詰める北川にジャブで返し、腹も突く竹内。北川は右ローを返す。詰めてヒザを入れるのは竹内。北川の前進に右ボディを当て、左に回る。北川の鼻血でドクターチェック。再開。左右のヒザを突く竹内が前に。しかし、金網に詰まる北川は押し返して、竹内のヒザに右ストレートを合わせて迎撃。さばいて左右を突く北川に、竹内の手が止まるシーソーゲームの展開に。  3R、詰めてヒザ蹴りは竹内! 下がる北川はパンチも距離が足りない。距離が空けば左の前蹴り、ミドルの竹内。ジャブ&ヒザでなおも詰める竹内。金網背にガード固める北川もヒザを返すが単発、受け手に回る。押し込んでの右ヒザを休まず突く竹内。ゴング。  判定は3-0(29-28×3)と初回と最終回を取った竹内が勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 RIZINキックボクシングルール(58.0kg)3分3R×MASANARI(キック塾)[判定0-3] ※27-30, 27-30, 28-30〇松井大樹(MEIBUKAI)  MASANARIは建設会社を経営するかたわら、キックボクサーとしても活躍する異色のファイター。喧嘩に明け暮れていたが、自身が23歳の頃に地下格闘技が盛んになり、キックボクシングを始めるようになる。アマチュアでは公武堂シュートボクシングトーナメントを制するなど、18戦12勝。その後プロになると、仕事と練習の二足の草鞋を履き奮闘している。プロでは6戦2勝(2022年2月現在)の戦績。  松井は4歳の頃、格闘技が大好きだった父の勧めで空手を学ぶ。その空手では200戦以上の経験を積み、160もの白星を挙げており、2014年、2015年、2018年には極真空手(松井派)全日本大会を制し、2014年・2018年には世界大会でも優勝を飾る。また、高校一年の頃にキックボクシングに興味を持つようになると、2019年12月にはISKAアマチュアキックボクシング世界大会を、21年12月にはStand up新人王決定戦を制するなど、空手のテクニックを活かして活躍。21戦し21勝と恐るべき戦績を残した。現在はプロとして3戦無敗と快進撃中。  1R、ガード高めで軸の強い松井は重い右ロー、ワンツーで前に。MASANARIも右カーフ狙い。しかし、松井は前足を・前手を巧みに使い、MASANARIの打撃をさばき、左中段蹴り、右フックで詰める。  2R、左ミドルから先に前に出るMASANARI。乱打戦に持ち込みたいが、さばいて打ち終わりを狙う松井。MASANARIの入りに右を突く松井。クリンチからの離れ際も右! 近づけばヒザを突く。左ミドル、左ストレートでMASANARIを下げさせる松井。しかし押し返すMASANARI。松井はこつこつと右ローを効かせる。ワンツーを打つ松井だか、そこにMASANARIは果敢に詰める。  3R、前進を止めないMASANARIにヒザを突く松井。MASANARIの入りに左フック、右ローで松井をこかす。ローから右ハイに繋ぐ松井。さらに右ローの連打! しかしMASANARIは声を上げて前に。ホールディングでMASANARIに警告。再開。松井は後ろ蹴りを腹に入れて前に! 最後は激しい打ち合いのなか、MASANARIの右に一瞬ヒザがい近かったMASANARIだが、左を振ってゴング。  判定は3-0で的確に打撃を当てた松井が勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 RIZINキックボクシングルール(59.0kg契約)3分3R〇大樹(HAWK GYM)[判定3-0] ※30-28, 30-28, 30-27×仲川広汰(TenCloverGym)  大樹は現在RISEフェザー級4位に位置し、DEEP☆KICKスーパーフェザー級王者。5歳の頃より空手を学び、数々の全国大会で優勝を飾り、JKJO(全日本空手審判機構)では3連覇を達成。13歳からキックボクシングを始め、NJKFのNEXT LEVELや、JAPAN CUP60kg級、新空手道東京大会 K-2トーナメント軽量級などのアマチュア大会を制した。プロファイターとなってからは18年から19年にかけて6連勝を飾るなど破竹の快進撃を見せ、その6連勝の中には、昨年末の大晦日RIZINで皇治を破ったYA-MANとの一戦も含まれている。  仲川は静岡出身で、サッカーで中学生の時にU-15クラブユース選手権東海大会で優勝を飾るなど、輝かしい成績を残した。17歳でキックボクシングを始め、アマチュア大会で19戦12勝。目標とするファイターは、神童・那須川天心も認めるRISEの志郎。  1R、サウスポー構えの大樹は左ストレートから。オーソドックス構えでリーチのある仲川は、右ストレート、テンカオで迎撃を狙う。左から右は大樹。左ハイをスウェイでかわす仲川は右ミドルも、そこに詰める大樹は歩いて左ミドルに繋ぐ。金網に詰めての右フックも。  2R、詰めて左インローを当てる大樹。前足を上げて近づく仲川はヒザ狙い。しかし左右にガードを固め顔が下がるとヒザも。仲川の右のテンカオ、跳びヒザをにアゴが上がりながら右を振る大樹。左ボディ、ストレートと詰めていく。仲川はスタミナ厳しいか。  3Rも詰める大樹。さらに手数を増やして金網に詰めると左右フック。ガード固め時折アッパー、右ストレートを返しにいくが、金網に釘づけに。仲川の大きな振りをかわして大樹が上下に打ち分け、最後に押し返した仲川のバックスピンキックをかわしてゴング。  判定は3-0(30-28, 30-28, 30-27)で大樹が勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 RIZINキックボクシングルール (60.0kg契約)3分3R×伊藤勇大(OISHI GYM)[2R 0分13秒 TKO] ※レフェリーストップ〇桃翔(T-KIX GYM)  伊藤は多くの王者を輩出している名古屋の名門キックボクシングジムOISHI GYMの新鋭。16歳でボクシングを始め、18歳でキックボクシングを学ぶ。アマチュアキックボクシング交流大会などで経験を積み、プロ戦績は1勝1分。  桃翔は高校から大学までアマチュアボクシングを経験し、通算24戦16勝の戦績を残した。拓大ボクシング部卒業後は格闘技から離れていたが、23歳の時にキックボクシングを始め、アマチュアで11戦9勝の成績。RISEの新人王戦『RISING ROOKIES CUP 2014』では、決勝戦で同郷の、RIZINにも出場経験を持つ竹内賢一を下し見事フェザー級トーナメント優勝を飾った。そのRISEではフェザー級7位、スーパーフェザー級6位にランクンイン。しかし試合で腕を骨折し、約1年半振りの試合となったRISE ZEROのMASATO戦ではKOを負けを喫し、4勝6敗と黒星が先行中。  1R、ともにオーソドックス構え。伊藤は右カーフキックで桃翔に尻餅をつかせる。さらにボディ、左ミドル。しかし、桃翔は左ジャブを返す。左右ローで前足を突く伊藤。しかし、桃翔のジャブ、左ボディを被弾する。伊藤は鼻血。  2R、左ボディストレートから入る桃翔、さらに右ストレート。伊藤の鼻が折れたか。鼻血が止まらず続行不可能。桃翔のTKO勝ちとなった。
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