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【UFC】元RIZINラマザン・テミロフがランカーのエルセグを初回剛腕TKO「10月にロニー・カヴァナと戦いたい。ジョシュア・ウァンは打撃力があるが僕のパンチは全員を倒してしまうだろう」

2026/07/28 11:07
 2026年7月26日、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナにて、『UFC Fight Night: Ankalaev vs. Guskov』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。  コメインでは、フライ級10位のスティーブ・エルセグ(豪州)と、元RIZINファイトのラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)が対戦。 ▼フライ級 5分3R〇ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)20勝2敗(UFC 3勝0敗)[1R 4分21秒 TKO]×スティーブ・エルセグ(豪州)14勝5敗(UFC 5勝4敗)  ウズベキスタンのラマザン・テミロフは29歳。兄弟全員が格闘家のテミロフ4兄弟の長男。8月11日のRIZINで後藤丈治と対戦するアジズベク・テミロフは実弟。  ラマザンは、23年にRIZINに参戦すると、浜本キャット、征矢貴に2連続1R KO勝ち。24年10月にUFCデビューし、CJ・ベルガラを1R TKOに下すと、25年3月の2戦目で、ランカーのチャールズ・ジョンソン相手に後半失速するも判定勝ち。25年7月アスー・アルマバエフ(カザフスタン)との中央アジア対決が組まれていたものの、薬物検査で陽性となり1年間の出場停止処分を受けた。  UFC公式発表では、「テミロフは、UFC ADP禁止薬物リストのホルモンおよび代謝調節剤に分類される、心不全やその他の心臓疾患の治療薬であるトリメタジジン(TMZ)の陽性反応を示した。TMZはUFC ADPで常に禁止されており、2025年6月12日にタイのプーケットで、また2025年7月4日に同じくタイのプーケットで採取されたテミロフの競技外検体からも検出された。テミロフは2025年6月12日のTMZ陽性反応について、25年7月4日の検体採取後に通知を受けていたため、UFC ADP規則では両方の陽性反応が1つの違反として扱われた。  テミロフはCSAD(中央スポーツ行政委員会)との詳細な面談に応じ、TMZの使用について率直に説明した。テミロフは『使用前にこの薬の状態を確認しておらず、処方医に検査対象選手であることを通知していなかったが、報告された病状のためにこの薬を処方されたこと、そして限られた期間しか使用していなかったことを示す証拠を提出し、パフォーマンス向上効果は大幅に減少した』と主張した。テミロフの12カ月間の出場停止処分は、CSADによって暫定的な出場停止処分が下された25年7月5日から開始された」とリリースされていた。今回は1年4カ月ぶりの復帰戦となる。  エルセグは、24年5月に当時のフライ級王者アレシャンドレ・パントージャの王座に挑戦し、5Rに渡る死闘の末に判定負け。その後、カイ・カラフランスに1R TKO負け、ブレンドン・モレノに判定負けで連敗。25年8月にオデー・オズボーンに判定勝ちで再起すると、26年5月にティム・エリオットに判定勝ちで2連勝中。31歳。  試合は1R、テミロフがいきなり右バックスピンキックをボディに入れてエルセグを後方に尻餅を着かせると、立ったエルセグに右を強振。2発目の後ろ蹴りに合わせてダブルレッグのエルセグが背中に乗ってきたところを前に落として右オーバーハンドからバックスピンキックで前に。  ジャブで応戦するエルセグに、テミロフは左前手を前に出したまま距離を測ると右ロー。エルセグの組みを突き放すも圧力をかけるエルセグ。テミロフはワンツーを強振。かわすエルセグがジャブをこつこつ当て始めると、テミロフは左前手フックの飛び込み。みたび右の後ろ廻し蹴り。さばくエルセグはテミロフの右から左フックの強振をかわす。  テミロフの右を肩口で受けたエルセグが前に出て右ハイ。左回りでかわしたテミロフは左から右。かわしたエルセグが前に出てきたところに、右オーバーハンド! アゴにもらい後方に崩れて片ヒザを着いたエルセグの立ち上がりを詰めて右アッパー。シングルレッグのエルセグを受け止めて鉄槌。  突き放して右にエルセグが後退。右のダブルから左ボディは空振り。エルセグは左を返すも、仕留めに行くテミロフは左を当てて右をヒット! さらに右に後退。ケージに詰まったところをテミロフが右をアゴに打ち抜いたところでエルセグが前のめりにマットに崩れ落ちた。  パウンドに行かずともレフェリーが間に。  フライ級10位(METAランキング13位)のエルセグをKOに下したテミロフはケージインタビューで、「アルハムドゥリッラー、アブダビ。次の対戦相手は誰か見えた? 問題ないよ。インシャー・アッラー(神が望むなら)。この階級でチャンピオンになる。 (125ポンド級で、これほどのノックアウトを見ることはないが?)僕は本当に一生懸命練習したんだ。3ラウンド戦う準備はできていた。でも、このノックアウトのチャンスを見逃さず、彼をノックアウトさせる覚悟はできていた。(10位の選手を倒したばかりだ。次にオクタゴンに上がる時、誰と戦いたい?)誰とでも戦える準備はできている。チャンピオンでも。準備は万端だ。そして、大統領、お誕生日おめでとうございます。コーチ陣にも感謝している。僕を応援してくれているみんな。みんなが大好きだ」とマイク。  さらに、試合後インタビューでは「エルセグを尊敬し、感謝している。これでゴールドメダルを手にした。ベルトを奪取するんだ。次に誰が僕の隣に立つか、あるいは僕の前に立つかは関係ない。僕のように、パンチを打ち込み、ノックアウトを狙うような戦い方をする他のファイターは見たことがない。でも、チャンピオンのジョシュア・ヴァンは、ある程度の打撃力を持っていると思う。だが、僕のパンチは彼ら全員を倒してしまうだろう。(10月24日の)アブダビでロニー・カヴァナと戦えるだけでも嬉しいよ」と、7月にブランドン・ロイバルと激闘を繰り広げた6位のストライカーの名前を挙げている。 [nextpage] オクタゴンの感覚を取り戻すのは少し大変だった ──ラマゾン・テミロフ選手、勝利おめでとうございます。待望の一戦で素晴らしい勝利でした。オッズでは70対30で不利と見られていましたが、あなたを疑っていた人たちに何と言いたいですか? 「まずはお祝いの言葉をありがとうございます。私たちは課された任務を遂行しました。アルハムドゥリッラー(神に感謝)。私を信じていなかった人々については……結果を出すことで証明するだけです。神の御心があれば、ただリングに上がり、やるべきことをやる。そうすれば、彼らも自ずと理解し、気づくことになるでしょう。どうなるかは神のみぞ知る、ですね。今のところ、私以外にKO決着はないようですから、インシャアッラー(神の御心があれば)、ボーナスはもらえるはずです」※パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。 ──UFCフライ級の他の選手たちにどんなメッセージを送りたい? 「対戦相手は非常に優れたファイターでした。私は彼をリスペクトしています。本当に素晴らしい試合でした。タフな相手との、美しい5ラウンド戦に臨みました。私たちは素晴らしいショーを見せました。アッラーが勝利を授けてくださいました。アルハムドゥリッラー。神の御心があれば、先ほど言ったように、あのベルトをウズベキスタンへ、私たちの祖国へ持ち帰る最初のファイターになるべく努力します。神の御心があれば、誰が相手であっても、KOを狙い、華々しく前進していきたいと思います」 ──これほど素晴らしい試合の後ですが、タイトルマッチに挑む準備はできていると思いますか? それとも、まずは他のトップランカーと戦うつもりですか? 「そうですね……何とも言えませんが、まだ課題は残っています。1年間試合から離れていましたから。オクタゴンの感覚を取り戻すのは少し大変でした。コーチたちには感謝しています。私を律し、ミスを指摘してくれたことに。神の御心があれば、UFCが次に誰を対戦相手に選ぼうとも、チャンピオンになるまで戦い抜きます。神の御心のままに」 ──大統領が24日に68歳の誕生日だったようですね。 「ウズベキスタンのファイターは皆、私を含め必ずや祖国の旗を高く掲げるために全力を尽くします。そして、簡単には諦めません」 ──「戦う準備はできている」と。今日、アブダビでのUFC大会が10月(24日)に開催されると正式に発表されました。ナンバーイベント(UFC 333)になります。 「私たちはその大会で戦う準備ができています。今日は怪我もなかったようですし、回復も順調でしょう。もちろん、神の御心があれば、の話ですが、もし10月の大会で試合の機会をいただければ、相手がトップ5の選手であれ、どのランクの選手であれ、誰であろうとしっかりと準備し、努力を重ねます。結果はもちろんアッラー次第ですが、先ほども言った通り、神の御心があれば、誰が相手であろうと私が勝利を掴み取ります」 ──火曜日のUFCランキングでは、すでにトップ15入りは確実です。次のステップは何ですか? 「トップ選手はチャンピオンシップに近づいています。相手が誰であろうと構いません。今、興味があるのはロニー・カヴァナ選手。最近も試合をしましたね。ランキング上位で戦って6位で素晴らしいファイターだと思います。神のご加護があれば、10月に試合をお見せできるでしょう」 ──しばらく試合から離れていて、“ケージ・ラスト”(試合勘のサビ)のようなものは感じましたか? 「オクタゴンの感覚を取り戻すのは少し大変でした。1年、いや1年以上というのは長い期間ですから。やはりトレーニングやスパーリングとは別物で、実際にケージやリングに足を踏み入れた時の感覚は全く違うものです。最初の3、4分はキツかったですね。でも、落ち着いてコーチの指示を聞き始めるとすべてがうまく噛み合い始めました」 ──かなり不利な状況から相手を圧倒するような説得力のある勝ち方をしたこと、特に相手の動きが遅かったことも含めて、満足感は大きかったですか? 「勝てて本当に良かったです。すべて順調です。何と言えばいいか。まさに望んでいた通りの試合でした。懸命な努力の賜物ですね。私たちはまさにやりたかったことを実行し、目標を達成しました」 ──あなたの打撃はパンチも蹴りも素晴らしかったです。そうした要素を取り入れたのは自然なことでしたか、それとも意識的に取り組んできだことでしたか。 「最初のコーチがそこに座っていますよ、ムザッファル・アカ(師匠)です。私たちはハンド・トゥ・ハンド・コンバットから始めたので、キックだけに集中していたわけではありません。だからこそ、フットワークや動きが良い状態を保てているんです。若い頃からしっかりとした基礎を築いていましたから。基礎にあるのは徒手格闘技。だからこそ、こうしたキックも使うんです」 ──ラマザン、もちろんあなたの打撃は素晴らしいですが、トップ10には強豪が揃っています。メインイベントのボグダン・グスコフ対マゴメド・アンカラエフ戦でも見られましたが、強力な打撃を持つアンカラエフが試合をグラウンドに持ち込みました(アンカラエフが5R TKO勝ち)。その点も考慮に入れているのでしょうか? 「もちろんです。グラウンドや組み技の技術もしっかりしています。多彩なスキルセットを持っています。この競技では、スタンドでの打撃戦だけを想定して練習するわけではありませんから。相手が誰であれ、ミスや弱点を克服するための練習を積んでいます。打撃であれ何であれ、課題を一つひとつ修正していきます。最終的にリングに上がったら、ただ自分の仕事を遂行するだけです」 ──今回の 休暇はどれくらいの期間ですか? いつ戻ってくる予定ですか? 「そうですね、10月まで時間をもらえれば、神の御心があれば、そこからはもう中断することなく進めるはずです。両親の祝福を受けてから、トレーニングに復帰します」
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