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【UFC】平良達郎が4.30 UFCで対戦、8勝1敗キャンデラリオとの相性は? ラスベガスで岡田遼との海外武者修行から帰国報告も

2022/02/17 13:02

ラスベガスで「強い」と感じたのは──


(C)写真提供=松根良太

 すべてが出来て当たり前、それらが融合しその上で際立つ強みを持つファイターぞろいのUFCの中で、平良もまた進化を見せようとしている。

 米国大手マネジメント会社IRIDIUMと契約した平良は、UFCのホームであるラスベガスの「エクストリーム・クートゥアー」「UFC PI(パフォーマンス・インスティトゥート)」などで、現修斗世界バンタム級王者・岡田遼(※パラエストラ千葉所属、3月21日に安藤達也を相手に防衛戦)とともに、3週間弱の海外武者修行を行い、現在はPCR検査を経て出国&帰国、日本で隔離状態にある。

 すでにラスベガスで、米反ドーピング機関のUSADAによる抜き打ちのドーピングチェックも行っており、隔離されている日本のホテル内では、オンラインでS&C(ストレングス&コンディショニング)トレーニングも行っている。

 平良や岡田はYouTUbeで、米国での練習の模様を報告しており、ATTでの出稽古経験もある岡田は、「練習時間が朝早くから始まり夕方18時には終わる。夜はしっかり食べて休む。それぞれの打撃、レスリング、グラップリング、MMAコーチ、専門職のコーチがいて、トータルコーディネートするコーチがいて、“バカでも強くなる”環境で、無名でも強い選手がいる」と振り返り。日々、メモした練習を日本に持ち帰るつもりだ。

 UFCから体調管理のリングを受け取った平良は、UFC PIの施設について「設備が整いすぎて怖い」と充実した練習環境を紹介している。フルケージが2つ、広大なマットスペース、マット際のケージ、サンドバッグ、様々なマシンが揃うフィジカルスペース、低酸素室などのほかに、身体施術、パーソナルトレーニングを受けられ、バランスの整った栄養価の高い食事、サプリメントなども支給される同施設を岡田は「夢の国。ディズニーランドより全然面白い。一日いられる」と評している。

 そして、エクストリーム・クートゥアーでの練習では、強豪選手たちと肌を合わせてきた。

「強かった選手」を問われた平良は、UFCフライ級11位のアミル・アルバジとともに、「コビーですかね。UFCにも出ていない無名の超強い選手でレスリングが強くて。勝手にUFCファイターだと思ってました。まだデビューしたばかり」と、ノートルダムカレッジレスリング出身のコビー・フェール(MMA1勝)の名前を挙げている。

 岡田は、RIZINで元谷友貴に一本勝ちしたパトリック・ミックスの名前とともにセラ・ロンゴで佐々木憂流迦や井上直樹とも交流のあるメラブ・ドバリシビリを挙げ、「7連勝していて、すごく組みも打撃も強い。同じ階級で小さいのに、お父さんが子供を抱っこするように軽々と持ち上げられて落とされた」と、バンタム級6位のジョージアの“ザ・マシーン”について評している。

「格闘家として学ぶことに貪欲だった」という岡田とともに平良は、世界の強豪を直に感じ、手ごたえも得ているようだ。

 3月21日の岡田の修斗世界バンタム級王座防衛戦に続く、4月30日の平良のUFCフライ級デビュー戦で、両者はどんなファイトを見せるか、注目だ。

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