MMA
インタビュー

【RIZIN】ボンサイ柔術を撃て! バナナ巡り怒り心頭のアキラ「失神させるだけ」&原虎徹も「相手が勝手に失神する」=2月23日(水・祝)静岡

2022/02/10 16:02
 2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナで開催される『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』のリモート公開練習および囲み取材が10日、東京押上のCAVEにて行われた。  ケージで開催される同大会で、ボンサイ柔術勢と対戦するアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)と原虎徹(CAVE)が、練習場所であるCAVEで、2分のマススパーリングを披露。ともにコンディションは「バッチリ」と声をそろえた。  ライト級(71.0kg)で、アキラが鈴木琢仁と対戦、バンタム級 (61.0kg)で原虎徹が内山拓真と対戦する。  石渡伸太郎塾長のもとで練習を積むアキラは、バナナを愛するマッチョなゴリラキャラでMMA16勝8敗4分。現在3連勝中で、田村一聖を2R KO、松本光史を3R TKO、そして前戦となる2021年10月の「RIZIN.31」では、元UFC・ONEの阿部大治に2Rノースサウスチョークで一本勝ちしている。  対する鈴木は、2021年10月のDEEPでの前戦で北岡悟に3R、ヒザ蹴りからのパウンドでTKO勝ち。会見では「今をときめくボンサイ柔術の茶帯、そしてボンサイ柔術日本人最強(関根さんを除く)鈴木琢仁です。今回RIZIN初参戦させていただくことになります。ボンサイ柔術で培った寝技、柔術をお見せしたいと思います」と自信を見せていた。  今回の公開練習でアキラは、連勝の秘訣を「漢塾に入塾したから」といい、「(練習仲間の)平本くんが、強くなろうという意識が高いので、そこにつられて自分も意識を高めています」と、米国から帰国し、ともにCAVEで練習を積む平本蓮からも刺激を受けていると語る。  一方で、対戦相手の鈴木には怒り心頭だ。  記者会見では、鈴木から好物であるバナナをいったんは差し出されながらも、目の前で食べられた。その瞬間を振り返るアキラは「その場で殴ってやろうかと思いました。ふざけたことをしてきたんでブッ殺してやろうかと思います」と憤りを隠さない。  北岡のグラップリングを凌ぎ、TKO勝ちした鈴木の印象を「弱い。もう見たまんますべて弱いです」とバッサリ斬って落とした。  フィニッシュを問われても「失神させるだけ」と、何を聞いても「失神」を連呼。4連勝に向け、ガッツポーズで隆起した筋肉を披露した。 [nextpage] 原「(平本を)ジュニアキックの時代から個人的に知っている。いまは身体が強い」  鈴木と同じボンサイ柔術の内山拓真(2勝3敗)と対戦するCAVEの原虎徹も、アキラ同様に「失神」決着を予告した。  当初、このカードは1月23日の『石渡引退興行 漢塾 ~継承~』バンタム級トーナメントリザーブマッチとして組まれていたが、内山が新型コロナウイルス陽性反応により欠場。今回の『RIZIN TRIGGER 2nd』で組まれた経緯がある。  原はプロMMA2勝1敗。4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEP フューチャーキングトーナメントを制し、2020年9月にプロデビューした。  初戦は“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ち。2戦目では「朝倉未来1年チャレンジ」出身のヒロヤも完封して2連勝。しかし、2021年7月の前戦では、柔道出身の強豪・吉野光にスプリット判定で敗れている。  対する内山はMMA2勝3敗。ハワイユナイテッドMMAでの練習なども経て、ボンサイ柔術所属。2021年は6月にPANCRASEで川北晏生に判定負けも、9月のDEEPで秋田良隆に1R、キムラからの腕十字で一本勝ちしている。  公開練習で、原は「石渡さんの引退興行のために準備していたので、こうしてRIZINで試合が出来て嬉しく思います」と、RIZIN初参戦を語る。  7月の前戦では、柔道ベースの吉野の投げからの抑え込みに苦しみ、スプリット判定を落としたが、「フィジカル不足だったので、その部分の課題も克服して今回の試合に臨みます」と、パワーアップしているという。 原「内山選手の相手が弱いから、キムラとか十字に取られるけど僕は取られない」  また、練習仲間となった23歳の平本蓮と、24歳の原虎徹は同世代。極真空手、ボクシングで活躍していた原は、平本を「ジュニアキックの時代から個人的に知っていますが、いまは身体が強いなと感じます」と刺激になっているとした。  今回の対戦相手の内山はグラップラー。サウスポー構えの原に対しオーソドックス構えの内山は、3敗中2つのTKO負けがあり、パンチでの被弾はあるもの、アマチュア時代を含め、ボンサイ柔術らしく腕十字、三角絞めでのフィニッシュが際立つ。  その極めについて、原は「内山選手の対戦相手が弱いので、キムラとか十字に取られるので、基本的に僕は取られないので大丈夫です」と、組みの展開にも自信。  アキラの「失神」宣言に続き、「僕も相手が弱いので相手が勝手に失神しちゃうと思います」と気負いも無く淡々と語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント