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2022年3月12日(土)、東京・大田区産業プラザPIOにて開催される「GRACHAN53×BRAVE FIGHT26」に向け、BRAVEジムの宮田和幸代表、同ジムの上田幹雄(極真会館・2019年世界大会優勝)、三浦孝太の3人が鼎談。それぞれのデビュー戦と今後について語った。
来場者に無料配布されるISAMI制作の大会パンフレットで3者は鼎談。そのなかで、RIZIN大晦日大会での驚きのエピソードも紹介されている。
BRAVEジムで「すべての部分で成長した」という三浦は、「大晦日は最後のつもりで戦ったように、僕は一戦一戦を大事に全てを懸けて戦っていくだけです。次の試合では大晦日以上の試合内容を求められると思うので、しっかり準備して臨みます」と、YUSHIを相手に1R サッカーボールキックでのTKO勝ちを超える内容を見せられるように準備している、と語る。
一方、「今年中には絶対にプロデビューします」という上田は、「僕がMMAに転向した一番の理由は、『極真の強さを証明する』こと。MMAのリングで空手の技術の対応力、空手で培った精神力を見せられる試合をしていきたい」と、意気込みを語った。
そんな2人の教え子について、宮田代表は「孝太は、大晦日のRIZINでのプロデビュー戦でも全然物怖じしなかった。入場する直前にLINEの返信をしていたんです。僕は15年ぐらい指導していますが、そんなやつを見たことはありません(笑)」と、父“キングカズ”ゆずりの試合度胸に驚きを隠さず。
さらに、「最後のサッカーボールキックもああいう場面での練習はしていなかったので、フィニッシュに繋がりビックリしました。ちなみに、大晦日の例の問題があったことで、孝太のサッカーボールキックは相手の顔面に当たっていない(※胸にヒットし、右の追打でダウン)とがアンチに突っ込まれて八百長疑惑がありました。八百長なんて、全くそういうことはないんですけどね」と苦笑し、「間違いなくスターになる逸材」と太鼓判を押した。
3月12日の大田区大会で三浦は、マット上での挨拶およびオリジナルTシャツ(先着300枚)販売&購入者との写真撮影会に臨むという。
また、宮田代表は、極真世界王者の上田幹雄についても、「2021年7月からMMAの練習を始めたので、まだちょっとの期間しかしていないのですが、上田君と寝技だけのスパーをやると翌日は身体中が痛くなるほど規格外の強さがある。上田君は元々相撲の経験があり(※中学3年間、柔道部と相撲部に在籍)、立ち技で組むことに関してのアレルギーも全然無いので、僕の方ではいつでも出撃OKです」と、そのポテンシャルの高さにお墨付きを与えている。
続けて「今の時点でもう日本人ヘビー級選手の中でも一番強い選手になっていると思うので、あとはRIZINかGRACHANなど国内でみんなに見てもらう舞台を用意するだけ。将来的にUFC出場を目指していて、日本で経験を積んでからいくことになると思います」と、大型ルーキーのMMAデビューと将来に期待を寄せた。
この上田と練習を積み、大晦日RIZINで“ブラックパンサー”ベイノアに一本勝ちした武田光司(BRAVE)も来場挨拶する大田区大会は、GRACHAN放送局でのライブ配信も決定している。両者はどんな言葉を語るか。無料配布されるパンフレットでの鼎談全文も必見だ。
なお、同大会の第7試合のフェザー級で和田健太郎と対戦予定だった高橋孝徳が欠場、代わって誠人が和田と対戦するほか、第6試合の無差別級でラデックと対戦予定だった田馬場貴裕が欠場、高桑格と対戦する。
また、2022年度初のアマチュア大会「GRACHANチャレンジ」が、4月10日三郷BRAVEジムにて開催が決定。出場選手を募集する。