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【PANCRASE】RIZIN帰りの木下憂朔が元王者の村山暁洋と対戦=4月29日(金・祝)立川ステージガーデン

2022/02/05 01:02
 2022年4月29日(金・祝)に開催される「PANCRASE 327」立川ステージガーデン大会の最初のカードが4日、発表された。 ▼ウェルター級 5分3R木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)1位・4勝1敗村山暁洋(GUTSMAN)2位/第9代同級王者・22勝11敗9分  アマチュア5戦無敗・プロ4勝1敗、若干21歳のワンダーボーイ木下憂朔が関東2戦目に臨む。  木下は6歳から16歳まで習った空手をバックボーンに、15歳からMMAを始めると関西のアマチュア大会JMMAFで無敗のまま2020年11月にDEEP PANCRASE大阪大会でプロデビュー。  網藤雄太を相手に1R、リアネイキドチョークで一本勝ちを収めると、2021年4月の嶋田伊吹戦では1RにパウンドでTKO勝ち、7月にはベテランの中村勇太相手に1R中盤にスタンドのパンチでTKO勝ち。9月のPANCRASEでは元HEATウェルター級王者の高木健太にノーアームギロチンチョークで一本勝ちと、プロ4戦まで全て1Rでフィニッシュしてきた。  そして、2021年11月の前戦では、RIZIN TRIGGER神戸大会に出場。DEEP王者の住村竜市朗を相手に打撃で上回りながらもケージ掴みのフットスタンプにより2R、反則負け。ほろ苦いRIZINデビューとなっている。  対する村山は、第4代修斗環太平洋ミドル級王者から、PANCRASEに参戦。2016年3月に鈴木槙吾にTKO勝ちで、PANCRASEウェルター級王座戴冠も同年10月に、三浦広光に判定負けで防衛陥落した。  その後、現正規王者でONE参戦中の手塚裕之、J.J.アンブローズに判定負け。2020年2月の近藤有己戦の判定勝利で白星を掴むと、12月大会で当時2連勝中だった菊入正行も完封。2連勝をマークした。  2021年10月の「PANCRASE 324」で「ウェルター級暫定王者決定戦」として菊入との再戦に臨んだ村山は、カーフキックを効かされながらも得意の投げをトライ。しかし菊入のテイクダウンディフェンスに阻まれ、判定負けで王座戴冠はならなかった。  年齢では木下とダブルスコアの42歳だが、豊富なキャリアに裏打ちされた元王者としての老獪さとタフネス、試合の流れを瞬時に判断してポイントを抑える能力で、年齢差を帳消しとするか。テイクダウンディフェンスの強い木下だが、村山のMMA柔道の投げも断ち切ることが出来るか。  木下にとってベテラン村山との試合は、今回こそ格闘家として飛躍するための貴重な授業としたいところ。一方の村山はゴールデンルーキーの壁として立ちはだかるか。
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