2008年9月のDREAM.6で一本勝ちした青木は一夜明け会見で秋山に直に対戦を要求した。(C)ゴング格闘技/ONE Championship
2022年3月26日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで開催される、ONE Championship10周年記念大会「ONE X」にて「青木真也vs.秋山成勲が決定」の韓国・中央日報のニュースを受け、秋山が「まだサインしてないぞーーーー!!!^_^」と絵文字つきで反応した。
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— 秋山 成勲 추 성훈 (@akiyamayoshihir) February 4, 2022
まだサインしてないぞーーーー!!!^_^
青木と秋山の対戦交渉の過程は、これまでも両者の間で口論となっていた。
2021年10月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」でグラップリングマッチを戦った青木は、試合後、マット上で、「9月6日に俺にオファーが届きました。オイ、お前(放送席の秋山に)何で(試合を)断ったんだよ。笑いごとじゃないんだよ、何とか言えよ! 嘘を付くんじゃねぇよ」と秋山に直接問いかけている。
解説席にいた秋山は、「断った理由として筋肉を断裂して……」と言うと即座に青木は「関係ねえよ」と否定。
秋山は「先生の判断など色んな選択肢がありましたが、私も断るのが億劫で、やはり試合でリングに立つのが格闘家としての在り方だと私は思います。苦渋の選択として、そういう判断をせざるを得ない状況で、色んな検査を受け、もちろん周りの人に迷惑をかけたことは十分に分かっております」と続けると、青木は「だから何だよ。2カ月あればやればいいじゃないか。お前の言うことは正論だろ。お前がやる気あるならやれよ、『格闘技を盛り上げる』なんて綺麗事で、ONEと一緒だよ。オメエに覚悟あるんだったらなやってみろよ」とバッサリ。
秋山は「もちろんやらないという選択肢はない。当たり前のようにやるつもりでいるし」と答えると、青木は「はっきり言ってやるよ。オマエにそんな時間ないんだよ」と一刀両断。「俺は何があろうと、目の前にあることを一生懸命にやってやります。青木真也を貫いて、一生懸命生きていきます」と語り、ケージを後にした。
放送席で秋山は、「最高のパフォーマンスを見せるために準備をしてきたつもりが、いろんな結果を生みました。青木選手が言ったように、私が断ったのは事実であり、そこは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、人に対して“テメエ”だの、失礼なことを言うこと自体、格闘家以前に、人として良くないと思うのでそこは改めた方がいい。私は彼よりも年上で、彼に対してちゃんと敬語を使っています。格闘家はそういう言葉を出すから、野蛮だと言われる。相手をリスペクトをして、自分の仕事、練習をしっかりして試合に臨めばいいというのが私のスタンス」と、あらためて青木とのやりとりを語った。
その上で「まあ、『待ってろよ』と。10年近く俺とやろうと言っていて、俺のことが相当好きなんでしょう。だから変なストーカーに目を付けられたなと。ストーカーを倒す、その時間はもうすぐ来るんじゃないんですか」と、怪我を治しての青木との対戦に前向きなコメントを残していた。