K-1K-1
K-1
インタビュー

【K-1】璃明武「チャンピオンとしてプライドを持って圧倒したい」vs一航「全試合攻めて攻めて倒しにいきたい」

2022/02/03 19:02
 2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて行われる「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦第2試合で対戦する、現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)と三冠王・一航(新興ムエタイジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。 璃明武「3試合しっかり記憶に残るレベルの高い試合をして優勝」 (C)K-1 璃明武は空手のバックボーンを持ち、第15回「K-1アマチュア」Aクラス-55kgトーナメントで優勝。2018年4月にプロデビューを果たし、デビューから5連勝を飾ったが、7戦目で元Krushバンタム級王者・佐々木洵樹に判定で敗れ初黒星。2021年2月の再起戦で蒼士に判定勝ちして再起を飾ると、8月から開幕した「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。戦績は10勝(4KO)1敗。――第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの出場が決まりました。今率直にどんな心境ですか? 「10月にKrushのチャンピオンになって、次はK-1の世界チャンピオンを狙っていて、早い段階でこうやってチャンピオンになれるチャンスが来たので、しっかりここで3試合勝ってチャンピオンになりたいと思います。一回戦の相手も他団体のチャンピオンなんで、王者対決という部分でも楽しみですね」 ――対戦相手の一航選手はキック・ムエタイで3つのベルトを持ち、今回がK-1初参戦です。どんな印象を持っていますか? 「試合を何試合か見たんですけど、バランスも良くて平均以上の選手かなと思います。でも自分は上回られている部分はないと思うので、全ての局面で圧倒したいと思います」 ――王者対決として対抗意識がありますか? 「自分的にはKrushの方が全然上だと思っているので、準決勝・決勝に繋げるいい勝ち方ができるのが理想だと思います」 ――10月のKrushに続いて2戦連続でのワンデートーナメントになります。その経験はアドバンテージなりそうですね。 「そういう部分では他の選手よりはラッキーですね。前回のトーナメントの経験も入れながらやっていけるので。1日2試合でもきつかったので、3試合はさらにきついと思うんですけど、こないだの感じだったら3試合でも行けるかなって感じです。トーナメントは運も大事ですけど、自分は運も味方にできると思います」 ――準決勝・決勝の勝ち上がりはどう予想されていますか? 「最初に発表された4人がトップフォーだと思うので、その4人の誰かとやりたいですね」 ――璃明武選手を含む玖村将史・金子晃大・佐々木洵樹の4選手がK-1スーパー・バンタム級四天王と扱われることをどう思っていますか? 「4人は全員Krushのチャンピオン経験者で戦績もよくて実力・実績もある。世界的に見てもこの階級だったらトップの4人だと思います。上の階級だったら外国人も強いと思いますけど、この階級は日本人が強いですよね。何もなければ四天王が一回戦を勝ち上がるだろうし、その方が面白いのかなと。番狂わせが起こるより元々決まっていた4人が準決勝に上がって、その4人でチャンピオンを決める方が自分的には面白いのかなと思うので、僕は他の3選手(玖村・金子・佐々木)にも勝ってもらいたいです。自分の場合は他団体のベルトを持っている初参戦の一航選手とやるので、Krushのチャンピオンとしてプライドを持って一航選手を圧倒したいです」 ――今回のトーナメントではどんな試合を見せたいですか? 「すごくレベルが高いトーナメントだと思うので、しっかり自分の実力を出して、過去最強の自分を作って臨みたいです。3試合しっかり勝ち切りたいと思います」 ――K-1のベルトにはどんな想いがありますか? 「僕はK-1のチャンピオンをずっと目標にしていたので、特別な想いというよりは、自分がこの階級で一番強い選手だということを証明したいので、このトーナメントで優勝すればベルトが付いてくるものだと思います」 ――K-1スーパー・バンタム級のベルトは武尊・武居由樹というK-1を代表する選手たちが巻いてきたベルトですが、そこは意識していますか? 「そこまで意識していないんですけど、自分がチャンピオンになったら自分の色というか、新しいチャンピオンになりたいと思います」 ――それでは最後にファンの方たちへメッセージをお願いします。 「Krushからのいい流れで連続でタイトルを獲りたいです。3試合しっかり記憶に残るレベルの高い試合をして、自分の実力を出して、チャンピオンになりたいと思います」 [nextpage] 一航「自分のほうが全てで上回っているところを見せたい」 (C)K-1 一航は2019年4月の『BOM』でWMC日本バンタム級王座、11月の『NJKF』でNJKF同級王座を獲得して高校生二冠王者を達成すると、2020年9月にはINNOVATION三階級王者の岩浪悠弥とWBCムエタイ日本統一王座を懸けて対戦。チェアマン判定で王座を獲得して三冠王となった。2021年2月にはRISEに参戦して大崎一貴と対戦、判定2-0で敗れるも大崎を蹴りで苦しめている。戦績は14勝(3KO)3敗2分。 ――K-1初参戦で、第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントへの出場が決まりました。まずはK-1に参戦する心境を聞かせてください。 「K-1という名前のある団体で試合をさせていただけることにすごく感謝と興奮を感じています。K-1は格闘技団体の中で一番大きな名前を持っていると思うし、スター選手が集まるイベントというイメージですね」 ――一航選手のこれまでの格闘技歴を教えてもらえますか? 「お兄ちゃんが格闘技を始めることになって、兄に一緒についていく感じで自分も始めました。それが小学3年生の頃です。格闘技を始めて2カ月で試合に出て、その時が結果が引き分けだったんです。それがむちゃくちゃ悔しくて、そこから真剣に格闘技をやろうと思って、今まで格闘技をやってきました」 ――小学生の頃からどんどん試合に出ていたのですか? 「そうですね。毎週日曜日は試合に出るみたいな感じで。月3~4大会は当たり前に出ていました(※アマチュアで約120戦の経験を持つ)。それで高校在学中にプロデビューして、2本のベルトを巻いて、2020年にWBCムエタイの日本王者になりました」 ――一航選手は自分がどんな選手だと自己分析していますか? 「基本的にはパンチをメインとして戦いつつ、蹴り主体でもいけるという感じですね。僕はアマチュア時代から、自分のスタイルを相手のスタイルに合わせて、相手に“やりづらい”と感じさせるスタイルを積み上げてきました。プロになってからはそういう戦い方が勝手に自然とシフトできるようになっていて、K-1でもムエタイでもルール的には問題ないです」 ――対戦相手に璃明武選手にはどんな印象を持っていますか? 「よくKrushのダイジェストでも使われている回し蹴りとか、すごく速いですよね。そこを出させないように自分が距離を詰めたり、やり辛いと思うものを探しながら戦っていこうと思います。自分のほうが全てで上回っているところを当日見せたいです」 ――準決勝・決勝の勝ち上がりはどう予想されていますか? 「やはり金子選手、玖村選手はとても強い選手だと思うので、二人と一度は試合をしてみたいです」 ――玖村将史・金子晃大・佐々木洵樹・璃明武の4選手がK-1スーパー・バンタム級四天王と扱われることをどう思っていますか? 「相手の方が注目を浴びているほうが自分は楽しいので、その雰囲気を楽しんで勝って、自分のほうが強いことを証明したいと思います」 ――K-1スーパー・バンタム級のベルトは武尊・武居由樹というK-1を代表する選手たちが巻いてきたベルトですが、そこは意識していますか? 「やはり二人の選手は見てて凄いカッコいい選手なので、自分もそれに相応しいカッコ良くて強い選手になります」 ――初めてのK-1でファンにどんなところを見せたいですか? 「激しい打ち合いをしていきたいと思います。今回トーナメントに出る選手はみんなレベルが高いと思うんですけど、そのおかげで練習のモチベーションも上がってくるし、さらなる進化にも繋がるので楽しいです。トーナメントの7選手、誰が来ても自分の方が実績・キャリアは全て上だと思っているので、それをトーナメントで見せたいと思います」 ――それでは最後にファンの方たちへメッセージをお願いします。 「K-1初参戦にも関わらず、この大きな舞台に出させて頂いてすごく感謝しています。全試合攻めて攻めて、倒しにいきたいので応援よろしくお願いします」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント