「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の1回戦第2試合で対戦する璃明武(左)と一航
2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて行われる「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦第2試合で対戦する、現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)と三冠王・一航(新興ムエタイジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
璃明武「3試合しっかり記憶に残るレベルの高い試合をして優勝」
(C)K-1
璃明武は空手のバックボーンを持ち、第15回「K-1アマチュア」Aクラス-55kgトーナメントで優勝。2018年4月にプロデビューを果たし、デビューから5連勝を飾ったが、7戦目で元Krushバンタム級王者・佐々木洵樹に判定で敗れ初黒星。2021年2月の再起戦で蒼士に判定勝ちして再起を飾ると、8月から開幕した「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。戦績は10勝(4KO)1敗。
――第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントの出場が決まりました。今率直にどんな心境ですか?
「10月にKrushのチャンピオンになって、次はK-1の世界チャンピオンを狙っていて、早い段階でこうやってチャンピオンになれるチャンスが来たので、しっかりここで3試合勝ってチャンピオンになりたいと思います。一回戦の相手も他団体のチャンピオンなんで、王者対決という部分でも楽しみですね」
――対戦相手の一航選手はキック・ムエタイで3つのベルトを持ち、今回がK-1初参戦です。どんな印象を持っていますか?
「試合を何試合か見たんですけど、バランスも良くて平均以上の選手かなと思います。でも自分は上回られている部分はないと思うので、全ての局面で圧倒したいと思います」
――王者対決として対抗意識がありますか?
「自分的にはKrushの方が全然上だと思っているので、準決勝・決勝に繋げるいい勝ち方ができるのが理想だと思います」
――10月のKrushに続いて2戦連続でのワンデートーナメントになります。その経験はアドバンテージなりそうですね。
「そういう部分では他の選手よりはラッキーですね。前回のトーナメントの経験も入れながらやっていけるので。1日2試合でもきつかったので、3試合はさらにきついと思うんですけど、こないだの感じだったら3試合でも行けるかなって感じです。トーナメントは運も大事ですけど、自分は運も味方にできると思います」
「最初に発表された4人がトップフォーだと思うので、その4人の誰かとやりたいですね」
――璃明武選手を含む玖村将史・金子晃大・佐々木洵樹の4選手がK-1スーパー・バンタム級四天王と扱われることをどう思っていますか?
「4人は全員Krushのチャンピオン経験者で戦績もよくて実力・実績もある。世界的に見てもこの階級だったらトップの4人だと思います。上の階級だったら外国人も強いと思いますけど、この階級は日本人が強いですよね。何もなければ四天王が一回戦を勝ち上がるだろうし、その方が面白いのかなと。番狂わせが起こるより元々決まっていた4人が準決勝に上がって、その4人でチャンピオンを決める方が自分的には面白いのかなと思うので、僕は他の3選手(玖村・金子・佐々木)にも勝ってもらいたいです。自分の場合は他団体のベルトを持っている初参戦の一航選手とやるので、Krushのチャンピオンとしてプライドを持って一航選手を圧倒したいです」
――今回のトーナメントではどんな試合を見せたいですか?
「すごくレベルが高いトーナメントだと思うので、しっかり自分の実力を出して、過去最強の自分を作って臨みたいです。3試合しっかり勝ち切りたいと思います」
――K-1のベルトにはどんな想いがありますか?
「僕はK-1のチャンピオンをずっと目標にしていたので、特別な想いというよりは、自分がこの階級で一番強い選手だということを証明したいので、このトーナメントで優勝すればベルトが付いてくるものだと思います」
――K-1スーパー・バンタム級のベルトは武尊・武居由樹というK-1を代表する選手たちが巻いてきたベルトですが、そこは意識していますか?
「そこまで意識していないんですけど、自分がチャンピオンになったら自分の色というか、新しいチャンピオンになりたいと思います」
――それでは最後にファンの方たちへメッセージをお願いします。
「Krushからのいい流れで連続でタイトルを獲りたいです。3試合しっかり記憶に残るレベルの高い試合をして、自分の実力を出して、チャンピオンになりたいと思います」