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【RIZIN】朝倉未来が「俺と斎藤選手とクレベル選手でBellatorと3対3対抗戦を」希望。榊原CEOはフェザー級16人日本トーナメントを示唆

2022/01/29 22:01

注目すべきフェザー級ファイターたち

 現在、Bellatorのランキングは下記の通り。日本格闘技への造詣も深い王者のAJ、パトリシオは日本のファンにもよく知られているが、2位以下の強豪にはどんな選手がいるか。

 必殺の跳びヒザ蹴りを持つ17勝1敗のアダム・ボリッチ(ハンガリー)はBellatorの“ヒザ神”。まだ25歳で、3月11日の「Bellator 276」で3位のマッズ・バーネル(デンマーク・27歳)との対戦が予定されており、日本のファンにとっても注目の1戦だ。

 そして4位のアーロン・ピコ(米国)も25歳。MMA9勝3敗と戦績は少ないが、レスリングでは2012年、USAW全米カデット選手権のフリースタイルとグレコローマンとフォークスタイルの3部門で優勝。2013年の世界カデット選手権63kg級では金メダルを獲得し、ボクシングでも2009年の全米ジュニアゴールデングローブで優勝するなど、トップアスリートとして活躍。スコット・コーカー代表の秘蔵っ子として、AJ同様にBellatorで純粋培養されている。

 このピコを跳びヒザ蹴りでTKOに下しているのが前述のボリッチ。そしてそのボリッチにリアネイキドチョークで一本勝ちしているのが、現在ランキング10位のダリオン・コールドウェルだ。堀口恭司と2度戦った元Bellator世界バンタム級王者は、この週末のBelaltorに参戦を決めており、元UFCの強豪エンリケ・バルゾーラ(ペルー)と再びバンタム級で戦うことになっている。

「負ける気がしない」という朝倉にとって、このコールドウェルの試合や、ランカーたちと対戦経験のあるフェザー級のランク外のヘンリー・コラレスvs.エイデン・リー、さらに21歳で現在5連勝中、寝技師クリス・ブレナンを父に持つルーカス・ブレナン(※写真左)の試合は、実力を計る上で見逃せない試合となるだろう。29日(日本時間30日)にU-NEXTでライブ配信されるBellatorは、日本のファンにとってもプレリミナリーから注目だ。

◆Bellatorフェザー級ランキング(※1月28日時点)

王者 AJ・マッキー (米国)18勝0敗
1位 パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)32勝5敗
2位 アダム・ボリッチ(ハンガリー)17勝1敗
3位 マッズ・バーネル(デンマーク)16勝3敗
4位 アーロン・ピコ(米国)9勝3敗
5位 ペドロ・カルヴァーリョ(ポルトガル)12勝5敗
6位 エマニュエル・サンチェス(米国)20勝7敗
7位 ジェレミー・ケネディ(カナダ)17勝3敗
8位 ダニエル・ウェイチェル(ドイツ)41勝13敗
9位 ジャスティン・ゴンザレス(米国)12勝1敗
10位 ダリオン・コールドウェル(米国)15勝5敗

 一方で、RIZINの榊原信行CEOは、海外勢との対戦が日本で行えない可能性も考慮し、2021年のバンタム級GPに続き、フェザー級のジャパンGP開催の可能性も示唆している。

「外国勢がいつからコンスタントに入国出来るか分からないなかで、ナンバーシリーズで言えばトーナメント。男子はフェザーで16人揃えてジャパンGPというのもありだと思う」と、日本在住選手16人参加のトーナメントもプランにあることを語っている。

◆RIZINフェザー級(66kg)

クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)28勝5敗1分
牛久絢太郎(K-Clann)21勝8敗1分
朝倉未来(トライフォース赤坂)16勝3敗
斎藤 裕(パラエストラ小岩)20勝6敗2分
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)15勝4敗
カイル・アグォン(米国)13勝10敗
金原正徳(立川ALPHA)28勝14敗5分
摩嶋一整(毛利道場)14勝3敗
堀江圭功(ALLIANCE)12勝3敗
佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ワイドマンMMA)23勝9敗2分
中村大介(夕月堂本舗)31勝20敗1分
弥益ドミネーター聡志(team SOS)12勝6敗
芦田崇宏(BRAVE)24勝11敗2分
萩原京平(SMOKER GYM)6勝4敗
白川陸斗(トライフォース赤坂)11勝8敗1分
神田コウヤ(パラエストラ柏)8勝4敗
DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)21勝14敗6分
関 鉄矢(SONIC SQUAD)14勝8敗1分
青井 人(BLOWS)8勝4敗1分
山本琢也(パラエストラ千葉)7勝2敗1分
中田大貴(和術慧舟會HEARTS)4勝2敗
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)6勝3敗
山本空良(パワーオブドリームジム)12勝6敗2分
新居すぐる(Potential)12勝11敗
鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)1勝1敗
平本 蓮(フリー)1敗
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)2敗

 陣容が揃うなかで、フェザー級もサバイバルマッチとなることは間違いない。オミクロン株の拡大もあり、海外選手の来日の見通しが立たないなか、榊原CEOは、「LANDMARKはほんとうに海外でもやりたい。海外に行けば、Bellatorに協力してもらい、外国勢ともやれる」と、日本人選手を引き連れての海外大会のウルトラCのプランも本誌に明かしている。

 果たして、2022年のRIZINの柱は、どの階級のどんな選手たちが主役となるか。フェザー級に続いて次回では、注目の女子トーナメント、ライト級についても記していきたい。

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