攻撃を振り分け、なおかつ手数も多い独特なスタイルで勝利した兼田
2022年1月28日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.133』の一夜明け会見が、29日(土)都内にて行われた。
第7試合のKrushフェザー級3分3R延長1Rで龍斗(team NOVA)を判定3-0(30-28×2、30-27)で降し、Krush初陣を白星で飾った兼田将暉(RKS顕修塾)が出席。前夜の試合を振り返った。
「コロナ禍で周りも応援に来てくれる人も1週間前になったりして応援に来れなくなったりもあったけれど、しっかり連絡をもらって嬉しかったです。昨日もKrushという大会でほとんどの試合でダウン、KOがあった中でそれを見せられなかったのが悔しいですが勝てたのでそこだけはホッとしています」
初参戦で「後楽園ホールの試合も初めてで試合中は観客が見えないくらい緊張していてちょっと場に飲まれた感じでした」と苦笑いする。
その中でも「良かった点は、作戦は龍斗選手は圧力も強いと思ったので自分は距離を取ってディフェンスは自信あったのでそんなにもらわなかったのはよかったですね」と、ディフェンス面では満足の行く内容だったようだ。
これからどんなものを武器にして戦っていきたいかを問われると「今は全然倒せるパンチはなくて昨日も倒せてないけれど、間合いと距離はロマチェンコが好きで自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃は当たらないスタイルをやっていたので、今後はそれも狙って一撃でも倒せるくらいの力を付けていきたいと思います」と、今まで磨いてきたスタイルに倒せるパワーを身に着けたいとした。
同級王者の新美貴士については「初参戦で1勝したくらいなのですぐにやりたいとか昨日の試合ではインパクトもなかったので言えないですが、格闘技をやっている以上はトップを倒すのが格闘技やっている人間の目標なので、いつか新美選手を倒してベルトを巻きたいと思っています」と、これから目指していきたいという。
「篠塚選手です。兄貴分のRyukiっていう総合に転向した選手が、キックボクシングで19戦やっていて唯一黒星やったのが篠塚選手で。その時にセコンドついていて間近で見ていたので、兄弟分として借りを返したいので篠塚選手とやれる機会があればぜひやりたいです」と、篠塚辰樹に兄弟分のリベンジをしたいと話した。