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インタビュー

【UFC】“78億分の1”ヘビー級統一王者となったガヌーの苦悩とは?「ダナがなぜ自分にベルトを巻かなかったのかは分からない」

2022/01/24 19:01

UFC 270: N'Gannou vs. Gane 試合展開

▼UFC世界ヘビー級王座統一戦 5分5R
〇フランシス・ガヌー(カメルーン)257lbs/116.57kg ※正規王者 17勝3敗(UFC12勝2敗・UFC5連勝5KO)
×シリル・ガーヌ(フランス)247lbs/112.04kg ※暫定王者 10勝1敗(UFC7勝1敗)

 1R、ともにオーソドックス構えから。先に詰めるガヌー。金網背にダブルレッグに入るガーヌは反対側のケージまでドライブもガナーは金網背に突き放す。

 逆に詰めて左で差して組むガヌー。体を入れ替えるガーヌにヒザ・ヒジを至近距離で突くガヌー。右ボディストレートを効かせるガヌー! 頭にガードを固め、思わずくの字になるガーヌは後ろ蹴りで応戦。

 詰めるガーヌに左で差して組むガヌー。四つの展開で体を入れ替えるガーヌ。右で差して押し込んで左ヒザ、右バックフジを突く。押し返すガヌーにガーヌは左の蹴り。

 2R、互いに慎重な展開のなか、徐々にガーヌの蹴りの距離に。ガーヌはジャブも突く。詰めて組むガヌーだが、1Rで力を使ったか、粘れず。すぐに突き放すガーヌ。右の後ろ廻し蹴りがガヌーの側頭部をかすめる。遠間からサウスポー構えにスイッチし右ジャブ、さらにオーソから右を振り出入りのガーヌは左ミドルも。

 3R、距離を取り、半身で低い手の位置に構え、細かいステップはガーヌ。しかし、一気に詰めたガヌーは、ガーヌの右の高い前蹴りの打ち終わりを掴んで持ち上げて豪快にテイクダウン! 亀から正対しシングルレッグで立ち上がるガーヌ! 金網背に左で小手に巻き崩すガヌーも、すぐに立ち上がるガーヌが右で差して金網に押し込む。左で小手に巻くガヌーに。大きな右を遠間から振るガヌーに、後ろ廻し蹴りを見せるガーヌ。

 シングルレッグテイクダウンのガヌーに、引き込む形で下からストレートアームバー、キムラ狙いのガーヌが、尻まで上半身金網に立ててブザー。

 4R、チャンピオンシップラウンド。右ローを打つガーヌ。サウスポー構えで右回り。追うガヌーは右ボディストレートも単発。ガーヌは右ジャブ、さらに右の後ろ蹴り! 追いかけるガーヌに左前蹴り。

 詰めるガヌーはボディロックに持ち込みテイクダウン! 立ち上がるガーヌになおもボディロックで崩して、その立ち際にガヌーは胸にヒザ! 上半身を立てるガーヌに上から圧力をかける。

 5R、サウスポー構えで遠間から飛び込みヒジを見せるガーヌ。さらにジャブ、ガヌーが前に出て来たところにダブルレッグテイクダウンはガーヌ! 足を戻すガヌーに、ストレートフットロックはガーヌ。立ち上がるガヌーになおも外ヒールを極めに行くが、ここもヒザを抜いたガヌーが上に。その首を捕えに行くガーヌだが、ハーフで片足を抜いているガヌーは首を抜き上に。ガーヌを立たせないガヌー。タイムアップ。

 判定は3-0(48-47×2、49-46)で、後半にテイクダウン狙いを決めたガヌーが王座防衛に成功するとともにヘビー級王座を統一した。ガーヌはMMA初黒星。

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