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【K-1 KRUSH】日本vs中国7対7対抗戦の中堅戦は強打者対決、三将戦と副将戦は日本のチャレンジマッチに

2019/05/30 22:05
【K-1 KRUSH】日本vs中国7対7対抗戦の中堅戦は強打者対決、三将戦と副将戦は日本のチャレンジマッチに

中堅戦で日中ハードパンチャー対決を宣言した藤村

2019年5月30日(木)都内にて記者会見が行われ、7月21日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.103』で行われる「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の全対戦カードが発表された。

 日本vs中国対抗戦の中堅戦は、藤村大輔(A-BLAZE×KICKGYM)vsドン・ウェンフェイ(中国)。30歳で10勝(5KO)4敗1分の戦績を持つ藤村が今回迎え撃つドンは、「まぎれもなく武林風のスーパースター。身体を痛めてリングを降りたり上ったりを繰り返して昨年から戦線に復帰。1RKOでいい出だしを飾った。パンチも蹴りも安定しているオールラウンドファイター。本人も日本での試合を以前から望んでいたが、中国国内での人気が高く今まで叶わなかった」(中国チームのコーディネーター岩熊宏幸CFP代表)という大物。


 藤村は「前回の試合で負けてしまって、3年前に中国遠征を経験していて中国の選手に負けている。今回も負けると二重の意味で連敗が続いてしまうので必ず勝ちたい。相手の動画を見たら世界のトップ選手とやっていて、そんな強い選手と自分がなぜ当てられたのか、その意味を理解していきたいと思います。前回の中国人選手の相手はおかっぱ頭で入場もふざけていて何を考えているのか分からないような選手で。でも試合が始まったら凄い回し蹴りとかバランスも良くて、謎のイメージが強かったです。その前は中国の選手をナメていましたが最近は技術も上がっていると思いますし、レベルは高いと思います」と、中国人選手の実力を警戒。


 そのうえで「(中堅は)かなり重要なポジション。負けないのもそうだし、プライドと意地を見せてそれを勝ちにつなげたい。もしそこまで日本チームが負けていても自分が空気を変えたい。ドンはめちゃくちゃパンチの技術があって、手数も多くてパンチで前へ出てくる、武林風のハードパンチャーという印象。自分はKRUSHのハードパンチャーとして勝ちたい。確実に打ち合いになりますね。ハードパンチャー同士の激しい激突をファンの皆様に見ていただけたらと思います」と、激闘を宣言した。

 ドンからは「私が今回の武林風チームのリーダーです。藤村選手は3年前に武林風に出場経験があり折れない心と強いパンチを持った選手であることを知っています。しかし、私も武林風の代表として他の選手の誰よりも、アツい試合をすることをお約束します。得意とするパンチとキックのコンビネーションをぜひ見てください」とのメッセージが読み上げられた。


 5戦目となる三将戦では中野滉太(POWER OF DREAM)とワン・ポンフェイ(中国)が対戦。中村拓己K-1プロデューサーは「五将戦の加藤虎於奈選手と同じく若くキャリアの浅いファイターとして中野選手を抜擢しました。まだ中野選手は20歳、プロ6戦(5勝4KO1敗)。ワン選手は日本で野杁正明選手に敗れていますが、中国の試合を見ると野杁戦の後、急成長していてレベルが高い。ゲーオとも中国で対戦経験があります。中野選手はチャレンジの厳しい試合になると思う」と、中野に試練を与えると話した。

 岩熊代表は「地味に見えるがパンチの非常に強い選手。ゲーオ選手、野杁選手と対戦してその経験を糧に努力して練習し、武林風のトップの一人です。1月にはWLF65kg級のベルトを獲って勢いに乗っている」と、25歳で25勝(3KO)9敗の戦績を持つワンを紹介した。


 中野は「けっこう強い選手で中国の王者なので戦えるのが楽しみです。しっかり倒しに行きたいと思います。対抗戦ということで日本と足立区を代表して現役王者を倒したい。相手はトップとやっているだけあって強い選手だなと思います。トップとやっている選手と自分ができるのがありがたい。倒して自分の実力を証明したいですね。今回出ている選手は凄い選手ばかりなので、後半戦に自分が選ばれたのはありがたいです。海外の選手とやるのも初めてなので自分の力を試したい。自分は自分らしく自分のことを考えています
日中対抗戦で初めての海外の選手で自分の強さを証明できればと思います」と、腕試ししたいと意気込んだ。

 ワンは「前回名古屋KRUSHで敗戦してから、私はたくさんの世界のトップファイターと試合をし、今年1月には念願のWLF65kg王者になることができました。WLFのベルトの威信にかけて、中野選手との一戦に全力で挑みます」とメッセージ。


 副将戦は伊藤健人(K-1ジム目黒TEAM IGER)vsジャオ・チョンヤン(中国)。伊藤は26歳で戦績は8勝(2KO)7敗4分。小澤海斗、芦澤竜誠と引き分けており、今年4月大会では優谷にKO勝ちを飾っている。

 対するジャオは試合時21歳で戦績は24勝(14KO)10敗。「武林風で今一番売り出し中の選手で、一身に期待を背負っています。若いながらいいテクニックを持っている。去年の対抗戦で負けている(レオナ・ペタスに2RでKO負け)ので今回は武林風として負けられない、いいプレッシャーを背負ってきている」と岩熊代表が言うように、「伊藤選手にとって厳しい相手」(中村プロデューサー)となった。


 その伊藤は「対抗戦のお話をいただいて即決しました。武林風には1回出て試合をしていい経験になったので、機会があったらぜひ出してほしいと思っていました。KRUSHの方が強いことを証明するために必ず勝ちたいと思います。相手も強い世界の強豪、僕はKRUSH自体が世界のトップにいると思っているので、この強豪を倒してKRUSH・K-1で世界とやっていくために今回の試合は落とせません。

 相手の印象は前にガンガン出てくる、くらいかな。前回倒して勝てたのは何年ぶりかと言われましたが、結果として自分が変わっていくきっかけになると思うので、強豪を用意してもらってここで勝つことがその証明だと思います。もちろん連続KOを狙います」と、武林風よりもKRUSHの方が上だということを証明したいと誓った。

 ジャオは「昨年の試合ではギリギリのところで勝利を逃し悔しい思いをしました。日本では私がスタミナオバケと言われることが多いですが、最も得意とするのはパンチのコンビネーションと殺傷能力のあるヒザ蹴りです。今はただ7月21日の試合のことだけを考えて毎日トレーニングしています。武林風のためにも、伊藤選手をKOで倒して自分の本当の強さを皆さんにお見せしたいと思います」と、前回敗北した屈辱を払しょくするとコメントしている。

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▼第3試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・先鋒戦 K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R・延長1R
瓦田脩二(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)
vs
ワン・ジーウェイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)

▼第4試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・次鋒戦 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
山本直樹(日本/優弥道場)
vs
ワン・ジュンユー(中国/星武創新ジム/CFP)

▼第5試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・五将戦 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R・延長1R
加藤虎於奈 (日本/TEAM TOP ZEROS)
vs
ジャン・チュンユー(中国/盛利人合ファイトクラブ/CFP)

▼第6試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・中堅戦 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R
藤村大輔(日本/A-BLAZE×KICKGYM) 
vs
ドン・ウェンフェイ(中国/項城浩爽武校/CFP)

▼第7試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・三将戦 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R
中野滉太(日本/POWER OF DREAM)
vs
ワン・ポンフェイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)

▼第8試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・副将戦 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
伊藤健人(日本/K-1ジム目黒TEAM IGER)
vs
ジャオ・チョンヤン(中国/一龍奥宇ジム/CFP)

▼第9試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦・大将戦 K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R・延長1R
卜部功也(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
ジェン・ジュンフェン(中国/重慶鋒豹クラブ/CFP)


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