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【K-1 KRUSH】日本vs中国7対7対抗戦の大将戦で復帰する卜部功也が衝撃発言「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」

2019/05/30 23:05
【K-1 KRUSH】日本vs中国7対7対抗戦の大将戦で復帰する卜部功也が衝撃発言「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」

兄・弘嵩から2年前に勝利を収めているジェンと対戦する卜部功也

2019年5月30日(木)都内にて記者会見が行われ、7月21日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.103』で行われる「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の全対戦カードが発表された。

 対抗戦を締めくくる大将戦は、卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsジェン・ジュンフェン(中国)に決定。

 卜部は2009年3月にプロデビューし、K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝。2015年1月にはトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。2016年にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント優勝、2018年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を奪取して2階級制覇を達成した。

 高度なディフェンステクニックとカウンターテクニックを持ち、国内外の名だたる強豪を次々と撃破。長くトップに君臨していたが、2019年3月に後輩でもある林健太に敗れ、ライト級王座を奪われた。


 KRUSHと武林風の対抗戦は過去2回とも功也の兄である卜部弘嵩が大将を務めてきた。今回は代わって功也が務めるわけだが、相手のジェンは一昨年の対抗戦で弘嵩を破っている強豪だ。

 卜部は「オファーを何度かいただきまして、出場することについて凄く悩みました。でも戦う理由が出来たと感じています。兄が2年連続戦っていますし、2年前の対抗戦で兄が負けている選手。そういう意味のある、理由がないと僕は試合に乗り気にならないんですが、今回は兄が負けている選手ですし、3年目で兄が出られなかったのでここは卜部家の弟が出ていこうかとやる気がでました」とあいさつ。


 ジェンの印象については「身体が頑丈でデカい、パワーもある。前回は60kgに合わせたのか、ベストの体重ではなかったと思います。動きもベストではない感じがしました。だから今回はあの時よりもさらにいい動きをするんじゃないかと思う。(相手はMMAの試合もやっていて)一発入ったら効きますし、やられる感覚があります。緊張感のある試合ができるかなと思います」と評した。

 実は「本当に辞めようと思っていました」と、引退を考えていたと卜部は衝撃の告白。


「ある程度やってきてどこでゴールするか、出口が見えなかった。戦う理由を探していました。理由があれば復帰するし、モチベーションを考えていました。今回メインを頼むと言われて、必要とされているなら試合してもいいなと思ったり、一番は応援してくれる人の笑顔が見たい。やるからにはベストの最高の動きをして、みんなが喜んでくれたらいいなと思っています」と、復帰を決めた理由を語った。

 しかし、「フィジカルトレーニングが全くできていなかったので、前回の試合が終わってから反省も含めてもう一回身体を作ろうと、すぐに身体は作っていました。だんだんとミットも再開して、練習に打ち込めるというか、戻ってきたかなという手応えは感じています。今は兄のトレーニングを手伝っていて、トレーナー目線で物事を見られるようになりました。どうすれば兄が強くなるか、いろいろ考えたのでそこはプラスになっているのを感じます」と、練習は続けていた。

 また、「スパーをやっていて、やられると悔しいんですよね。KRESTの練習はハードに競い合っているから、練習しないとやられるんです。それが悔しい。すると自然とスイッチ、ギアが入ってくる。ここからどんどんやっていけば戦いの場に戻るしかないと思うでしょう」と、闘争心は薄れていないし、スパーリングをやるうちにスイッチが入るだろうと話した。


 戦う理由は「まだ探している」が、「でも試合をしてみれば何か出てくるんじゃないか。それを今回の試合に期待しています」と、その答えはリング上にあるとする卜部。

「今回は戦う理由がある。なければやらない。今回も試合次第です」と言うが、最後には「だからもしかしたらこれが最後になるかもしれないです。だから今回は見に来たほうがいいですよ。やるからには100%の動きをするのでぜひ会場にお越しください」と、今回が最後の試合になるかもしれないことを示唆した。

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