▼セミファイナル(第4試合) 70kg契約 3分5R
〇緑川 創(RIKIX)
判定3-0 ※49-48×2、50-47
×プライチュンポン ソーシーソムポム(タイ)
緑川は2005年デビューのベテランで、新日本キックボクシング協会でミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。K-1 MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持ち、国内ミドル級最強の一角として長く君臨している。2020年7月よりRISEに参戦し、ウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアから2度ダウンを奪い強さを見せつけるも、その後は海人、憂也に連敗。2021年2月に『NO KICK NO LIFE』で高木覚清に判定勝ちすると、6月の『RISE』で宮城寛克に判定勝ち、7月の『NO KICK NO LIFE』では憂也と引き分け、8月はモトヤスックに判定勝ち、9月の『BOM』では柿沼慶にKO勝ちと34歳にして4カ月連続試合に臨み、3勝1分の戦績を収めた。しかし、12月のRISEで新鋭のRYOTAROにまさかのダウンを奪われて判定負け。戦績は54勝(25KO)15敗8分2無効試合。
プライチュンポンは『MAX MUAYTHAI』や中国で試合をしていた重量級ムエタイ戦士で、2019年11月の『KNOCK OUT』に初来日。日本ミドル級トップクラスの元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98に勝利を収めた。その後は2019年12月の『BOM』でガオナー・PKセンチャイムエタイジムとのタイ人対決では判定負けを喫している。2021年3月にはK-1に参戦し、野杁正明と対戦するも判定負け。今回は本来のヒジ打ちありルールでの試合となる。
1R、緑川はサウスポーのプライチュンポンの右側へポジショニングしての右ロー、プライチュンポンは左ハイ、ヒジと序盤から倒す攻撃。プライチュンポンのローがローブローとなって試合は中断。再開後、緑川は右ボディから左フックを多用するがプライチュンポンのガードは固い。
2Rも右ローを蹴って左フックに繋げたい緑川だが、プライチュンポンは左ミドルとジャブで距離をとってくる。緑川はパンチの距離に持っていきたい様子もプライチュンポンはヒジを繰り出す。
3R、プライチュンポンはヒジ打ちを3度仕掛け、左ミドルを蹴る。緑川は右ストレートからの左フックをヒットさせ、右ロー、右インローを蹴る。ヒジを打ってくるプライチュンポンに右ストレート、左ボディを当てていく緑川。プライチュンポンのヒジをかわしてのパンチが目立った。
4R、緑川が右ボディからの左フック、右ストレートで攻め、プライチュンポンは左ボディストレート。プライチュンポンは左ヒジを出すが届く前に緑川のパンチをもらってしまう。緑川の右ローに後退するプライチュンポン。緑川の左右フック、右ローにプライチュンポンは表情が変わる。
5R、プライチュンポンが頭を下げたところへ飛びヒザを見舞う緑川。ロープを背負って動くプライチュンポンに緑川が攻め、プライチュンポンが組み付くという展開が続く。判定は攻めの姿勢を見せた緑川が3-0で勝利した。