シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】川上叶が奮闘・山田彪太朗を振り切る、坂本優起が在日米軍戦士とド迫力ファイト、山田虎矢太はムエタイにKO勝ち

2021/12/19 21:12

▼セミファイナル(第4試合) SB日本ヘビー級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級2位)
判定2-0 30-29×2、29-29
×ジャミオン・モス(アメリカ/小比類巻道場三沢支部)


 坂本は2009年11月にプロデビュー戦を行い敗れたものの、その後は12連勝をマーク。2013年4月には鈴木悟を破り、SB日本スーパーウェルター級王座を奪取した。2014年4月には小西拓槙、11月には内村洋次郎、2015年2月には長島☆自演乙☆雄一郎、6月にはT-98を破るなどSB中量級のエースとして大活躍したが、2015年後半からは黒星が増え、2020年12月に思い切ってヘビー級に転向。現在まで3連勝を飾っている。戦績は33勝(7KO)16敗。


 対するモスは身長189cm、体重104kgの体格を誇る在日米軍ファイター。小比類巻道場三沢支部所属の選手は宮城県で開催されている『戦場』や『A-LEAGUE』に出場して猛威を振るっている。フィジカルが強いのは間違いないだろう。


 1R、サウスポーのモスは左ストレートを放つとそのまま突進。左右フックを思い切り振り回す。坂本は右ローと右フックで応戦してしっかり当てていくが、モスの勢いは衰えず猛然とパンチを振り回してパワーで押していく。


 2R、坂本の右ボディからの右フックが決まりだし、右ローも嫌がるモスだったが、闘志は衰えず思い切りパンチを振り回す。坂本が接近してくるとヒザ蹴り。坂本はバックに回ると投げを狙おうとしたがこれは投げられず苦笑い。バテバテのモスだが、それでもパンチを繰り出す。セコンドの小比類巻貴之は思わず「ナイスファイト」と声をかける。


 3R、坂本が右ローと右ボディで一気呵成に攻め、口を大きく開けて後退するモスだが、勝負は諦めず時折思い切りパンチを振り回して坂本を脅かす。坂本はパンチと前蹴りで徹底的にボディを攻め、右ローも蹴って追い込むが、モスは体勢を崩しながらもパンチを打ち返して粘るガッツを見せる。


 最後は両者ともかなり疲れが見えたが、判定2-0で坂本が勝利。敗れたモスも最後まで諦めないガッツを見せ拍手が送られた。

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