5度の防衛に成功している“絶対女王”ジンナン(左)に挑戦が決定した三浦 (C) ONE Championship
ONE Championshipの2022年の第一四半期の大会日程が決定した。1月14日を皮切りに、1月28日、2月11日、2月25日、3月11日、3月26日の日程で開催される。その第一弾となる1月14日(金)『ONE: HEAVY HITTERS』シンガポール・インドアスタジアム大会の一部対戦カードが発表された。
メインイベントのONE女子ストロー級世界タイトルマッチで、王者ション・ジンナン(中国)に同級4位・三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)が挑戦することが決まった。
三浦は中学入学後から柔道を始め、高校時代に埼玉県大会で優勝したほか、数々の大会で優勝を収めた。22歳でMMAに転向し、2014年5月プロデビュー。DEEP JEWELS、PANCRASEを経て2019年2月からONEに参戦し、3連勝も2020年2月にストロー級(※56.7kg)で対戦したティファニー・テオ戦で初黒星。2021年5月に58.3kg契約でハイアニ・バストスに1R2分58秒、キーロックで勝利して再起を飾った。
王者ジンナンは2018年1月にティファニー・テオとの王座決定戦でTKO勝ちして初代ONE女子ストロー級世界王座に就くと、ラウラ・バリン、サマラ・サントス、アンジェラ・リーに勝利し、2019年10月には1階級下のONE世界女子アトム級王座戦でアンジェラと再戦。5R リアネイキドチョークで敗れている。2020年10月にテオとの再戦を判定勝ちで4度目の防衛、2021年9月には柔術世界王者ミッシェル・ニコリニを判定で破り5度目の防衛に成功しているストロー級の“絶対女王”だ。強いハートで組んできたニコリニの寝技をことごとく凌いだジンナン相手に、三浦は得意の首投げから袈裟固め&腕がらみ「あやかロック」を極めることが出来るか。
三浦はタイトルマッチ決定に「今回、1月14日にタイトルマッチが決まりました。タイトルマッチが決まった時、“遂に来た”という気持ちでした。チャンピオンのジンナンは何度も防衛をしていて皆さんご存知の通りとても強い選手ですが、TRIBEの仲間と共にたくさん練習をしたりアドバイスをもらったりしてきました。前の試合後からずっとジンナン選手と戦う準備をしてきました。この試合ではねちっこく勝ちに拘り、やることをやりたいと思います」と、研究を重ねて勝ちに徹すると意気込む。
そして「いつも応援してくださっている皆さんへ。2022年一発目からしっかり盛り上げていきたいと思います。日本の“ゾンビ”は強いんだということを皆さんにお見せしたいと思うので、応援宜しくお願いします!」とファンへメッセージを送っている。なお、同大会はONE Super App、ABEMA格闘チャンネルにて生配信予定。