キックボクシング
レポート

【RISE】直樹がKO勝ちで締めくくる、秀樹がKO勝ちで白鳥大珠に宣戦布告「逃げるな」、RYOTAROが緑川創に大番狂わせの勝利、erikaがAKARIを延長戦で振り切る

2021/12/12 20:12

▼第2試合 -57.5kg契約 3分3R
〇浅井春香(Kick Box/J-GIRLSフェザー級王者、NJKFミネルヴァ スーパーバンタム級王者)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
×村上悠佳(TEAM TEPPEN)


 村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティン、MAYAに4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。今年4月には『HEAT』に初参戦し、鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われる熱戦を展開し、判定2-1で勝利を収めている。10月にはシュートボクシングの愛知県大会にも出場、神谷優良に判定勝ちした。戦績は7勝(1KO)2敗。


 浅井は2020年2月、空手こまちにカウンターを決めてダウンを奪いJ-GIRLS王者になると、韓国と中国で連敗を喫したが同年8月のJ-NETWORKでISKA四冠王エルナ・オブ・スウェーデンに判定勝ち。11月には☆SAHO☆に敗れたが、2020年1月に鈴木万李弥に判定勝ち、9月のRISEに初参戦すると村上悠佳に判定勝ち、2021年1月にはライカに判定勝ちと連勝。5月にはプロ無敗だったKAEDEを破り、ミネルヴァ王座も獲得した。戦績は13勝(1KO)9敗2分。


 当初、両者は9月の『RISE GIRLS POWER.5』で再戦が決まっていたが、浅井が欠場。村上はKINGレイナとのエキシビションマッチを行った。今回が仕切り直しの再戦となる。


 1R、パンチで距離を詰める浅井は連打をまとめ、村上が蹴ってくると蹴り足をキャッチして右ストレートを叩き込む。浅井の右ストレートが派手な音を発して決まり、場内はとよめく。距離を詰められる村上はヒザで応戦もこのラウンドを失った。


 2Rになると村上は浅井のプレッシャーに下がらず、右ローを蹴って左ハイ、右のサイドキックも顔面に命中させる。ジャブとサイドキックでけん制し、浅井が入ってくると右ストレートで迎え撃つ。今度は村上の右ストレートがクリーンヒットし、さらに右を連発。浅井も打ち返したところでラウンド終了。


 勝負の3R、浅井は精度の高い右ストレートを当てに来るが、村上は下がらずに右を打ち返す。村上も右を当て返し、右フックも交互に両者被弾。鼻血を出しても前へ出る村上だが浅井の右をもらう。村上はテンカオ、右ストレートで反撃したが、またしても浅井の右ストレートをもらう。


 判定は2-0で浅井の勝利。村上のリベンジはならなかった。

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