▼第4試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
〇KENTA(HAYATO GYM/同級5位)
判定3-0 ※29-28×2、30-29
×大石健作(TEAM TEPPEN)
KENTAは長身を活かした豪快な攻撃が武器で、3KOを含む6連勝と絶好調を維持していたが、5月に行われた『RISE on ABEMA』で麻原将平に延長戦の末に判定負けを喫し連勝がストップ。9月は『DEEP☆KICK』に乗り込み、DEEP☆KICK-63kg王者・山畑雄摩に判定勝ちして再起を飾った。
対する大石はモヒカンヘッドで計量時にはふんどしで現れるなど、TEAM TEPPENで異彩を放つ選手。日本拳法がベースで、プロキックボクサーの他に株トレーダーの顔も持つ28歳。3連続KO勝利で勢いに乗るも、2020年12月にNKB王者の高橋聖人に判定負けを喫し連勝がストップ。2月のRISEでDEEP☆KICK-63kg王者・山畑雄摩と引き分けている。10月大会では瑠夏を3RでKOに仕留め、戦績を4勝(4KO)4敗1分とした。
1R、サウスポーの大石は序盤から左ストレート、左ボディで勝負を懸ける。KENTAも負けじと力強い右ストレートを放ち、両者フルのパンチ、蹴り。KENTAの右ローがローブローとなって一時中断、再開後もすぐに右ローのローブローでKENTAにはイエローカードが提示される。KENTAはなおも右ローと右ミドルを蹴るが、大石の左ストレート、左ボディを次々被弾。
2R、大石が右アッパーから左ストレート。KENTAは右ミドルをヒットさせるも、右ストレートをことごとくかわされる。大石はかわしての左フック。残り数秒でようやくKENTAが右ストレートをヒットさせた。
3R、KENTAの右ミドルが連続ヒット、続く右ストレートも大石を捉える。大石も左ストレートを返すと、KENTAは“効いてないよ”と首を横に振る。どんどん前に出るKENTAが右フック、左フック、右ミドルを当て、大石はフラフラに。大石も左フックを打ち返すがKENTAは顔を横に振って“効いてない”とアピールして前へ出ての右ストレート。最後は打ち合いなるが、明らかにKENTAのパンチがダメージを与える。KENTAの激しい攻めに大歓声が沸き起こった。