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【RISE】直樹がKO勝ちで締めくくる、秀樹がKO勝ちで白鳥大珠に宣戦布告「逃げるな」、RYOTAROが緑川創に大番狂わせの勝利、erikaがAKARIを延長戦で振り切る

2021/12/12 20:12

▼第6試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
〇erika(SHINE沖縄/NJKFミネルヴァアトム級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×AKARI(TARGET/同級1位、ミニフライ級NEXT QUEENトーナメント 2021 優勝)
※本戦の判定は29-29×3。


 erikaは沖縄在住の選手で、ぱんちゃん璃奈とは練習仲間でもある。2020年8月のREBELSに参戦し、平岡琴から番狂わせの勝利をもぎ取ると10月の「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」に参戦。1回戦で寺山日葵を相手に猛攻を見せ、延長戦で敗れるも寺山を苦しめた。2021年2月にはNJKFミネルヴァ・アトム級の百花に挑戦し、判定3-0で勝利して王座に就いた。9月のNJKFではミネルヴァ・ピン級王者Ayaka(健心塾)とのミネルヴァ王者対決を行い、判定で勝利している。戦績は8勝1敗。3人の子供を持つシングルマザーであり、キャッチフレーズは“3児のヒロイン”。


 AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、その後も宮崎若菜、RANとの女子高生対決、ベテランの後藤まきに勝利して7戦全勝。3月大会の「ミニフライ級NEXT QUEENトーナメント 2021」で宮崎若菜、大倉萌を破って優勝。RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵への挑戦権を獲得し、5月の『RISEonABEMA』メインイベントで挑戦したが、判定3-0(49-48×3)で敗れた。9月にはJ-GIRLSスーパーフライ級王者YAYAウィラサクレックを2RにKOして再起を果たしている。戦績は8勝(1KO)1敗。キャッチフレーズは“美脚炸裂シンデレラ”。


 1R、サウスポーのerikaは左ローからワンツー、AKARIは右ローを蹴って前蹴り。正面に立つAKARは左ストレートを被弾するが、下がらず右ローとジャブを返す。


 2R、ワンツーを伸ばすAKARIは距離を長く取り始め、erikaのパンチに右ミドルを合わせる。さらに左ローと右インローも蹴る、前蹴りで下がらせる。erikaのワンツーをもらっても下がらないAKARIに対して、AKARIの右ストレートに下がるerika。攻撃の重さでAKARIが上回ったか。


 3R、erikaが左ストレートを叩きつける。打ちながら前へ出るerikaにAKARIは前蹴りで対抗。バッティングでAKARIがドクターチェックを受けるが再開。erikaが入って来るところへ右フックを合わせるAKARI。左ミドルを蹴るerikaにAKARIも右ミドルで対抗。erikaの左ストレートを受けた直後に放ったAKARIの右ストレートでerikaがグラついたように見え、すかさずワンツーで追撃する。ワンツーで打ち合いに行くerikaにAKARIの右ストレートがヒット、erikaはパンチの手数で対抗する。


 本戦の判定はドロー。延長戦へ突入する。erikaの左ストレート、AKARIの右ストレートが交互にヒット。ジャブを出し、右ローを蹴るAKARIは前へ出るが、erikaの連打を被弾する。疲れが見えるAKARIは右ミドル、右ローで必死の反撃。erikaはパンチのヒット数で上回る。


 判定は3-0でerikaが勝利。要所で首相撲も使い、AKARIの体力を削っていったことが延長戦で活きたか。

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