▼セミファイナル -63.3kg契約 3分3R延長1R
〇秀樹(新宿レフティージム/ライト級1位、K-1 REVOLUTION FINAL -65㎏級世界王者)
KO 2R 1分33秒 ※右バックハンドブロー
×ウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428/2017年度J-NETWORKライト級新人王)
秀樹はフィジカルの強さを活かしたパワフルな打撃でRISEライト級のトップクラスに君臨。2019年2月には白鳥大珠と第5代ライト級王座決定戦を争っている(白鳥がTKO勝ち)。また、『KNOCK OUT』のスーパーライト級トーナメントでも準優勝を果たした。2020年1月、原口健飛とRISEライト級王座決定戦を争ったが、1R2分23秒、KO負けを喫して悲願だった王座獲得ならず。2021年1月にも直樹とRISEライト級王座決定戦を争ったが判定3-0で敗れた。5月にはNJKFスーパーライト級王者・畠山隼人に判定勝ち。今回はそれ以来、7カ月ぶりの試合となる。戦績は20勝(10KO)5敗。
ヨシヤはJ-NETWORK新人王トーナメントで優勝し、2018年7月の『RIZIN』で計量前日のオファーにも関わらず海人と対戦して話題に。さらに同年の大晦日には白鳥大珠とダウンを奪い合う熱戦を見せてTKO負けした。その後、フジテレビに就職して引退かと思われたが、今回3年ぶりに復帰。自身のSNSでは「ADしながら3年ぶりの試合で世界王者と戦えるやつ他に誰がいる? みんなが絶対負けると思いながらも心のどこかで期待してるのわかってるよ。もう今から始まってるよウザ強劇場。絶対勝つからお楽しみに」と、自信満々のコメントを投稿している。
1R、サウスポーの秀樹は左ミドル、右ローで快音を響かせ、ウザ強はバックハンドブローを繰り出して何度も回転する。秀樹の圧力に下がるウザ強に秀樹は追っていくがウザ強もよく動く。
2R、飛びヒザ蹴りを放ち、ステップで動き回るウザ強。秀樹がコーナーへ追い詰めてのヒザ蹴りでウザ強が倒れ、ダウンを奪われる。立ち上がると右ストレートを繰り出すウザ強に秀樹は左ハイを空振りしてからそのまま回転してのバックハンドブロー。これが見事にヒットし、ウザ強はバッタリと倒れた。
鮮やかなKO劇で場内が拍手に包まれ、ウザ強は自力で立ち上がれないほどのダメージを負った。
秀樹はマイクを持つと「7カ月ぶりの試合でその間にたくさんの選手が活躍していて、自分もその中に入りたいと思い、ジムの少ないメンバーで工夫して練習してきました。今年1月に直樹選手に負けて、4度目のタイトルへ向けて決意を決めて挑戦しようと思っています。これで2連勝しているんですけれど先に進めず、いつになったら進めるのかなと思っています。白鳥君、逃げないで俺とやろうぜ。解説席にいるんだろ? RISEがここで決めてくれると思うので、来年は僕の年にしたいと思います」と、白鳥大珠へ宣戦布告。スクリーンに映し出された白鳥はカメラへ向かってサムズアップで応えた。