▼第7試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
×緑川 創(RIKIX/元WKBA世界スーパーウェルター王者)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
〇RYOTARO(大原道場/ACCELミドル級王者)
緑川は2005年デビューのベテランで、新日本キックボクシング協会でミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。K-1 MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持ち、国内ミドル級最強の一角として長く君臨している。昨年7月よりRISEに参戦し、ウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアから2度ダウンを奪い強さを見せつけるも、その後は海人、憂也に連敗。今年2月に『NO KICK NO LIFE』で高木覚清に判定勝ちすると、6月の『RISE』で宮城寛克に判定勝ち、7月の『NO KICK NO LIFE』では憂也と引き分け、8月はモトヤスックに判定勝ち、9月の『BOM』では柿沼慶にKO勝ちと34歳にして4カ月連続試合に臨み、3勝1分の戦績を収めた。
RYOTAROは高校まで野球一筋で来たが、甲子園出場の夢破れてキックボクシングに転向。昨年の『ホーストカップ』大阪大会にて、DEEP☆KICKトップコンテンダーの慎太郎にKO勝利、年末の『ACCEL』でもJAPAN KICK INNOVATIONランカーの高木覚清にKO勝利してACCELミドル級王者となった。3月の『ホーストカップ』京都大会では剛王をカーフキックで1RにTKOで仕留めている。8月には『ACCEL』で西田浩樹に判定勝ち。戦績は10勝(7KO)1敗。今回は国内ミドル級トップの一角である緑川超えを狙う。
1R、左右フックの強打を繰り出し、右ミドルも蹴るRYOTARO。緑川は下がらず前へ出て右フック。ジャブを顔面とボディへ打ち、右ローを蹴る。右ローを蹴られたRYOTAROはサウスポー構えになって左ローを蹴る。
2R、パワーのあるRYOTAROは緑川とフックの打ち合いでも退かない。緑川は右でボディを狙っていく。両者のフックがブロックの上に当たって大きな音が出るたびに場内はどよめく。緑川がコーナーへ詰めての連打。しかし、ロープを背負ったRYOTAROに緑川が右を放ったところへRYOTAROがカウンターの右ストレート。これでダウンを奪う。緑川はガードを固める。RYOTAROが左右フック、右ヒザ蹴りで追い込むがラウンド終了。
3R、RYOTAROが右ストレート、ヒザ蹴り、そして左フックで緑川を追い込む。緑川は左ボディと右アッパーで応戦。前に出る緑川はボディを狙っていくが、RYOTAROも左フックの強打を返す。さらにジャブ、右ストレート。緑川へまたも右のカウンター。逆転を狙って打ち合いに行った緑川だが、逆にRYOTAROの右フックをもらって腰が落ちる。