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【DEEP】RIZIN&DEEP2冠王者・牛久が王座防衛「大晦日は無いですね、僕も人間なんで」、メガトン級で水野が誠悟をTKO、小金が悠太に競り勝つ、石司が笹に一本勝ち、朝倉未来1年チャレンジ卒業組は1勝1敗

2021/12/12 17:12
skyticket Presents DEEP 105 IMPACT 2021年12月12日(日)竹芝・ニューピアホール※選手名から見所記事へリンク ▼第11試合 DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R〇牛久絢太郎(K-Clann)王者[判定4-1] ※30-27×2, 29-28×2, 28-29×神田コウヤ(パラエストラ柏)挑戦者※牛久が王座防衛  1R、ともにサウスポー構え。左を振って牛久の2度の組みは神田も崩れずブレーク、神田は左ヒザを当て、スイッチする牛久も右フック、右前蹴りを腹に突く。甲乙つけがたいラウンド。  2R、牛久は左オーバーハンドからダブルレッグ、そこにヒザを狙う神田。牛久は組んで四つに持ち込むも差させない神田は蹴り足を取っての左ストレート!  牛久の組みをスプロールで切り、離れてジャブから左ストレートと繋ぐ神田。スイッチもする牛久は右前蹴りを腹に当てる。挑戦者のラウンドか。  3R、前に出る牛久はオーバーハンド、さらに後ろ蹴りを腹にきめた牛久。ヒザ蹴り狙いの神田の左ヒザを掴んでついにテイクダウンした牛久は細かいパウンド。  クローズドガードからケージまで這う神田もバックを譲らず立ち上がると神田はヒザ。牛久は右ロー、ミドルと蹴り、互いに最後は踏み込めずゴング。王者のラウンドに。  互いに決定機は作れなかった接戦の判定は4-1(30-27×2, 29-28×2, 28-29)でテイクダウンアテンプトもあった牛久勝利に。  2度目の防衛に成功した牛久は、ケージの中で「RIZINに出るとそちらばかりが注目されますが、僕はDEEPフェザー級王者として大舞台で戦います。皆さんDEEPにもいっぱいいい選手がいます。ぜひ見に来てください。大舞台の試合ももっと楽しめると思います。そうしてもらえたら僕も嬉しいです」とマイクで語った。  試合後、牛久は終盤でヒットさせたバックキックを「セコンドの古川(誠一)会長から『いつもやってる技を出してみろ』と言われて出しました」と語り、勝負を決めたポイントを「3R目のテイクダウン」と振り返った。  また今後の目標について「この試合で想像つくと思いますけど、今はゆっくりしたいです」と話し、RIZIN大晦日大会出場については「無いですね。僕も人間なんで」と話した。佐伯繁DEEP代表は、試合後、牛久が足に怪我を負っていたことを明かしている。 [nextpage] ▼第10試合 DEEPメガトン級 5分3R〇水野竜也(フリー)[1R 1分15秒 TKO] ※左ストレート→右サッカーキック×誠悟(AACC) 1R、サウスポー構えの水野は、誠悟の前足にインとアウトで蹴って当てると、左前蹴りを腹に突く。さらに圧力をかけて狙いすました左ストレート!   崩れた誠悟に右のサッカーキックですぐに大型の和田レフェリーが間に入った。 試合後、水野は「DEEPヘビー級に転向しての目標はひとつ、メガトンのベルトです。DEEPでデカいやつが暴れまわる試合を見せるんで応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第9試合 DEEPライト級 5分3R×悠太(ALLIANCE)[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇小金 翔(フリー)  1R、左ジャブ、左右の前蹴りを上下に散らしてペースを掴みに行く小金。悠太も得意の左ジャブを突くと、小金は組むが、悠太は離れる。  2R、同じようにジャブ、左前蹴りの小金のローが金的に入り、小金に注意。再開。ジャブ・フックの左を打ち分ける悠太。小金はニータップも崩せず。四つから小外もオーバーフックの悠太が上に。パウンドを打つが小金も立つ。  3R、左ジャブを効かせた小金が前へ。左右から組みは切る悠太だが、小金の前蹴り左ジャブのダブルに圧力をかけられる。判定は2-1のスプリット判定で小金が勝利した。 [nextpage] ▼第8試合 DEEPバンタム級 5分3R〇石司晃一(フリー)[3R 1分46秒 三角絞め]×笹晋久(パラエストラ柏) 1R、左右スイッチし右前蹴りを放つ石司。詰める笹は左を効かせてフラッシュダウンを奪うと、石司のテイクダウンにもすぐに立ち、左ジャブの刺し合いでも優位に。 2R、ジャブ・ローの石司に笹はセコンドの仙三の「詰めろ」の距離に前へ。石司はジャブ、そして右ボディストレート、左前蹴りを腹に集中させる。石司の手がアイポークとなり笹がインターバル。石司に警告。再開。笹もスイッチし、互いに左フックがヒット。 3R、ジャブ・ロー、右の前蹴りで距離を掴んだ石司は、笹の左ローに右ストレート! 効かされた笹が後退。シングルレッグに入るが、切る石司がバックに。正対する笹に、石司は下から右手を後方に押し込み、三角絞めを極めた。 [nextpage] ▼第7試合 DEEPフェザー級 5分3R 〇関 鉄矢(SONIC SQUAD)[1R 2分50秒 腕ひしぎ三角固め]×山本歩夢(パラエストラ柏) 1Rからパワフルに払い腰、ボディロックテイクダウンと畳みかける山本は亀の関を腹固めに極めるが前転して抜けた関。  力を使ったか、ペースが落ちたところで山本のシングルレッグを切った関は下から長い足で三角絞めへ。そのまま腕を伸ばしてヒジを極めた。 試合後、関は「山本選手力強くてびっくりしましたけど、大晦日決まっている井上直樹選手の追い込みも手伝わなくてはいけないので、大晦日枠空いていたらお願いします」とRIZIN再出場をアピールした。 [nextpage] ▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R〇CORO(K-Clann)[2R 1分42秒 腕十字]×RYUKI(フリー) 1R、サウスポー構えのRYUKIにCOROはオーソドックス構えから右を突いてボディロックに小外がりをわせてテイクダウン!  金網使い立つRYUKIを再びテイクダウンし、パスガードしマウント。上から二重がらみに足をからめコントロールする。 2R、ヒザ着きのダブルレッグに入るCOROを剥がして上になるRYUKIだが、下になりながら腕を掴んでいるCOROは腰を切り腕十字へ。RYUKIを仰向けにさせて極めた。 [nextpage] ▼第5試合 DEEPメガトン級 5分2R〇酒井リョウ(レンジャージム)[1R 3分22秒 TKO] ※右ストレート→右ヒザ×KENNY中村(MAXI GYM) 1R、左右のローを前足に当てて組み立てる酒井。左ミドルもヒット。カウンターの右を狙う中村だが、酒井の右を浴びて金網まで後退。ラッシュに頭が下がったところに右ヒザを受けダウン。 試合後、酒井は「20周年おめでとうございます。中村選手、2連敗して辞めるなんて言わず練習しましょう」とマイク、ジムの会長とともに歓喜した。 [nextpage] ▼第4試合 DEEPメガトン級 5分2R〇赤沢幸典(Tristar Gym)[判定3-0] ※20-18×2, 20-17×大成(フリー)  1R、詰めて豪快にボディロックテイクダウンは赤沢。ハーフから削ると、金網で立つ大成をボディロックで後方に反り投げ。片足を越え、抑え込み。背中を着かされる大成。  2R、サウスポー構えから左ミドル、ローは大成。右を合わせに行く赤沢はその蹴り足を掴んでテイクダウン! ハーフから抑え込んで細かく削る。ブレーク。  すぐにダブルレッグからリフトしてテイクダウンは赤沢。ハーフからパスを狙う。またも膠着しハーフながらブレーク。最後に赤沢が左ジャブを突いてゴング。判定は3-0で赤沢が勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 DEEPフライ級 5分2R〇本田良介(CAVE)[2R 3分27秒 TKO] ※左ヒザ×駒杵嵩大(FightBase都立大) 1R、蹴り足取りシングルレッグでテイクダウンの本田、立つ駒杵は首投げ払い腰テイクダウンし、両足で挟みアメリカーナで絞る。  2R、左ミドルを掴まれディープハーフの本田、立ち上がるがボディロックテイクダウンの駒杵、セコンドの佐藤将光の指示通り手首をコントロール。  しかしブリッジから背中見せて立ち上がる本田。左手は使えないか。前足にシングルレッグに入った駒杵にカウンターの左ヒザ! 駒杵はもんどりうってダウン。すぐにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第2試合 DEEP 58kg以下 5分2R〇ヒロヤ(トライフォース赤坂)[判定3-0] ※19-19×3マスト判定ヒロヤ×日比野"エビ中"純也(ISHITSUNA MMA)  1R、左ミドルから入るヒロヤ。ジャブ、右ローを当てる日比野。左ジャブでダウンを奪うと立ち上がるヒロヤをコントロール、再びダブルレッグを決める。  2R、前手のフック、左ボディ、左ヒザを当てるヒロヤ。日比野の組みを切り、引き込ませると、上からパウンド。  かつぎパスするヒロヤに背中見せて立ち上がる日比野。ヒロヤの打撃にガードを自ら取ることが多くなる日比野はボディ効かされたか。  判定は3-0(19-19マスト判定ヒロヤ×3)でヒロヤが勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 DEEP フェザー級 5分2R×西谷大成(トライフォース赤坂)[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト鬼山〇鬼山班猫(KRAZYBEE)
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