キックボクシング
レポート

【BOUT】嶋田将典の強打爆発59秒で安斎宙をマットに沈める、ぱんちゃん璃奈と大倉萌がガチエキシビション、野呂裕貴が一夜限りの復活でKO勝ち

2021/11/30 18:11



▼エキシビションマッチ 2分1R
―ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/KNOCK OUT‐BLACK女子アトム級チャンピオン)
勝敗なし
―大倉萌(大道塾吉祥寺支部/RISE QUEENミニフライ級2位※帯広出身)



 セミファイナルでは、ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)と大倉萌(大道塾吉祥寺支部)によるスーパーエキシビションマッチが組まれた。本来ならばぱんちゃんは1年前の『BOUT 41』に参戦し、STRUGGLEの鈴木秀明会長とエキシビジョンマッチなどを披露する予定だった。しかしながらケガによって泣く泣く出場をキャンセル。そこで今回仕切り直しのエキシビションマッチが組まれた。

 対戦相手はBOUTでプロデビュー。その後ベースとなる大道塾での活動を続けながらRISEに参戦する北海道帯広市出身の大倉萌に。東京ではホームとするリングが異なるだけに、現時点で本戦では実現不可能な組み合わせだ。


 もっとも最近はエキシといっても那須川天心vsフロイド・メイウェザーを見るまでもなく模範試合の範疇を超え、限りなくリアルファイトに近い攻防を繰り広げるケースも多い。ぱんちゃんvs大倉は、まさにそうだった。レガースをつけての一戦だったが、それ以外は限りなく本戦に近いスタイルに。しかも当初は2分1Rの予定だったが、お互いの「せっかくやるなら、ちゃんとやりたい」と意見が合致したため、急遽2R制に変更された。当日会場に詰めかけた北海道の格闘技ファンにとってはうれしいボーナストラックだ。

 リーチを活かしたぱんちゃんの力強く鋭いワンツー、相手の攻撃をカットしてから放つ大倉の絶妙な右カウンター。テクニカルな攻防が続く中、試合時間はあっという間に過ぎていった。このふたりの本戦が実現する日はやってくれるのか。

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