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【PFL】無敗のケイラ・ハリソンが腕十字で2連覇&100万ドル獲得! レイ・クーパー3世が逆転TKO勝利でUFC&Bellatorに王座統一戦をアピール! 五輪2連覇&女子ボクシング8冠シールズはMMA2戦目で初黒星、元RIZINのカッペローザが王者に

2021/10/28 11:10

▼女子ライト級 5分3R
○アビゲイル・モンテス(メキシコ)154.4lb/70.03kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×クラレッサ・シールズ(米国)155.8lb/70.66kg

 米国史上初のボクシング五輪2連覇金メダリストで、プロボクシングではスーパーウェルター級、ミドル級、スーパーミドル級の世界三階級制覇を達成、ミドル級およびスーパーウェルター級の2階級では世界4団体統一(WBA、WBC、IBF、WBO)も達成したクラレッサ・マリア・シールズ(米国)が登場。MMAで2勝を挙げているアビゲイル・モンテス(メキシコ)と対戦した。

 地球上で最高の女子ボクサーの一人であるシールズは、6月のMMAデビュー戦で、元Bellatorファイターのブリトニー・エルキンに逆転のTKO勝ち。4カ月後の今大会では、2012年のアマチュアボクシングでの戦い以来、9年ぶりに敗北。プロボクシングで11戦無敗の王者は、プロ初の黒星を喫した。

 1R、ともにオーソドックス構え。詰めるシールズにモンテスは前足にローキックを細かく突く。そこに左右の連打から左で差して金網に押し込んだシールズ。しかし、右で差し返したモンテスが体を入れ替える。

 金網を背にするシールズ。モンテスの頭を押し下げようとするが、モンテスはダブルレッグへ。ここを差し上げ凌いだシールズだが、押し込まれたまま。ゴング間際にモンテスは離れ左右を振る。

 2R、先に圧力をかけるシールズ。モンテスの右ローをかわしてワンツーで前に出るが、モンテスは左で差してハイクロッチに組み左足をリフトしようとする。さらに右脇を潜り、足をかけてバックテイク狙いも、すぐに正対すると、左から右、さらに右を伸ばすが遠い。右フックが大振りになったところに、モンテスはカウンターのダブルレッグテイクダウン!

 ガードの中に入れるシールズは背中を着けるが、金網際で上体を立てようとする。その足を引き出され再び背中を着けるシールズだが。すぐに金網まで這い立ち上がるがゴング。

 3R、左右で詰めてついに右を当てたシールズ! クリンチから右で差して投げようとするモンテスに左で小手に巻いて凌ぐと、モンテスも金網まで押し込み崩す。そこで右手を着いてすぐに立ち上がったシールズは左で差して押し返し、スタンドに! 右の強打で前に出るが、ここも右を強振したところにモンテスはダブルレッグテイクダウン! マット中央で背中を着いたシールズはハーフガードに。

 モンテスのパウンドを避けるシールズだが、左肩でアゴを押すモンテスが背中を着かせ、ついにマウントへ! 残り15秒をパウンドのラッシュでゴングを聞いた。

 判定はなぜか2-1(29-28×2, 28-29)のスプリットに割れ、モンテスが勝利。五輪2連覇&女子ボクシング8冠のシールズはMMA2戦目で初黒星。次戦は12月にバーミンガムでボクシングで世界戦を戦うことが決まっているが、その後は再びMMAのトレーニングに戻るという。

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