MMA
インタビュー

【RIZIN】阿部大治「セコンドにつく五味さんから『ミドル級くらいの力がある』と言われた」×アキラ「(かつての師匠)五味さんの前で恥ずかしい試合はできない」

2021/10/22 19:10
【RIZIN】阿部大治「セコンドにつく五味さんから『ミドル級くらいの力がある』と言われた」×アキラ「(かつての師匠)五味さんの前で恥ずかしい試合はできない」

(C)RIZIN FF

 2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』の第7試合のライト級(71kg)5分3Rで対戦する阿部大治(HMC)とアキラ(武蔵村山さいとうクリニック)が22日、リモート共同インタビューに出席した。

 柔道をバックボーンとする阿部は、現・DEEPウェルター級暫定王者で第11代 PANCRASEウェルター級王者。キックでも初代J-NETWORKライトヘビー級王者の肩書を持つ。

 2017年9月、UFC初出場でイム・ヒョンギュに判定勝利。その後、2つの判定負けでリリース。ONE Championshipに参戦しここでも2連敗で、日本マットで復活を目指した。

 2020年8月のDEEPで、元・修斗環太平洋王者の佐藤洋一郎との激闘を制し、11月には元DEEPウェルター級王者の悠太を1R TKO。2021年2月にはDEEPウェルター級暫定王者決定戦でレッツ豪太にドクターストップによる1RTKO勝ちを収め、暫定王座を獲得。その試合後のマイクでライト級転向を宣言していた。

 対するアキラは、ライト級からフェザー級に落とし王者ISAOには判定負けしたものの、2020年10月の前戦では、フェザー級7位の田村一聖(KRAZY BEE)に2R カウンターの左ストレートでKO勝ち。ライト級に戻した2021年5月には、第12代世界ライト級王者の松本光史を3R KOに降している。

 五味隆典の一番弟子として、久我山ラスカルジムで総合格闘技を始めたアキラだが、今回、その五味が最近、東林間ラスカルジムで練習をしている阿部のセコンドにつくという。

 かつての師匠をコーナーの対角で迎えるアキラのセコンドには、CAVEの石渡伸太郎がつくことが決まっている。

「アキラ選手の対策もやってきた。昔より進化してくると思っているので何パターンかやってきた」という阿部に、アキラは「五味さんの前で恥ずかしい試合はできないので、阿部選手といい試合をしっかりやろうと気合が入ります」と、師匠に成長した姿を見せたいとした。

 最後に「全員、失神させる」と決まり文句で締めたアキラ。ともに初陣となる今大会で、得意の打撃を武器にインパクトを残し、混沌とするライト級戦線に割って入るのは、阿部かアキラか。

阿部「失神KO? したことがないので分からないけど、(アキラの)スピードが遅いので当たらない」

──試合を2日後に控えた心境を教えてください。

「めちゃくちゃ楽しみです。日曜日が待ち遠しいんで、早く相手のことぶっ倒したいです」

──ウェルター級からライト級に落として、コンディションや減量はいかがですか。

「順調です。減量にもプロのコーチを今回つけているので、体重調整も順調に進んでいますね」

──現在RIZINライト級王者はホベルト・サトシ・ソウザ選手です。各団体のトップも参戦するなか、割って入る自信は?

「自信、めちゃくちゃあります。そのためにも今回のアキラ選手の試合が大事です。RIZINファンに強さをしっかり見せたいと思います」

──対戦相手のアキラ選手は2連勝中です。印象は?

「めっちゃ筋肉もりもりなイメージ(笑)。でも格闘技は筋肉がデカいだけじゃなくて、スピードや戦略など色々あるのでその部分で戦いたいと思います。自分もアグレッシブな試合が売りなんで、そこは徹底して前に出る面白い試合を見せたいと思います」

──明日、計量で現在どれくらいの体重ですか?

「どれくらいに見えますか?」

──……75キロくらいでしょうか?

「デカく見えますよね。こう見えてもう72kgなんですよ。全然落ちますね。デカく見えるって、いいことですね」

──長期的に落としてきましたか。

「80kgくらいまではゆっくり落として、そこからは短期で落として。順調に落ちてやってます」

──その中で力が出せる手応えはありますか。

「そうですね。みんなが『組み力とか全然落ちてない』と言っていて、ウェルターの時と同じ力があるので、その力をライト級で出せるのは楽しみです」

──試合当日はどれくらい戻す予定ですか。

「まだそこまで考えてないですけど……とりあえず10(kg)は戻ると思います」

──五味隆典選手と練習しているようですが、今回、セコンドにつくようですね。

「五味さん、セコンドについてくれますね。3日前も一緒に練習して、組みの練習をやってみたときに、『ミドル級くらいの力がある』と言ってくれています。五味さんとの関係は、UFCのときにスパーリングを頼まれて、その時からのお付き合いです。一時期、(五味のジムに)行かない時期もあったけど、2年前くらいから、もう一回、一緒に練習させてもらいに行くようになって教わっています」

──五味選手はアキラ選手の師匠でもあります。対アキラ戦のアドバイスも?

「対策もやっていますが、昔より進化してくると思っているので、パターンを何パターンかやっていて、あとは自分の技術なり、パワーをつける練習に特化しています」

──新居すぐる選手とは同じ警備の仕事仲間でもありますね。

「はい。一緒に勝ちに行けたら嬉しいですね」

──UFCやONEを経験し、ファンに一番見せたい強みや、ファイトスタイルは?

「昔からやっていた柔道であったり、打撃が一番好きなので、相手をKOするところを一般視聴者に見せたいです」

──予想する試合展開は?

「打撃がメインになると思います。一般の人でも勝ち負けが分かりやすい試合になると思います。1R目から勝負に出たいです」

──これまでのケージからリングになることについては?

「どっちも経験しています。キックでリングも経験し、ケージも経験していて、そんなに変わらなかったのであまり気にしていないです」

──アキラ選手は「全員、失神させます」と。

「……失神KOしたことがないので分からないのですけど、パンチは一発はあると思うんですよ。でもスピードが遅いので当たらないと思います。以上です」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント