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レポート

【UFC】ムエタイ軸にマリナ・ホドリゲスが柔術女王マッケンジー・ダーンの寝技を凌いで判定勝ち、ケイプに勝利のニコラウがエリオットも降す

2021/10/10 08:10

【コ・メインイベント】

▼ウェルター級 5分3R
○ランディ・ブラウン(ジャマイカ)170.5lbs/77.34kg
[判定3-0] ※30-27×3
×ジャレッド・グッデン(米国)174lbs/78.93kg ※

※グッデンが規定体重を3ポンドオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のブラウンに報奨金の20%を支払う。

 MMA13勝4敗、UFCで7勝4敗のブラウン。バックボーンはボクシングで長いリーチを活かした戦いでオクタゴン7勝中5つのフィニッシュをマークしている。2021年4月の前戦ではアレックス・オリヴェイラのカーフキックを耐えての右ストレートでダウンを奪い、リアネイキドチョークで逆転一本勝ちをマークしている。

 グッデンはMMA18勝6敗でUFCでは1勝2敗。2020年11月にUFCデビューし、アラン・ジョーバンに判定負け。2戦目はアブバカル・ヌルマゴメドフに組み負けて判定負け。2021年8月の3戦目はUFC0勝1敗のニクラス・ストルツェに1R 68秒、右クロスを当ててKO勝ちしている。

 1R、ともにオーソドックス構え。右の高い前蹴りを顔面にヒットさせるグッデン! さらに右カーフキックと上下に散らす。詰め返すブラウンも右にかわしての右フック。しかし、グッデンの右カーフキックにバランスを崩す。

 2R、左右の圧力から詰めて右アッパーを魅せるブラウンだが、金網に詰まりながらも巧みに頭を動かして避けるグッデン。右カーフキックを突く。ブラウンは前足で関節蹴りを狙うと、右ストレートをヒット! 一瞬グッデンの動きが止まる。

 3R、右の前蹴りのグッデンに、オーソからレフトハンド、左ミドルを当てるブラウン。ここで押し返すグッデンは金網に詰めて右ボディを当てる。ジャブをダブルで突くブラウン。グッデンは粘り強く右カーフキック。しかしブラウンは詰めての跳びヒザ! さらに右スーパーマンパンチを打って前進。スイッチして右前足で高いサイドキックを放つ。右でオーバーフックして引き込みオモプラッタを狙うブラウン。それをグッデンが引き抜いてブザー。

 判定は3-0(30-27×3)でブラウンが勝利。2連勝でUFC戦績を8勝4敗とした。試合後、ブラウンは、「初めてUFCのライブを見てくれている父にメッセージを送ります。愛してるよ。彼も自分のことを誇りに思っているはずだよ。こうやってマイクを持つたびにジャマイカを盛り上げていきたい」と語った。

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