鈴木博昭がMMA衝撃KOデビュー!「戦い足りない、フェザー級の誰でもかかってこい」
▼71.0kg 5分3R
〇鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)
[1R 1分42秒 TKO] ※左ヒザ蹴り→パウンド
×奥田啓介(フリーDRAGONGATE)
“怪物くん”の異名を持つ鈴木は2008年5月にシュートボクシングでプロデビュー。2012年2月にSB日本ライト級王座を獲得し、2013年11月にはS-cup2013 65kg日本トーナメント優勝、2014年11月にはS-cup65kg世界トーナメント優勝を果たしてSBのエースとして君臨。近年はオープンフィンガーグローブでムエタイを戦うONE Championshipを主戦場としていたが、契約更新に伴い、次の舞台にMMAを選択。今後はRIZINフェザー級(66kg)で戦うという。また、ボンサイ柔術勢の打撃コーチとしても知られる。
奥田は空手、レスリングのベースを持ち、レスリングでは世界学生選手権で84kg級ベスト8の実績を残しているプロレスラー。2018年のシュートボクシングでは、元SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起と対戦し、投げなどでポテンシャルを発揮したが、最後は坂本のフロントチョークに一本負けしている。MMAは0勝2敗。2015年に山本勇気に1R TKO負け後、2016年に戸田智春にサッカーキックで反則負け。2018年の巌流島では、1回戦から決勝まで全試合をタックルによる転落3回の合わせ一本勝ちで制している。
1R、サウスポー構えからサイドステップを踏む鈴木。奥田の右ストレートはブロッキング。奥田のダブルレッグに左ハイを当てる鈴木。しかしもらいながら詰める奥田に、コーナー背に右手を差し上げる鈴木。奥田は左で差して左ヒザ。しかし鈴木は突き放す。
左ローを当て、左ハイは鈴木。右を振って詰める奥田に体を入れ替えた鈴木は、右をしっかり当てて、奥田がテイクダウン狙いで頭を下げたところに左ヒザ! ダウンした奥田にパウンド連打! レフェリーが間に入った。鈴木のセコンドのホベルト・サトシ・ソウザも歓喜。
「“怪物くん”こと鈴木博昭です。試合は作戦を考えずに仕留めることだけ考えていました。脳みそで考えて身体が勝手に動きました。正直戦い足りない! ファンの皆さんの声がRIZINに届けばいいと思います。(初MMAは?)楽しいです。私ファイターだよ。コーチだけじゃないよ。(誰と戦いたい?)むしろ誰かいますかね? 誰でもかかって来いよ!」と、フェザー級ファイターに戦線布告した。
【試合後インタビュー】
初回TKO勝ちでMMAデビューを果たした“怪物くん”鈴木博昭「どれが武器とかじゃなく“全身凶器”だと思ってやっている」