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【RIZIN】朝倉未来が萩原京平をドミネートし判定勝ち、“怪物くん”鈴木博昭がMMAデビューで奥田啓介にTKO勝ち! “足関十段”今成正和が春日井たけしの腕極める、渡部修斗が内藤頌貴に一本勝ち

2021/10/02 18:10

今成が足関節ならぬ腕関節で一本勝ち、春日井は引退を表明

▼61kg契約 5分3R
〇今成正和(今成柔術)
[1R 2分50秒 アメリカーナ]

×春日井“寒天”たけし(志村道場)

“足関十段”今成は、2000年9月のプロデビューから21年でMMA60戦38勝20敗2分けのベテラン。足関節を武器に、2005年には、ファビオ・メロ、現ATTのマイク・ブラウン、前田吉朗を破り、初代DEEPフェザー級王座に就いた。ほか元Cage Rage世界フェザー級王者、元DEEPバンタム級王者など数々のタイトルを獲得。2018年からONE Championshipにも参戦。腕十字、ヒールフックで二つの一本勝ちをマーク。2021年6月のRIZIN.29大阪大会では、バンタム級トーナメント一回戦で瀧澤謙太と対戦。得意の足関節を狙い瀧澤を追い回すもとらえきれず判定負け。8月の今成柔術主催の掌底打撃ありのグラップリング大会「IRE」で朴光哲をトーホールドに極め、再起を果たしている。


 対する春日井“寒天”は、2009年2月のプロデビューからMMA35戦26勝8敗1分け。修斗、DEEP、HEAT、VTJ、RFCと様々な大会に参戦し、2011年10月にはデビュー5戦目の元谷友貴にも腕十字で一本勝ち。2016年のHEAT 37で手塚基伸に判定勝利し、HEATバンタム級王者に。その後は階級を下げHEATフライ級王者にも輝く。2017年に強豪チョ・ナムジンにリアネイキドチョークで一本勝ち。HEATとPANCRASEを主戦場とし、清水俊一、福島秀和、赤尾セイジらに勝利している。2021年6月のRIZIN.28東京ドーム大会のトーナメント一回戦で扇久保博正と約7年ぶりに再戦。判定で敗れーナメント一回戦敗退となった。今回が再起戦となる。


 1R、先に中央を取る春日井。左右を振る春日井に、引き込む今成に、インサイドガードに入る春日井は中央に正対し、トップから鉄槌を連打する。


 下から右手で春日井の左手首を持ち、左手で首を引き寄せる今成。胸を張る春日井は今成が腰を切ると中央についていく。しかし、今成はオモプラッタからまたいできた春日井の右腕を取りスイープ。春日井の頭を押さえ、ヒザ上でのストレートアームバー狙い、続けて腕を折り曲げてアメリカーナに極めてタップを奪った。




 今成は、2019年2月にONE Championshipでヒールフックを極めて以来のMMA一本勝ちで、国内では2017年3月の大原樹里戦以来、実に約4年7カ月ぶりの勝利。リング上で「珍しくすっきり買っちゃって嬉しいです。またRIZINで会いたいです。(5年ぶりの勝利だが?)懐かしいです。RIZINで好き勝手やりたいです」とはにかみながら淡々と語った。



【試合後インタビュー】
足関十段”は“腕関十段”でもあった、今成正和「まだまだ全然いける。とりあえず65歳くらいまで」
今成正和に敗れた春日井“寒天”たけしが涙の引退宣言「ここまで来れたのは自分の中で誇りにしたい」

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