2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナにて「Yogibo presents RIZIN.30」が開催された。第7試合前に、榊原信行CEOがリングイン。10月2日「RIZIN LANDMARK」の追加カードを発表。
ドラゴンゲートのプロレスラー奥田啓介と、元シュートボクシング世界スーパーライト級王者の“怪物くん”こと鈴木博昭のMMAルール・71kg契約の試合が発表された。
ボンサイ柔術勢の打撃コーチとして知られる鈴木は、立ち技ヴァーリトゥードのシュートボクシングでは一本勝ちも記録。近年はオープンフィンガーグローブでムエタイを戦うONE Championshipを主戦場としていたが、契約更新に伴い、次の舞台にMMAを選択。今後はRIZINフェザー級(66kg)で戦うという。
奥田は空手、レスリングのベースを持ち、レスリングでは世界学生選手権で84kg級ベスト8の実績を残しているプロレスラー。2018年のシュートボクシングでは、元SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起と対戦し、投げなどでポテンシャルを発揮したが、最後は坂本のフロントチョークに一本負けしている。
MMAは0勝2敗。2015年に山本勇気に1R TKO負け後、2016年に戸田智春にサッカーキックで反則負け。2018年の巌流島では、1回戦から決勝まで全試合をタックルによる転落3回の合わせ一本勝ちで制している。
リング上で奥田は、「素晴らしいRIZINの舞台に参戦できて感謝します。(鈴木に向かい)コラ、キックボクサーか知らんけど、“怪物狩り”してやるからな、覚悟しとけ」と凄み、鈴木と額を付き合わせて挑発。
対する鈴木も、「どうも皆さんこんにちは。BELL WOOD FIGHT TEAM、ボンサイ柔術の鈴木博昭です。シュートボクシングからONE Chamopionship、この日本のリング、最高峰の舞台RIZINでMMAをやることになりました。非常に楽しみです。朝倉未来選手、井上直樹選手、藤野恵実選手がRIZINにいますが、愛知県豊橋には俺もいるぞと」と、強豪を輩出する豊橋から、自身もMMAに挑戦することを表明。
続けて、奥田に向き合い、「プロレスラーがナメたことを言ってるので、マットをなめさせてやるからよろしく」と、KO勝利を予告した。