キックボクシング
レポート

【NJKF】安本晴翔がTKO勝ちでWBCムエタイ日本王者&11連勝、健太が100戦記念を勝利で飾る

2021/09/21 21:09
【NJKF】安本晴翔がTKO勝ちでWBCムエタイ日本王者&11連勝、健太が100戦記念を勝利で飾る

TKO勝ちで11連勝をマークし、同時にWBCムエタイ日本統一フェザー級王座を獲得した安本(左) 撮影/安村発

ニュージャパンキックボクシング連盟「NJKF 2021 3rd」
2021年9月19日(日)東京・後楽園ホール

▼ダブルメインⅡ WBCムエタイ日本統一フェザー級王座決定戦 3分5R
×松本龍斗(京都野口/NJKFフェザー級王者、WBCムエタイ日本フェザー級2位)
TKO 3R 0分46秒 ※ドクターストップ
〇安本晴翔 (橋本道場/WPMF世界フェザー級級王者、KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
※安本が新王座に就く。


 松本は2019年9月にTKO勝ちでNJKF王座に就くと、2020年11月にはKO勝ちで初防衛に成功。前戦は『BOM』で川原龍弥から勝利を収めている。「もっとヒジに特化して『アイツのヒジはすごい』と言われるようになりたいですね。『ヒジだけや』と思われても、そのヒジが全部当たって全部切れるようになりたい」と、ヒジ打ちにこだわりを持つ。戦績は15勝(6KO)4敗。


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りKNOCK OUT-REDフェザー級王座を戴冠。そこからの快進撃でKNOCK OUTをホームに活躍し、今年1月に行われたKNOCK OUT年間表彰式では2020年MVPを獲得。7月大会では竹内賢一を左ハイキックでKOし、怒涛の10連勝をマークした。戦績は20勝(10KO)1敗2分。


 1R、安本が左ハイを何度も当て、松本をロープ際に詰めてはパンチ連打で襲い掛かる。パンチを被弾しながらも前に出る松本も、安本は左ハイ、組んではこかして削っていく。


 2Rも安本が右ハイ、右ロー、左ハイと多彩な蹴り技。右ローで前に出る松本に、安本はパンチもまとめていく。なかなか倒れない松本に対し、安本は苦笑い。


 3R、安本が右ローから一気に詰めてコーナーでラッシュ。松本のフックを交わして、安本が右ヒジを入れてると松本がテンプルをカット。この一撃で流血したためにドクターチェックが入る。ここで試合がストップし、安本がTKO勝ち。11連勝となった安本はWBCのベルトを腰に巻き、「これからも勝ち続けて、もっと有名になりたいです」と笑顔で語った。

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