Krush王者としての第一戦を勝利で飾った壽美、目指すはKANAが保持するK-1王座だ
2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の一夜明け会見が、21日(火)都内にて行われた。
第8試合スーパーファイトのK-1女子-53kg契約3分3R延長1Rで、櫻井梨華子(優弥道場)を判定3-0(30-28×3)で破ったKrush女子フライ級王者・壽美(NEXT LEVEL渋谷)が出席。前夜の試合を振り返った。
「久しぶりに打ち合いをした試合で、櫻井選手も気持ちが強くて気持ちのぶつかり合い、自分の中でアツい打ち合いができて楽しかったです。同時に打ち合いの技術がまだまだだなと思って。もっと強く圧倒的にボカーン! とできるようになりたいと思いました」
試合映像を見て「詰めて殴りに行った時に、自分の練習していた距離でなく気持ちが入りすぎて距離を詰めすぎていたと思って。そこを徹底して練習していこうと、これからの練習方法がぱっと浮かびました」と、すぐに課題を見つけた。
昨年11月以来のK-1の舞台は「リングチェックした時に、リングから見る世界が大きくてテンション上がりました。ここで絶対に勝ちたいと思いました」と気持ちがあがったという。
試合はやりづらそうに見えたと言われると「入ってくるタイミングとか、自分の攻撃が当たらないで空振りしたりとかやりづらかったんですが、自分がやってきたことを信じてセコンドの声が的確でどうにか勝つことができたと思います」と、実際にやりづらさがあったと答える。
今後については「試合が決まっていない時は常に毎日KANA選手のことを考えて練習しているので、怪我もないのですぐに練習します。いつでも組んでいただけたら」と、K-1 WORLD GP女子フライ級王者KANAとのタイトルマッチ(昨年11月にノンタイトル戦で勝利している)へ向けて自分を磨き続けるとする。
打ち合いだけでなく、サークリングして打ち合いに来る相手をすかすところも見せた。それは「自分は凄い好きな選手がムエタイにたくさんいるので、動画を見て今はこの選手になり切ろうって使い分けていて。今は打ち合うべきじゃないと思ったら距離をとった動きをしています。頭の中でスイッチを切り替えています」と、臨機応変に戦い方を変えていたと明かした。
中継の解説を務めた元K-1 WORLD MAXの佐藤嘉洋は、壽美のテクニックを高く評価していた。それを聞くと「ABEMAでもう一度見る前にみんなから連絡が来ていて、実際に見たら凄い褒めてくださっていてニヤニヤしてしまいました。嬉しいなって思って」と笑顔。
壽美と言えば食いしん坊キャラで「昨日はパンを6個くらい一気に食べました(笑)。小麦粉大好きなので幸せでした。食パンとかメロンパンも好きだし、マリトッツオという生クリームたっぷりのやつがあって最近それにハマって食べています」と、さらに笑顔を輝かせた。
最後には「必ずK-1のベルトを巻きます。そのために毎日頑張ります」と、改めて宣言した。