ダウンの応酬となった元・同門の林健太との試合を振り返った佐々木
2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の一夜明け会見が、21日(火)都内にて行われた。
第19試合スーパーファイトのK-1スーパー・ライト級3分3R延長1Rで、元同門の元K-1ライト級王者・林健太(FLYSKY GYM)を判定3-0(27-26、28-27、28-26)で破ったKrushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「元同門ということで健太との3分3R、横浜アリーナで戦えたのはいい経験になりましたし、今後に活かせる財産になりました」と爽やかな表情で話し始めた佐々木。
「試合が進行している中で感じたのと映像で見るのとでさほど(試合の印象は)変わりはなかったですね。ダウンを奪ったり、いつもは見えないような自分の姿が見えました。自分で凄くリラックスしてパンチを打てているなと思いました」と、新たな自分を発見できたという。
最終ラウンド最後の場面で、得意のミドルキックを封印してあえてパンチのみので打ち合ったのは「健太はボクシングが上手だったので、それをベースにしながら練習を積んできました。最後はいつもなら安全運転というか、打ち合わない場面で打ち合ったのは健太の熱に引き寄せられたからです。ここで応える、上回ってやるぞって。中途半端な気持ちになりたくないっていうのが自然と背中を押されましたね」との理由から。
「今回はいろいろなことを初めて練習してきた部分があって、それを自分の中に落とし込めた部分があったので、試合で試したいというのがありました。その中でボクシングのことに関して凄くこだわってしまったなというところですね」と、新たな引き出しを手にした感触があるようだ。
試合後、林とは「終わればノーサイド。ありがとうと、お互い称え合う感じで、またメシを喰いに行こうと。そんな話をしていましたね。お互いに良かった部分、お互いにこうだったという話をしていました」と、元の関係に戻っての感想戦をした。
今後については「ベルトを持っていようが、僕の目標は常に高みを目指すことにはなんら変わりないのでそのまま突き進むだけです」と、さらなる高みを目指したいとする。
そして「横浜アリーナの花道は感慨深いというか、気持ちよかったです。同門の健太と試合が出来たのは、自分にとってプラスになったと言ってもらえるような試合を今後展開していけるように、日々トレーニングして日々生きていくのでこれからも期待よろしくお願いします」と、今回の経験をプラスにしていきたいと語った。