元・同門対決となった林(左)vs佐々木(C)K-1
2021年9月20日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の前日計量&記者会見が、19日(土)都内にて13:00より行われた。
第19試合では、現Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、今年5月のK-1横浜武道館大会でヴィトー・トファネリから逆転KO勝利を飾った林健太(FLYSKY GYM)が対決。元・同門対決を目前に控え、佐々木は「最高の舞台、最高のリングで、健太と向かい合うのが楽しみ」と興奮を隠せない様子。そして、「いままで健太と共に過ごしてきた時間というのは、紛れもない事実。健太としか見せられないものを、見せられると思います」と、二人の関係性の深さを伺わせると同時に、観る側の期待を高めるコメントを残した。
一方の林も「大蔵くんのことが好きやとか尊敬してるとか関係なく、明日は自分を応援してくれるみんなのために全力で殴りあいましょう」と、特別な戦いに向けてアピール。さらに昨年、結果を残せなかったことを振り返り、「応援してくれる人たちをドン底に突き落としてしまった。もう打ち合いにいきます」と、真っ向勝負を仕掛けることを宣言した。
第15試合では、今回約3年8か月ぶりの復帰戦となると同時に、これがラストファイトと宣言している山内佑太郎(HALEO TOP TEAM)と、今年3月の「K’FESTA.4 Day.2」で松下大紀を下し、復活劇を見せた城戸康裕(谷山ジム)が激突。
約20年のプロ生活にピリオドを打つ山内は、「僕がやってきたキックボクシングの技、経験をぶつけて、城戸選手に受け止めてもらいたい」と最後の舞台への意気込みを見せ、さらに「おじさんもおもしろい試合ができるんだなと思ってもらいたい。40代50代、そういうかたたちのファンも増えたら」と、その胸の内を語った。
城戸も「40歳くらいの人たちに勇気を与えるような試合をしたい」と山内に呼応。そして、引退試合の相手を務めることについては、過去の対戦戦績が1勝1敗なことを踏まえ「ここで決着つくのかなって。引退するのは関係ない。僕と試合したいと言ってきてくださったんで、全力でぶつかります」と、力強く言い放った。