石井(左)がいよいよK-1デビュー、迎え撃つは愛鷹(C)K-1
2021年9月20日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』の前日計量&記者会見が、19日(土)都内にて13:00より行われた。
今大会は重量級の注目カードが並んでいる。 第20試合のヘビー級スーパーファイトでは、K-1復帰2戦目の京太郎(チーム未完)がクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)と対戦する。3月のK-1日本武道館大会、K-1復帰初戦で貫録のKO勝利を飾った京太郎。カリミアンも同大会で逆転KOでベルト奪還を果たしたばかり。まさに階級を超えた重量級の夢の対決と言える。
いつものようにド派手なスーツにハルクのマスクで登場した京太郎は、事前インタビューでの挑発について触れられると「僕はケンカも好きじゃないし、本当は闘いたくない」と京太郎節を炸裂。横浜アリーナでの試合はピーター・アーツ戦以来12年ぶりで「その時以来の100kg。自分の中では感慨深いですね。減量がどう作用するか分からないけど楽しみ」と心境を語った。
逆にカリミアンは京太郎への挑発について聞かれると「彼はリスペクトのかけらもないピエロ。だからリングで教育する」とキッパリ。この好対照な姿勢が試合でどう出るかも興味深い。
第14試合はスーパー・ヘビー級のスーパーファイト。K-1初参戦の石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)が愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦。柔道の五輪金メダリストのK-1挑戦は大きな話題を呼んでいる。
一方の愛鷹も柔道出身で、柔道時代は石井が“神”のような存在だったというが、K-1では負けるわけにはいかない。さらに連敗脱出をかけた試合でもあるが、愛鷹は「変に気負いすぎないで、K-1はこういうものだと体現したい」。またK-1ファイターらしく「石井選手にK-1を理解してもらう」と続けた。
対する石井はK-1デビュー戦を前に「緊張もするし楽しみ」と静かなコメント。横浜アリーナはコーチであるミルコ・クロコップのK-1デビュー戦と同じ場所でもあり「自分のパフォーマンスを見せて勝ちたいです」と勝利を誓った。